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harem!〜カオス煮、いっちょ上がり!〜  作者: nyao
o メイドさんとご主人様
48/1098

ど-34, 買出し


別に食料を買ってくるわけじゃない。

……え?でも食べるの?





「久しぶりに買出しに行こうと思う」



「下司ですね」



「一言目がそれか。他に何か言いようはないのか?」



「相変わらずの屑振りでございますね、旦那様。本日もその低脳に磨きが掛かっておられのようでございます」



「最近思うのだが、お前はもしかして一言口を開くたびに俺の悪口を言わないと気がすまないのか?」



「心底不可思議な事を申されますね、旦那様。悪口と言うのは相手の事を悪意を以って中傷し見下す発言を言うのであり、私の清純潔白の事実のみを淡々と語る物部とは決定的に異なっております」



「…それで悪意の一欠けらもないって言うのが俺にとっては信じられないんだけどな。……まあ、いいか。それよりさっき言ったように久しぶりに買出しに行こうと思うんで、準備の方よろしく頼む」



「さり気なく私を共犯者に仕立て上げ、なおかつ自分は悪くないんだぞと平然としたお顔で人買いをなさる旦那様は流石悪の中の悪、皆にピーの魔王と恐れられておられるだけの事はあります。ちなみに『ピー』には任意の言葉をお入れください」



「…すまん、もう一度言ってくれ」



「なんですか、もしかしてえむですか、旦那様。では遠慮なく。下司ですね」



「……いや、そこまで戻らなくてもいいから。つか、それより俺はいつから魔王になったんだと問いたい。あとピーは止めろ、ピーは」



「それこそ何を異なことをおっしゃられますか。生まれたときから疑いようのないピーの魔王であられたのではありませんか、旦那様?」



「俺は正真正銘ただの人間だ。間違っても魔王なんて物騒な代物じゃないぞ。それとピーを止めろって」



「金持ちの盆暗め、と舌打ちを行いながら言っておきましょう」



「あーうー、もういい、俺行くぞ、もう行くからな。後ちゃんと伝えたから準備しておけよ」



「何を疑う事がございましょう。過去一度たりと私が旦那様からの言いつけを破った事がございましょうか」



「…すばらしい忠誠心ですね。言いつけ守りながら実に巧妙に穴をついて地味で効く嫌がらせしてこなきゃの話だけどな」



「では旦那様、私は旦那様のお申し付けどおり準備に余念がございませんので、これにて失礼させていただきます。では、また後ほど」



「逃げたな」



「はい、逃げましょう」


本日の一口メモ〜


忘れている方もいるかもしれませんが、レムくんは定期的に奴隷たちを買いあさってきます。100%女の子ですが。他意はありません。あくま偶然の結果による必然です。


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