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harem!〜カオス煮、いっちょ上がり!〜  作者: nyao
o メイドさんとご主人様
62/1098

単独街道バク宙中…何かもう、グダグダだ


正直なところ、こいつら一体何言ってるの?て感じです。

決して作者の主張とか、そんなモノじゃない。




「世界は革命を求めている!」



「旦那様は核心を恐れております」



「需要には供給を!」



「旦那様に漬ける薬は御座いません」



「…お前さ、さっきから何か俺に恨みでもあるわけ?」



「いえ、そのような事は御座いませんとも」



「ならいいけどさ」



「はい」



「と、言うわけで需要には供給を。具体的には熟女辺りを。てな事で今からお前熟女ね」



「だ・ん・な・さ・ま?」



「…うお〜、耳元で囁くな、囁くなっ」



「旦那様の御見解では私は既に熟し切っておりますかそうですか」



「だから耳元で、てか次第に声が大きくなってきてるんですが…?」



「ソレが旦那様の見解であり、御所望なされている事であると言うのであれば、致し方ありません。私としましても全力をもってそのご要望にお応えいたしましょう!」



「っっ!!」耳、耳がっ!?」



「需要には供給を、と言う事ですので、この際です。旦那様の再調教を行うとしましょうか」



「……み、耳が。くそっ、何言ってるのか、聞こえないや。何か非常に不穏当な事を言っているような気がするのだが?」



「そんな事は御座いませんとも。では早速ですがご要望の多い旦那様の第二項目としまして、先ずは優しい御方になって頂きましょう」



「え、何?何だって??」



「…と、言っては見ましたものの、旦那様では――」



「だからなんて言ってるんだよ!?耳がまだキーンってしてて聞こえないんだってば!!」



「では次の事項にまいりましょうか。第三項目といたしましては、少しばかり熱血度が足りないと……どのような意味でしょうか、これは?」



「ああ、もう聞こえねぇ。つか、俺は俺の主張を続ける事にするぞっ。熟女が駄目なら次はちびっ子だ。ちなみに先生とか魔法使いとかの前に『ちびっ子』と言っておくとあら不思議、相手の受ける印象度がアップすると言う驚きようだ」



「旦那様の仰られている事は解りかねますが、そしてこの意見は……テハー様のご意見ですか。テハー様は熱いお方がお好き、と」



「『ちびっ子先生』『ちびっ子魔法使い』ってな具合だな。『ちびっ子メイドちゃん』――どうだっ!?」



「どうだ、と言われましても返答に困りますが。……では次の項目に移りましょうか。ふむ、第四項目といたしまして、眼鏡が似合うちょっとクール?」



「『ちびっ子熟女』でも……これは何かいまいちだな。こいつの反応も悪かったし、詰めが甘かったか。ふっ、だがこの程度でネタが尽きるほど俺の灰色の脳みそは腐っちゃいないぜっ!」



「旦那様は常にフレッシュで御座いますね、と一応申しておきましょう。しかし、はて?先ほどの熱血度よりも具体的な外見的特徴が提示されてはおりますが、どういう意味なのでしょうか?…それと旦那様は気分よく語っておられるようですが、正直なところ、いったい何の話をしておられるのでしょう?後できちんと問い詰める事といたしましょう」



「次は…ちょっと強気なあの娘?でも本当は…ふ、ふふふっ」



「旦那様、不気味ですのでその笑いは控えていただきたいのですが。それとこの意見は……ハカラ様ですね。ハカラ様は常に冷静なお方に憧れている、と」



「何か、一瞬非常に嫌な眼で見られた気もしたが…まあ気のせいだろう。気にする事もないか。で、だ。普段は強気でも二人きりになるとしおらしく…このギャップがいいんだって言う奴もいるが、俺に言わせれば正直そいつらは解ってないな、ああ全然分かってない!」



「…あの旦那様がこのよう真剣になられて。私は今、甚く感激しております…仰られている意味はまったく理解できませんが。では私の方も次の項目、第五項目に移りましょうか。……ふむ、お菓子を常備して会う度にくれる?できれば甘いもの希望――」



「しおらしくなるからいいんじゃないっ、逆なんだ!!本心じゃしおらしい事考えているのに強がって見せる、その健気さがいいんじゃないかっ。もうひとつ言わせてもらえれば強気と純情、ひとつで二度美味しいと言う――ぶっ!?」



「何やら不穏当な気がいたしました」



「痛ぇな、いきなり何するんだよ!?」



「旦那様はお気になされずとも結構でございます」



「…やっぱり何言ってるのか聞こえない。ああ、くそぅめ!!」



「しかしミミルッポ様……スィーカット様はまだ良しとしましても、ライカーレ様にササラーサ様、ミーシャ様もですか。これはご要望と言うよりも…後でしかと言い聞かせておくとしましょう」



「ええい、次だ、次に行くぞ。次のお題は……元気娘、だが身体の発育はよし、だ!!」



「…第六項目、強いおか――、と、マレーヌ様のご意見は省かせてもらうといたしまして、ベビーフェイス、ちょっと腹黒、でも弄ると可愛い僕っ子。……???」



「スヘミア辺りが条件に当てはまりそうだが…あいつは駄目だ。…もう身体の発育は望めそうにないからな」



「…後でスヘミア様に旦那様が悪口を仰られていたと漏言しておくといたしましょう。それにしても、これは一体どのような意味なのでしょうか?ベビーフェイス、は…恐らく顔の造詣が幼く可愛らしいお方、という意味合いなのでしょうね」



「元気、そして無駄に揺れる乳!!だが本人は無頓着、ここに男心を擽る原点が存在するっ!!」



「旦那様がおかしいのは…いつもの事といたしまして。ちょっと腹黒、それと僕っ子?…腹黒、の意味合いはよしといたしましても、僕っ子…?これはどのような事柄を指して言っているのでしょうか?」



「…こほんっ。揺れる乳はまあいいとして、だ。ただ元気なだけじゃだめだ。そして発育がいいだけでも、だめだ。当然、馬鹿っぽくって元気、ってのも却下だな」



「僕っ子…ご自身の事を『僕』と呼ばれている方々、と言う意味でしょうか。しかし、僕っ子、そして腹黒のベビーフェイス……???益々意味が分かりかねます」



「元気で、女の子っぽくて、でも性に対して鈍感なところがあるってのがポイントなんだ。むしろそのまま純真なままで育ってくれって言う……あくまで親心とかお兄さん心的な感じだな。決して危ない人とか、手玉に取り易そうとか、異常性欲的な意味合いは含まれていない」



「旦那様が何やら非常に白々しい事を仰られている気もいたしますが。…これはハッサラカ様のご意見ですか。ハッサラカ様は年下、特に甘えてこられるようなお方がお好き、と」



「何か胡散臭げな視線を感じるのだが…よしとしよう。聞こえてなけりゃ怖くない、ってな」



「では第七項目――」



「よしっ、じゃあ次は――」



◇◇◇



「…なんだよ、あの酒。一口飲んでからの記憶がないんだが?」



「ご心配には及びません。旦那様はいつもどおり旦那様であったと、それだけの事で御座います」



「なら、いいんだけどな…?」



「しかし旦那様にあのような――いえ何でもございませんとも」



「いやちょっとまってくださいよ!?その気になる発言は一体何ですかっ!?」



「いえ、お気になされるほどの事では御座いません」



「十分に気になるってば!!俺は一体何を……、ん?これは何だ?」



「それ、――っ!!」



「っと、いきなり何するんだよ?それとその紙、いったい何だ?」



「いえ、なんでもございません」



「何だよ隠すなよ、気になるじゃないか。てか、言え」



「…旦那様がお望みと仰られるのでしたら」



「ああ、望む望む」



「これは館の方々から寄せられた旦那様に対してこのようになっていただきたい、と言うご要望の、一番強く望まれていた事柄が書かれているもので御座います」



「…いつの間にそんな危険なものを。…なんて書いてあるんだ?」



「いえ、ですが、旦那様?…お聞きになりたい、と?」



「な、なんだよ。よほどの事が書いてあるのか?」



「いえ、決してそのような事は。ですが、しかし…」



「ああ、いや待て。聞いてて次第に怖くなってきたから、やっぱりいいや」



「そうでございますか」



「応。それに多分だけど、どんな事が書かれてたって俺は結局、今の俺のままだろうからな」



「そうでございますね。ではこのように不要なものは…」



「って、燃やしちまってもいいのかよ?」



「はい、全く以て問題ございません。誰に何を望まれようと旦那様はやはり旦那様である、と。ただそれだけの事で御座いますので」



「まあ、お前がいいって言うのならそれでいいんだけどな」



「はい」









「…本当に、もう仕方ありませんね。旦那様?」



『第一■■■■■■』



「ふふっ、しかし『今のままの旦那様が一番です』ですか。全く、本当に旦那様は卑怯なお方であられますね。…ですが調子に乗られるのも、また面白くありませんので」





賛同したけりゃするがいいさっ、ああいいさっ!!


ちょっと意味もなくやさぐれてみる。



追記:前もって言っていたのに一日遅れてしまって申し訳ない。と、言う事で本編のノリとは別の流れで一つ書いてみました。

…決して「別に同じじゃん」とか、言わないでください。レムくんのはっちゃけ具合が一応無駄に上がってるのですよ?



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