表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
harem!〜カオス煮、いっちょ上がり!〜  作者: nyao
o ご主人様の暴走
317/1098

ど-212. 三人目・ハカポゥ……あと十年


何事も知らないのは不幸か、それとも幸せか


「レムお兄ちゃん、おかえりなさい!」



「ああ、ただいま。ハカポゥちゃん、いい子にしてたかな?」



「うん! おねぃちゃんに色々と教えてもらってたの」



「そうか、色々か。……後で細事説明するように」





「心得ております、旦那様」





「ならいい、と。ハカポゥちゃんは帰る場所っていったらやっぱりお母さんのところ?」



「うん、そうだよ」



「……しくじったか。なあ、ハカポゥちゃん、モノは相談なのだが、ちょっと此処で暮らしてみないか?」



「ここで? レムお兄ちゃんと一緒に??」



「うん、そう」



「それってもしかして結婚のお願いっ!?」



「いや違うけど、」



「……そっか、違うんだぁ」



「実はハカポゥちゃんのお母さんと“話し合った”結果、ちょっとハカポゥちゃんの事を預かる事になってね」



「お母さんと?」



「そうなんだ。と、言う訳だからどうかな? それとも俺と一緒に暮らすのは嫌?」





「ちなみに私も居りますので、ハカポゥ様の身と貞操の安全は命に変えましても保証致します。何と言われようとも旦那様には指一本触れさせるつもりは御座いませんのでどうかそのおつもりで、……旦那様?」





「レムお兄ちゃん、ヘンな事しない?」



「勿論しないとも」



「ホントに?」



「ああ、本当に」



「ホントにホント?」



「ホントにホントにホントだよ」





「そのように仰られる方は尽く危険因子であると言うのは世の常では御座いますが、仮のそのように申されずとも旦那様ならば旦那様であると言う一点のみで危険因子に違いは御座いませんか」





「うん、分かったっ! それならわたし、レムお兄ちゃんのお嫁さんになるっ」





「ハカポゥ様、そのように早まった発言をなされては――」





「――ごめんよ、ハカポゥちゃん、それはちょっと無理なんだ」



「……ぇ、どうして? レムお兄ちゃん、わたしの事キライなの? レムお兄ちゃんを殺そうとしちゃったから? だからわたしの事がコワイの?」



「いや違うよ、俺がハカポゥちゃんの事を嫌うはずがないじゃないか」



「ならどうして……」



「それは当然、俺の愛は世界のお嬢さん全てに捧げるものだからだよ。そうっ、言うなれば俺は世界中全てのお嬢さんの旦那様っ! ハカポゥちゃん一人のお婿さんになるわけにはいかないんだ。……ふっ、罪な俺を許しておくれ」



「そっか、そうなんだ――……よかったぁ、私、レムお兄ちゃんのお嫁さんにならなくてもいいんだね?」







「「え?」」




眠いです。


とある姉妹のかたり合い


「私、お嫁さんになるの」


「……ついに狂ったか、愚妹?」


「……ゆ、夢くらい見たっていいじゃないですかっ、良いじゃないですかっ!!」


「夢? 妄想じゃないのか?」


「……姉様だって結婚まだの癖に。私よりも年上の癖に」


「――ぐっ!?」



「「はぁぁぁぁ」」


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ