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harem!〜カオス煮、いっちょ上がり!〜  作者: nyao
o メイドさんとご主人様
56/1098

ど-40. おや?


…おや?





「ふと思ったのだけどな」



「何でございましょう、旦那様」



「俺、一番初めに夢はハーレムだとか言ってたよな」



「はい、その妄言には聞き覚えがございます」



「で、だ。何故か一向にその方向に向かっていないのは俺の気のせいか?」



「気の迷いです」



「言い切りやがった。で、何が気の迷いなんだよ?」



「旦那様の存在自体」



「つまり俺はここに存在してること自体が妄執であると?」



「夢は叶わないから夢と言うのです。そして旦那様は存在自体が妄想の塊と言うのはこの世の常識です」



「いつからそんな嫌な常識になったんだよ」



「当然、旦那様が存在した瞬間からですが何か?」



「…いや、もういいけどさ」



「あと旦那様に申しておきますと、旦那様がお買いになってこられました“隷属の刻印”を刻まれた方々の人数は間違いなく増加の一途をたどっております。そして旦那様の望まれた通り、今現在におけるこの館の男女比率は10:0マイナス六となっております。つまり男の方は旦那様を除き、五名いらっしゃると言う事です」



「なーにかなっ。けど俺の事を『ご主人さまっ』って呼ぶよりもお前の事を『お姉様』って呼ぶ声の方が多くて感情が込められている気がするのだが?」



「?異な事をおっしゃいます」



「何が異なんだよ?」



「短く申しますれば――何を今更」



「をいっ」



「失礼いたしました。しかし旦那様の存在がいつ消えてなくなるとも限らぬ妄想の塊である以上、そして私がどこからどう見たところで完璧なメイドであると言う事実を以てして、この結果は自明の理、当然の事かと存じ上げます」



「…どうして他の奴らはこの性格を慕うかな」



「旦那様と私との格の差です。…ちなみに、この場合は当然、けほけほ…少々、埃ぽいですね。清掃部は何をやっているのですか。先日の当番は確か…ストファー様ですか」



「おーい、変なところで切るなー」



「旦那様、申し訳ありませんが私はこれで失礼させていただきます」



「いや、それは別にいいんだが、」



「それでは」



「や、ちょっと待――行ってしまったか。気になる所で言葉止めやがって。…………ちっ。大体、どっちの格がどうこうなんてそんな下らねぇ事を考えてるから駄目なんだよ。あいつの事だからどうせ格が近い自分の方が慕われ易いバカ考えてるんだろーな。あー、クソッタレ。それにしてもハーレム、ねぇ…?」





本日の一口メモ〜


登場人物紹介


ストファー

清掃部の女の子。まだちょっぴり未熟?



そんなことは置いておいて、


ハーレム形成……実はちゃっかり出来てたり。

矢印の進む方向に好意が向かう。


レム君(旦那様)←メイドさん←奴隷たち


ですが、何が問題なのでしょうか?


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