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harem!〜カオス煮、いっちょ上がり!〜  作者: nyao
o メイドさんとご主人様
749/1098

ど-448. 改造計画☆

☆、を付けると何となく可愛くなった……気がする。



「引き続き旦那様改造講座を開こうと思います」



「待て」



「はい。如何致しましたか、旦那様?」



「改造講座って何の事だ?」



「それは当然旦那様を私の思う様に改ぞ、調きょ、……強要させる事で御座います」



「言いなおしてる意味が分からねえよ!?」



「では旦那様、肉体改造、精神改造、性癖改造、新たな覚醒め……どれからになさいますか?」



「……最後の新たな覚醒めって、ナニ?」



「まさか旦那様がそれを最初に選ばれるとは思いもよりませんでした」



「いや、選んだわけでは……」



「ですが流石は旦那様です。一番勇気がいる選択肢を、迷わず一番最初にお選びになるとは、」



「い、いや。だからな?」



「憐れ過ぎて涙も出ません」



「憐れなのかよ!?」



「旦那様、新たな道を開眼されるのはお辛いとは思いますが、この私も全力をもって旦那様を支援補助したいと思います。どうか、そのお心折れぬ様……」



「そもそもテメェは俺に何させるつもりですかっ!?」



「そうですね。取り敢えずは発情しきったモン――」



「却下」



「……まだ言いきっておりませんが」



「発情~のくだりだけでそれ以上聞く必要もないだろうが」



「左様でございますか。伊達に危機察知能力だけは黒い侵略者並みに高いと言う訳ではありませんね」



「俺は学ぶ男だからな。と言うか、黒い侵略者って何?」



「露光りする昆虫っぽい、かさかさ動いて時々空を飛ぶアレの事です」



「ああ……アレ」



「はい」



「……と言うか、別に危機察知能力が高いとか言う訳でもないと思うけど。アレ」



「つまり旦那様の危機察知能力はその程度であると申し上げたつもりですが伝わりませんでしたか?」



「ああ、成程」



「はい、今度は正しくご理解いただけたようで、このように理解力に乏しい旦那様を持つと私も苦労します」



「んで――と言うか当然のことだが、お前発案俺改造計画とか、そんなのは端から全部却下だから」



「……そう、ですか」



「ああ」



「旦那様……そう仰るのでしたら、もう少し早く仰って下さればよろしかった……」



「え、なに、それどういう意味!?」



「……ほろり」



「いやそんな今にも泣き出しそうな演技とかはどうでもいいからっ、それよりもさっきの言葉の意味をプリーズ!!」



「一応旦那様の肉体改造の方はここ数年着々と進んでいると自負しております」



「何その驚愕事実ー!?」



「更に精神改造に至っては洗脳と無意識下拷問と睡眠学習を併用しておりますが、残念ながらこちらには進展が御座いません」



「更に!? と言うかお前は俺の気付かないところで俺に何してやがりますか!?」



「昔の偉い方はこう仰ったそうです。曰く――騙される方が悪い、と」



「いやそれ確実に騙すほうが悪いからな!?」



「私もそう思います」



「なら言うなよ、初めからっ!?」



「まあ無意識下拷問の件に関しては流石に冗談ですが――」



「あ、やっぱりそうなのね……――いや、マテ」



「旦那様のツッコミに関しては中々どうして、鍛える事が出来たと自負しております」



「んな事自負するな!? ……と言うか気になったんだが、冗談だとか言って否定するのは無意識下拷問だけ?」



「はい。他の件に関しては紛う事なき真実ですので、否定すべき事が御座いません」



「……ちなみに聞いておくが肉体改造ってどんな事を?」



「はい。旦那様の食事を制限、並びに適度な運動をして頂く事により一見凡庸に見えながらも最適な身体づくりをしております」



「……食事制限っつーか、栄養云々の前にファイの料理は拷問、つか極刑だし。それに俺が思い出せる限り、“適度な”運動をした記憶は一切ないんだが?」



「そこはほら……旦那様頑張り屋さんですし?」



「それで済ますのはどうかと思う、と言うか命の危険を感じる場面で頑張り屋さんとかそういうのは関係ないだろっ!?」



「些細な事です」



「全然些細じゃねえよ!?」



「次に精神改造の件ですが――」



「そ、そう言えばまだそんな事も言ってたな、お前」



「はい。精神改造に関しては思ったよりも旦那様の精神、と言いますか煩悩が強靭で、今のところ思った通りの成果が得られていないのが現状で御座います」



「……ちなみにその思った成果とやらってのはどんな事だったりするんだ?」



「旦那様が私に絶対服従――」



「断る」



「は冗談で、と言いますか旦那様、即座に否定されるのは酷いのでは御座いませんか?」



「お前が俺にしている仕打ちの方が何倍も酷いと断言してやろう」



「全ては愛ゆえに……仕方のない事だったのです」



「愛の所為で、とか言ってお前みたいな横暴を許してたらこの世界は凄い事になってるな、きっと」



「よくある事です」



「よくないよ!?」



「……取り敢えず旦那様新生案は全て旦那様にダメ出しをされてしまったので、新しい案を考えて出直そうと思います」



「いや! ……てか、案を考えるならもっとまともな案を考えろと俺は言いたい」



「それでは面白味がないではありませんか、主に私の」



「なくて良いよ、んな事!! ……と、言うか、おふざけをぬかして精神改造で想定してた結果とやらは――」



「それは秘密、です♪」



「いやそんな言い方しても全然可愛くないからっ、つか言えよ!? お前はどんな感じの俺を想定して、一体どんな事を俺にしちゃってたわけですか!?」



「……」



「そこで目を逸らさないで!?」



「……ふふっ」



「その笑みの意味は何だー!!」



「さて。では旦那様、只今朝食をお持ちいたしますのでお待ちくださいませ」



「いや、だからちょい待――……つか、たたき起こされるなり何で俺はこんなに疲れなきゃいけないんだ? まだ朝っぱら……いや、日もまだ昇ってないから明け方か、だって言うのに。なに、この仕打ち?」


【シャトゥちゃんの冒険-without Blue Sky-】


「ルル、それは食べちゃダメなの」

きゅきゅっ♪

「遊んでも駄目なの」

きゅ~

「だから青色ゼリーの王様の残骸は早く捨てちゃって下さい。ぷにぷにして思わず私も触りたくなってきました」

きゅ!

「だ、ダメです。ダメなのです。私はそのような誘惑には決して負け……」

きゅ~

「ちょっとだけぷにぷにさせて下さいませ、ルル」

きゅ!

「む!? ルルはそのぷにぷにを独り占めする気――」

きゅっ、――

「あ」

きゅっきゅっ

「……食べちゃった、なの。ルル、大丈夫なのですか?」

きゅ~?

「……何も見なかった事にしましょう。さあルル、行くのです。そろそろ新たな新天地と信者様を増やさないと、私のうちなる私がうるさいのです。早くレムに会わせろと」

きゅー!!

「うむ! では出発なのです!!」




のんびり、まったりと言った感じで続いていく……?


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