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harem!〜カオス煮、いっちょ上がり!〜  作者: nyao
o メイドさんとご主人様
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ど-485. 散歩、時々トラップ

本日は散歩をすれば高確率でトラップに見舞われるでしょう(旦那様限定)



「っっ!!!!」



「だっ、旦那様!?」



「なん、これ、熱っ、ゃ寒っ!?」



「旦那様っ、今すぐお助けを、ぁぅっ」



「っっ、ぐ、う、うぅ……」



「てへっ♪ 転んでしまいましたっ」



「つかお前は俺の一大事に何遊んでんの!?」



「いえ、少々意図的に躓いただけで……それよりも旦那様、大丈夫でございますか?」



「お前は何余裕――ゃ、……ん?」



「……、旦那様?」



「っっ、そう、コレは――!」



「……ふぅ、本日もよい天気です」



「熱い! ――そして寒い!」



「旦那様の仰ること、矛盾していてよく分かりませんが……」



「この感覚は新感覚だと思う!」



「はい、旦那様の仰る通りに御座いますね」



「その『兎に角同意しておけばいいや』的な受け答えは良くないぞっ!」



「では旦那様のお望み通り本音を申し上げます。何を仰っておられるのですか、意味不明です。まあ旦那様が仰ることの四十五割は私以外では理解読解通解不能なまでに意味不明なお言葉ばかりで御座いますが」



「お前はっ、この状況を見てなんとも思わないのか!!」



「旦那様、半身が燃えております、そして半身が凍りついております。……忙しいお方ですね?」



「忙しいで済ますなよ!?」



「いえ、その割には旦那様には余裕が見受けられましたので」



「ないよ、余裕。全然ないよ!」



「そうですか? 私には全く以て余裕の余裕、燃えて、そして凍結している割にはこのように私と会話できる程度には“無傷”であると見受けますが?」



「俺、我慢できる子だから」



「子とか言わないで下さいませ。気持ち悪いです、旦那様」



「……お前も、そう言う事を本人の前で臆面もなく言うのはどうかと思う。流石の俺もかなり傷つく」



「はい。……こうして旦那様の御心に私の存在が刻まれゆくのですね。――歓喜の念を抑えません」



「いや、それは慎みとか建前とかで抑えろよ。と、言うかそれは例え刻まれたとしても明らかにマイナス方向だと思うのだが、お前はそれでいいのか」



「それは私も理解しております。普通の方であれば、確かにマイナス方向――悪い意味で覚えられてしまうでしょう」



「それだとまるで俺だと大丈夫のように聞こえるんだが?」



「そう、申し上げました」



「……普通にマイナスだからな?」



「たとえそうだとしても私には補って余りある程の――」



「何があると?」



「……」



「……で?」



「取り敢えず旦那様、未だに半身燃焼、半身凍結状態ですが、既に放置を決め込んでおられるのですか?」



「――忘れてた!?」



「……何歩譲っても忘れられるような事態ではないと、私は思うのですが」



「ほら、俺ってうっかりさんだから。あちちっ」



「素晴らしいですね、その取ってつけた熱がり方は。もう少し演技の勉強でもなさったらいかがですか? まあ無駄なのは目に見えておりますが、この大根役者」



「……もう良い」



「おや、もうよろしいので?」



「ああ。……と、言う事でさっさとこのトラップを解除しろ」



「はい、では……」



「……ん。幻にしては中々の出来だったな、今のは」



「はい。相手の心理に作用して、通常の相手ならば半焼半凍になります。久々に創ってみたので旦那様に試してみたのですが……あまり効果は見込めないようですね」



「いや、そんな危ないモノを俺で試すなよ、お前」



「旦那様ならば何の心配もいらないと、信用しておりますので」



「そんなことで信用するな」



「もしもの時はこの私も命を賭す覚悟に御座います」



「それは……安い、と言えばいいのかそれともなんツー無駄な事に命かけてるかと呆れればいいのか……」



「常日頃の旦那様の、無謀な命がけの数々に比べればそれほどのことでも御座いません」



「……かもな。いや、俺も好き好んで命かけてるわけじゃないけどっ」



「それで――如何でしたでしょうか?」



「ん、まあ……基本的に俺以外に使うの禁止な」



「はい、旦那様。仰る通りに」



「つか、トラップ発動直後は本気で死ぬかと幻視したんだが?」



「草葉の陰で見守っておりましたがあと一歩及ばず……くっ」



「お前は、本気で俺を殺しに来てるのかそれともイタズラに罠張ってるのかどっちなんだよ」



「当然、可愛い悪戯の範疇では御座いませんか、旦那様」



「いや、お前の場合、普通に悪戯の範疇は超えてるからな?」



「可愛いモノです?」



「全然、笑えるレベルじゃねえよ」



「可愛いモノです!」



「や、何でそこまでこだわってるんだ、お前」



「私はキレ可愛いです!」



「……何かそれ、危ない具合に可愛いって言うように聞こえるな?」



「私はカワ綺麗です!」



「何処の皮? ……つか、何主張してんの、お前?」



「私の罠も旦那様に楽しんでいただけたようでなによりです」



「いや、お前急に何言ってるの!? つか全然、全く、楽しんでねえよ!?」



「……さて、適度に旦那様での息抜き兼、暇も潰せましたので、私は仕事に戻るとしましょうか」



「ちょ、おま――」



「では旦那様、本日の予定では午後より調理場の再々々々々々々々々々々……修理兼補強で御座いますので、私は先に行き待っております。旦那様も、無事昼食を取られた後にお越しくださいますよう、お願い致します」



「……、……はぁぁぁ、最後の最後で、また気の重くなる事を。てかファイの奴、もう調理場の補強、普通に超一流の剣士か魔法使いでも傷一つつけられない程に物理魔法防御、相当固くなってるはずなんだけどなぁ。何であれで壊す? つか壊せるんだ??? あいつの事は未だにホント、良く分からねえよ」



……ふぅ、遅れた。

何と言うか、最近ちょいトラップ、ではなくスランプ? まあどうでもいいや、と言う感じで日々は淡々と続く。

メイドさんと旦那様の日常も、(虎視)耽々と続く?



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