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harem!〜カオス煮、いっちょ上がり!〜  作者: nyao
o メイドさんとご主人様
39/1098

 ど-28. 愛の日々

愛って偉大ですね?

…その形は敢えて問いませんが。




「ふぅ、酷い目にあった」



「全くです」



「お前のせいだよっ!!」



「当然です」



「威張って言うことじゃないだろ、絶対それっ!!」



「しかし旦那様、三日間飲まず食わず不眠不休の上あの最下層から自力でのご帰還とは流石で御座いますね。それでこそ私の旦那様」



「お前はその旦那様を殺す気か。大体にして旦那様ってくらいだから俺を敬う気持ちとか遠慮する気位とか他色々俺に優しい要素とかはないのかっ!?」



「ございます」



「ならもう少し――」



「と、旦那様がお答えして欲しそうでしたのでお望みどおり申し上げましたが如何でしたでしょう?」



「……くっ、はぁ、もう、いいです」



「ご褒め頂き恐悦至極にございます。そも旦那様、旦那様は私に旦那様に対する愛が足りないとそう仰られたいのでしょうか?」



「俺としては今までのお前の行動を省みてどこからその愛って言葉と満ち足りるって表現が出てくるのかが知りたいね」



「世界は愛に満ち溢れております」



「…だから?」



「そして私も愛に満ち溢れています。いえ、むしろ桶の底が抜けた状態と申しましょうか」



「つかぬ事を伺いますが、その桶って修理可能か?」



「旦那様の私に対しますご対応しだいかと、つつしみ遠慮を多分に含み申し上げる所存に御座います」



「や、ぜんぜん謹んでも遠慮してもないから。あと結局お前の底の抜けた愛の貯蔵庫とやらの修理は可能なのかどうか、そこのところ俺的にはかなり重要なんですけど?」



「無理です」



「む、無理ですか?」



「はい。大体にして修理する意味は御座いません」



「…いや、もう良いや。そもそもこの話し合い自体が無駄な気がしてきた。つか、何で俺こんなことやってるんだろ。さっさと三日ぶりの食事を取って寝るに限る。じゃあな」



「はい、旦那様。ごゆるりとお休み下さいますよう。ちなみに――」



「ああ。あと食事は軽いもので良いぞ。正直重いものだとすぐには咽を通りそうにないからな」



「はい、了承いたしました。ちなみに――」



「なるべく早くに頼むぞー」



「仰せのままに、旦那様。ちな、……行ってしまわれました。ちなみに、修理する意味がない理由なのですが旦那様に対する愛に限りはなく器という概念自体が無意味だから…なのですが、旦那様は本当にせっかち様であらせられる。それにしてもそれほどまでに私どもの想いは伝わりにくいのでしょうか。だとすれば少々悲しく思います」




本日の一口メモ〜


メイドさんの秘密七具道具(不定期掲載)

其の弐

『転移石』

どこでもワープが可能だっ。一家にこれひとつ、覗きし放題だね

…え?



『ワールドランキング上位十名ランダム発表会』(不定期掲載)

点睛の魔女スヘミア

他者を翻弄する事にたけた魔女様。別に話術とかで翻弄するわけじゃなくって、直接思考をいじくる。…何気に凶悪だなぁ。

本人は無邪気そうに見えて実は、全くの無邪気だぞ!

イノシシ娘、と言うと照れるらしい。ただしこの情報の真偽は確かではないので実際に試してみる際はご注意ください。



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