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harem!〜カオス煮、いっちょ上がり!〜  作者: nyao
o メイドさんとご主人様
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 ど-3. 料理は愛情

「旦那様」



「ん、何だ?」



「朝食をお持ちいたしました」



「ああ、もうそんな時間か……今日は何故か凄く腹が減ってるんだよな」



「はい、ただいま空に浮かぶ過去の星々が輝いて見える時刻ですので、本日初めての御食事となる旦那様に致しましてはさぞや空腹でいらっしゃる事でしょう」



「成る程、もう夜なのか。道理で腹が減っている訳……は?」



「愛情は料理には最高の調味料です」



「…言っている意味は分かるが行き成り何を言い出す?それとどうして今まで飯を用意しなかったんだよ?」



「ですが実は愛情は最高の調味料ではありますが最上の調味料ではございません」



「無視するなよ、おい」



「最も優れた調味料、それは飢えです。ですので今回旦那様には私が腕を掛けて運んで参りました」



「…自分で作ったんじゃないのか」



「ええ。旦那様が大量に、そして無作為に購入いたしました“隷属の刻印”を刻んだ方々の、仕事の一つとして料理部が存在しますので私がお仕事を取り上げては申し訳がないと思案致しました」



「……何か、何故か言葉に悪意を感じるのだが俺の気のせいか?」



「いいえ、確かに悪意を込めましたから旦那様が私に対して感じました感情は旦那様の脳内妄想とは違い実に正常なものです」



「それは何か、やはりお前は俺に恨みでもあるのか?」



「単なる嫉妬です。御気になさらぬ様」



「そうかぁ、嫉妬かぁ……ははっ」



「…ふふふっ」



「それじゃ、食べるか。…過程はともあれ確かに美味そうには思えるよな…」



「あ、一つ言い忘れた事がありました、旦那様」



「………何か、いやな予感がするのだが?」



「気のせいでしょう。それと今回のオチですが、旦那様が召し上がるのは確かに朝食です。では、私どもはこれから夕食をいただいて参りますので………残しては駄目ですよ?」



「は?…て、待てちょい、おま……き、聞いてねえし」



一番暑かった日の事。ちょっと心遣いが目に沁みた日の事。



次の日旦那様の顔色が結構悪かったとかもっと悪かったとか、凄く悪かったとか……まあ兎に角悪かったって事で。




本日の一口メモ〜

唐突に始まり、唐突に終わります。


『館』

レム(旦那様)たちが住んでいる場所の通称。

実はお空に浮いてる。

かるく数百人くらいの奴隷たちが住んでいる。

ちなみに男女比0:10 マイナス5・・・くらい。



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