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harem!〜カオス煮、いっちょ上がり!〜  作者: nyao
o メイドさん+女の子とご主人様
870/1098

ど-521. そら

のんびりまったり、です。



「……」



「――ん? アル、なにしてるんだ?」



「……そら」



「? ああ、空だな。……空を見てるのか?」



「……(こくん)」



「そっか」



「……あめ」



「雨? いや、晴れてる――、いや」



「……」



「アル、もしかして視えてるのか?」



「……?」



「いや、聞くまでもないか。この晴天下で雨とか言ってるって事はやっぱり見えてるんだよな、“結界の外”の様子が」



「……?」



「まあ本人分かってないみたいだけど」



「……(こくん)」



「いや、肯定されても困るんだが」



「……?」



「いや、だから……、と言うかその不思議そうにしてる様子が可愛いからもう何でも許す!」



「……(じー)」



「ふっ、そんなに見つめて、俺の男気に惚れるなよ?」



「(こくん)」



「あれ!? 何か今、反応は約ありませんでした!?」



「……?」



「くっ、こんな時ばっかりとぼけた振りかっ、中々やるな……」



「……(こくん)」



「それはそうとっ、アル、俺も一緒に空を見ても良いか?」



「……?」



「ああ、あいつの事なら心配は要らないぞ。今、ちょっと天敵相手に手を焼いてるから。当分はこっちに構えないはずだ」



「……てんてき」



「そっ。まあ今のところあいつの唯一って言っていい程の天敵かなー。ルーロンって言う食い逃げ常習犯だ」



「……ルーロン」



「いやー、でもやっぱり世の中には誰でも一人くらい天敵って相手がいるもんだよなー。シャトゥで言えばファイとかそんな感じに」



「……?」



「いや、俺はいないぞ?」



「……(じー)」



「大丈夫だ。あいつとか、他にもスヘミアとかラライとかリッパーとかリリアンとか、その他に一見振り回されてるように見えるけど、あいつらだって俺がビシッと言ってやればちゃんと言う事を素直に聞くはずだしな。……聞くよな?」



「……(こくん)」



「だ、だよなー! 一瞬『あれ、そんな事もなかったりするかな?』とか思ったけど、違うよなー」



「……(こくん)」



「って、女の子アルの前で他の女の子の話をするのは失礼だったよな、悪かった」



「……?」



「や、アルは気にしてないみたいだけど、一応礼儀としてな。謝っとかなきゃ拙いだろ」



「……(ふるふる)」



「ま、いいや。折角こうしてアルと二人っきりでのんびり出来る時間が手に入ったんだから、思い切り楽しまなきゃ損だよなっ」



「……」



「いや待て、何をそんな遠ざかる?」



「……」



「かと言って逆に近づいてこられても、いや滅茶滅茶嬉しいのなっ!」



「……(ひしっ)」



「お? おぉ、アルがいつになく積極的に――! 遂に俺の努力が実る時が来たかっ!!」



「……」



「……んー、微妙にノってくれないとボケようがない。いや、別に何時もボケてるとかそういう事は無いんだけどな?」



「……(こくん)」



「それで、アルはどうして空なんて見てたんだ?」



「……ゆき」



「ゆき? ゆきって、あの空から降ってくる冷たくて白い雪の事、だよな?」



「……(こくん)」



「雪、みたいのか、アル?」



「……?」



「いや、そこで不思議そうにされると俺としてもどうしたら良いのか分からないんだが」



「……(こくん)」



「まあ良いや。取り敢えずアルは雪がみたいと仮定して。雪……雪、ねぇ。んー、うちには極度の寒がりがるしなぁ、ちょっと難しいか?」



「……?」



「ん? ああ、アルは知らないよな? あいつ、極度の寒がりなんだよ。何だか周りが寒いと体温が下がって身体が動かなくなる気がするって。それじゃあいつは何処の変温動物かって話だよな」



「……(こくん)」



「いや、でもアルがみたいって言うのなら、そうだな。あいつの反対も何とか押しきれるか? ……いや、押し切って見せよう、アルが折角みたいって言ってるんだしなっ」



「……」



「アルっ、今すぐってわけにはいかないけど。少しだけ待っててくれよな? そうしたら絶対に、雪を見せてやるから」



「……?」



「約束、な?」



「……」



「んっ、じゃあそう言う事で。って俺一人で決めちゃったみたいな感じもするけど、まっいいか」



「……(こくん)」



「まっ、だから今はこの空で我慢しててくれよ?」



「……(こくん)」



「ありがとな。……と、ほら、アルもこうして仰向けに寝転がった方が気持ちいいし、空だって良く見えるぞ。そんな恰好じゃ首が痛くなるしな」



「……」



「そうそう、そんな感じ。あ、太陽の方は眩しいから見ないようにしておけよ?」



「……」



「ん~、今日は天気も良い……って、まあこの結界内の事なんだけどな。ちょうどいい陽気だし、こうしてると気持ちいい、……?」



「……(すー)」



「アル? あれ、もしかして寝ちゃったり?」



「……(すぅ、すぅ)」



「……ま、いっか。どうせ俺もこうしてのんびりするつもりだったわけだし」



「……(すぅ、すぅ)」



「んー、――いい日和だ」





偶にはこんな日があっても良いさ。



-とある二人の会話-


「スィリィ、そっちに行ったよ!」

「任せなさい、アイネッ。“氷狼の牙”――アイス・ファング!」

「っ!! スィリィ、まだ――」

「しつこいっ、“沈黙なさい”――デス・エッジ」

「ッッ、……う、わぁ~、スィリィ、相変わらず容赦ないねー、その過剰殺戮オーバーキル

「魔物相手に容赦してたらこっちの命が危ないわよ。……それよりも今ので最後?」

「うん。今ので依頼は完了、討伐依頼が出てたウェアウルフも今のでお終いだと思うよ」

「そう。なら早く結果を報告して、依頼を終わらせましょう。それで次の街に行くの」

「え、スィリィ。何もそんなに急がなくても……ああ、でも例の“あのヒト”、この街にもいなかったもんね。スィリィとしては当然、早く次に行きたいかー」

「い・い・か・らっ、早く行くわよっ、アイネ!!」

「はーい。あ、でもアレフにもちゃんと知らせないと。今確か別の依頼を遣ってるはず……」

「なに、その愚図。置いていきましょう」

「スィリィ~?」

「……分かってるわよ、ちょっとした冗談よ、冗談。ならそっちに合流して、さっさと依頼を済ませて、次の街に向かいましょ」

「はーい。……それにしても、スィリィも健気なんだか、それとも執念深いと言うべきか、」

「――アイネ、何してるの? 早く行くわよ」

「はーい、ちょと待ってよ、スィリィー」



スィリィ&アイネさんの会話~。二人は親友?




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