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harem!〜カオス煮、いっちょ上がり!〜  作者: nyao
o ご主人様の暴走
417/1098

ど-291. 鬼ごっこ


逃げて逃げて、追いかけて




「逃げるな!」



「逃げるのです!」



「だからなんで逃げる!?」



「レムが追ってくるからです!」



「なら俺が追うの止めたらこっちに来てくれるのか!!」



「嫌です!」



「なんでだよ!?」



「私はっ、追いかけっこがだんだん楽しくなってきました!」



「それは単にテンションが上がってきただけだ。勘違いするな、シャトゥ」



「私を騙そうとしてもそうはいきません、レム。……うふふ、私をつかまえてごら〜ん?」



「ああいいだろう、その挑発乗った! むしろ俺がその挑発に乗らずして誰がその挑発に乗るって言うんだっ!!」



「それでこそレムと言うものです!」



「ああっ、逃げるお嬢さんを追いかけて、背中から優しく抱き締めてあげるのはもはや男としての義務! ……――とは言ってもシャトゥは論外なわけだが、」



「二歳が悪いのですかっ!」



「悪いとは言わない。ただ足りないだけだ。圧倒的に……そう、大切な何かが、な」



「お胸ですか、やっぱりレムも下僕一号様の様にちゃんと膨らんでいるお胸が好きなのですか!」



「男としてそれは当然イエスだ、シャトゥ! 膨らんだ胸、万歳!!」



「私は立派なレディですが下僕一号様のお胸の感触は柔らかくて大好きです!」



「そうかっ、俺も大好きだ!」



「……レムに大好きと言われると照れてしまいます。てれてれ」





「ぉ、お二人と……もっ。むね……胸って、何、を……叫んで、……んですかっ!?」





「むむ? ……ぴんちです! 下僕一号様、もっと早く走らないとレムに追いつかれてしまうのです、ふぁいとです」





「む、無理……言わない、で……」





「よしっ、チャンスだ。この隙に差を縮め――」





「ぁうっ!?」





「あの母様が転びました、驚くべき快挙です! そしてチャンスです。私はこの隙にレムとの差を一気に開く!」





「シャトゥ、待ちなさ――い、って何ですかこの羽根はっ!? ああ、邪魔です。それにそもそも一体どこから……」





「シャ、シャトゥちゃ、後ろが……羽根がふわふわまふまふ埋もれてて、凄い事に!」



「下僕一号様、気にしないのが吉なのです。そしてここで差をつけて……私はレムを買ってみせる!」



「……ぇ?」



「間違えました。私はレムを飼ってみせ……いえ、これも違いました。うむ?」



「ぜー、ぜー……シャトゥ、ちゃ、……はー、はー」



「ねえ、下僕一号様、私はレムに勝ってみせる、が正解でいいの?」



「わた、ひにっ、……聞か、ヒュー、ヒュー……ぅぷっ」



「ルル、そろそろ下僕一号様の顔色が大変な事におなりなので、背中に乗せてあげてくださいませ」



『きゅぅぅ〜?』



「私ですか? 私は大丈夫です。何より、明日とは自分の力で掴み取らないと意味がないのです!」



『くぅぅ〜ん♪』



「うむ。と言う訳なので下僕一号様をお願いしますね、ルル?」



『きゅ!』



「では今のうちに距離をとるのです。そしてレムは覚えておくのです、次会ったときが私のおムネと貞操の最後の時……うむ?」






「シャトゥ、待ち――うぷっ、あぁもう、本当になんなのですかこの羽根達はっ!?」



「うーむ、俺としてはあいつを助けるべきか、それともシャトゥを追うべきか、どうするのがいいんだろうか。……まあ、取り敢えずはあいつの方を助けておくか」


猪突猛進。



旦那様の(余計な)一言


「あはは、捕まえちゃうぞ〜」


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