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harem!〜カオス煮、いっちょ上がり!〜  作者: nyao
o メイドさん vs ご主人様
513/1098

ど-327. 通り雨に降られたら

ぱらぱら、と降って消えていく。




「ん?」



「おや?」



「……雨、か?」



「その様で御座いますね、旦那様」



「まあ周りに雲もないし、にわか雨程度か」



「はい。恐らくは通り雨で――おっと」



「――」



「これは……凄い雨の量ですね」



「…………」



「……、はい、もう雨も止んだ様子。本当に通り雨程度で御座いましたね、旦那様」



「……あぁ、そうだな」



「所で旦那様?」



「……なんだよ?」



「その様な濡れたままの恰好で居られますと、お風邪を召してしまわれますよ? それとも旦那様は旦那様であるので風名は召されないと、そのような剛毅なお考えでしたか。それは大変申し訳ございませんでした」



「んなわけはない」



「そうでしたか。それにしても旦那様、通り雨とはいえ、凄い雨脚に御座いましたね?」



「お前は微塵も濡れてないけどな」



「私はたとえどのような事でも抜かりは御座いませんので。しかしながら申し訳ございません、旦那様」



「……何がだ?」



「先程はどのような事での抜かりない、とは申しあげましたが、ただいま旦那様がお考えされているような、濡れると透けてしまうメイド服を着てはおりませんので。……その様に凝視されましてもお応え出来ないのが残念でなりません」



「そんな事、考えてもねぇよ」



「なら私を熱い眼で凝視なされて、まさか今更ながらに私の美貌に見惚れてしまったなどとは、御冗談でもありませんでしょう?」



「当然だ」



「……そう、言い切られてしまうのも、また腹立たしい限りなのですが」



「知るか。そんな事より、もう一度繰り返し言うがお前は全然濡れてないよな?」



「はい。ですが旦那様はびしょぬれで御座いますね?」



「ああ」



「そのままではお風邪を召してしまわれます」



「そういう風に俺を気遣う気が少しでもあるのなら、そもそも俺が濡れないようにするって言う気遣いはなかったのか?」



「御座いませんでした。私は私の事だけで手一杯では御座いませんでしたので」



「いや、余裕があったって言うのなら尚更俺の事も守れよ」



「雨の滴る旦那様も格好宜しくていらっしゃる」



「そんな実にわざとらしい褒め方をされても全然嬉しくないぞ」



「そうですか。それよりも旦那様、一つ申し上げたい事があるのですがよろしいでしょうか?」



「なんだよ? と、言うよりもその手に持っているモノは何だ?」



「実に奇遇な事に私、このようなモノを持っているのですが。それも何と、旦那様のお身体にぴったりサイズ!」



「ああ、実に奇遇なのな。つーか、どういう理由でそんなもんを持ってるのかの方が俺は知りたいぞ」



「開くまで偶然です。他意はございません」



「そう信じたいものだな」



「それで旦那様――」



「……皆まで言うな。一応聞いておくけど、これ以外の着替えを以てたりはするか?」



「いいえ、これだけです」



「……本当に、実に奇遇だよなぁ」



「はい、実に奇遇で御座いますね?」



「…………ああ。偶然俺のサイズぴったりに作られたメイド服を、偶然激しい通り雨に降られた時に、偶然お前が持ってるなんて凄い奇遇だよなー?」



「はい、本当に、実に奇遇な事もあったもので御座いますね、旦那様?」



「だな。……それで、俺にこれをどうしろと?」



「お気に召しませんでしたか?」



「女の子が着るんなら気に召さない事もない」



「では、風邪を召してしまわれる前に着替えましょうか、旦那様。心配は要りません、着付けの仕方の分からないところも御座いましょうが私がお手伝いいたしますので」



「余計な世話だっ……ってかお前、何かいつもよりも喜々としてないかっ!?」



「……そうですか?」




何と言うか、(文章が)落ち着くのは良くない。



愚痴ノート選抜

『置いてけぼりにされた。置いてけぼりにされた。置いてけぼりにされた。

珍しい花を見つけるとわき目もふらず飛んでいくのはあのヒトの悪い癖だと思う。

幾らアルーシアの影響だからって限度があるだろうし、何より突然放って行かれると喉が詰まる、胸が痛くなる、それからムカムカしてくる。


私の事、忘れないでいてください。』


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