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harem!〜カオス煮、いっちょ上がり!〜  作者: nyao
o メイドさんとご主人様
30/1098

 ど-21. 点睛の魔女、スヘミア

ロリっ子ロリっ子ロリロリ〜

さあ、皆の者、今こそ妄想と言う名のイマジネーションを働かせるのだ!




「旦那様」



「ん、何だ?」



「スヘミア様がお見えになりました」



「そうか、分かった」



「はい」



「………」



「………」



「…で、まだ何か用事か?」



「はい。ですが大事では御座いませんので、旦那様にお聞きすべきか如何を判断いたしかねておりました」



「気になるから話せ。あと睨むな。てか迷うならせめて俺の目の前以外で迷ってくれ。気になるじゃないか」



「当然です、旦那様。私は旦那様が私の事を御気に止め、旦那様自らが行動を起こしてくれるように無言の催促と言うものを致しましたから。では率直にお伺いいたしますが、スヘミア様は一体何用でこちらにいらしたのですか?それにただでさえ最近来訪者の方が多いような気がしますし、また私の勘違いでなければ最近の旦那様やその他の方々のご様子が少々おかしな様に感じられます。なにやら私を避けておられるような……何を隠しておいでで?」



「や、それは秘密……て、待て待て。俺は別に言ってもいいと思うんだけどな、この前サカラの奴にこっ酷く言い含められたんだよ、特にお前には話すなって口すっぱくさせてさ。だから悪いとは思うがせめて俺から聞き出そうとすることは止めてくれ。ただでさえお前よりあいつ等からの信用が薄いのにもっと薄くなる」



「それは…今や点睛の魔女と謳われておられるスヘミア様が尋ねていらした事も関係しているのですか?」



「ああ、と言うよりもスヘミア他、外にいて連絡がつきそうな奴等には一通り連絡したから近々来ると思うぞ」



「一応、尋ねておきましょうか旦那様。――外の方々一通り、で間違い御座いませんか?」



「……いや、正確には一人を除いて全員だ」



「そうですか。それは安心致しました。で、何故連絡をお取りになられたかと言う理由は…話していただけないのですね?」



「そうだ。他の奴等の総意みたいだからな。今回ばかりは幾らお前が頼み込もうが俺の口から聞けるとは思うなよ」



「いいえ、旦那様。一度旦那様が拒絶なさった以上私がこの件に関しまして何かを再び旦那様に尋ねるような不束な事は御座いません。……自分で調べますので」



「んな、別に危険なこと企んでるわけじゃないんだ。お前な、少しはあいつらの気持ちを考えてやったら如何だ?」



「………旦那様がそのように仰られるのでしたら。しかしそれならば一体いつまで待てば宜しいのですか?」



「ん、と。まあ後少しじゃないか?スヘミアが来たって事は他のやつらもすぐに来れるだろうし…あいつ色々と便利だからなぁ」



「そう言えば。確かに外でスヘミア様の武勇伝はよくお耳に挟みますね。東の大国をお一人で滅亡させた魔女、邪神フェイドを生み出した悪魔の女、飢餓の孤児を一介の兵士に育て国を救ったた戦女神、南の大砂漠を開拓した賢者など。最近ではなにやら某国の赤子の不治の病をお治しになられたとか…」



「らしいな。まあそれが大臣と変態王に尻撫でられたとかペットのミーちゃんが暴れて大変だったとか誰に似たのか美少年育成計画やら暑いだるい気持ち悪い等の愚痴ってた理由ってのがあいつらしいって言えばらしいよな。」



「はい、旦那様。スヘミア様は実に久しく健やかに」



「て、そう言えばスヘミアが来る時にやるいつものあれ、もう終わったのか?」



「いいえ、私はまだスヘミア様にお会いしておりませんので襲撃は未だ受けておりません。より正確に表すならばスヘミア様は後半刻ほどで此方へとご到着なされます。その際、必ず有事になりますので旦那様には事前に事をお知らせいたそうとただ今参った次第であります」



「あ、なんだ。まだ着いてなかったのか。てか、どうやって感知した、お前?」



「目と、耳でですがそれが何か?」



「何か?てな……まあいいか。どうせ言っても意味ないしな」



「それでは旦那様、そろそろ護衛部の方々にもスヘミア様のご来訪をお知らせしてまいります。護衛部の方々はお仕事の内容ゆえに特にスヘミア様と御交友がありますので」



「あー、そうだな。行って来い。あとスヘミアに会ったら直に俺のところに来るように伝えといてくれ。お前の言う事ならスヘミアの奴も聞くだろ……自分で言ってて寂しいが俺の言う事じゃ聞かなそうだしなぁ」



「はい、ご了承いたしました。しかし旦那様?」



「何だよ…てか自分で言って少し落ち込んだ」



「スヘミア様は旦那様のお言葉をちゃんとお聞きになっておられますよ。あれでも彼女は旦那様の事を尊敬していらっしゃいます……私が仕込みましたので」



「それが……一番厄介なところなんだけどな。一体どんな事吹き込んでるんだか。そう言えばこの前俺アメリアの奴に行き成り切りかかられたんですけど?で、危うく死に掛けたんですが?何ですか、あの物騒なナイフは?」



「それは残念でした。いえ、私の事はお気になさらないで下さい、旦那様。それでは、失礼させていただきます。では…」



「逃げたのか?今逃げたのか?アメリアの事に関して弁解は無しか?つーか、マジであいつ俺の事に関して他の奴等になんて吹き込んでるんだ…?」




本日の一口メモ〜


【厄災】について2

【大厄災】とは完全な漆黒の髪と瞳を有する存在の事を言う。髪がなければ毛、もしくは瞳だけでも同じであり、特にヒトであるという必要はない。

最後に【厄災】…は、次回に続く。



『点睛の魔女』

新キャラであるスヘミアさんの通り名。ちなみに世界中でも十指に入るほどの強者でもある。だが外見はロリっ子だ!

レムくんの事はレム兄様と呼んでくれるらしいぞ。愛情度は……まあ、言わぬが華か。


ちなみに通り名の中にある『点睛』は十二使徒の内の一つと同じ名でもある。

理由は……皆様の想像にお任せいたしますって事でどうか一つ。



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