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harem!〜カオス煮、いっちょ上がり!〜  作者: nyao
o メイドさん+幼女とご主人様
289/1098

ど-193. ひみつのとびら(限定)


秘密の通路とかってロマンですよね?



「お、ぴったりフィット」



「おめでとうございます、旦那様」



「ああ、ありがとな。…って、俺は一体何してるんだ」



「シャトゥより送られてきた手紙を組み上げております」



「あぁ、シャトゥがかけた魔法に何か余分な部分があるみたいだったからな。しかも毎回微妙に違うし。つー事でこうしてその余剰部分を組み上げてって見てるわけだが……お前、シャトゥに魔術刻印って教えてたのか?」



「はい、私もあまり詳しくは御座いませんし、基礎のみでは御座いますが」



「基礎のみ、ねぇ。それでこれが出来上がるわけだ」





『ぴんぽんぱーん、秘密の扉が開かれました。隠し通路発見、隠し通路発見!』


『シャトゥちゃん、何言ってるの?』


『うむ? 実は手紙に付属して隠し設定を組み込んでみました。パズルみたいに組み立てればこの映像が見られます。そして触れます!』


『…それって意味あるのかな?』


『うむ、大いにありますよ。何と言っても秘密の金銀財宝です。私も涙を惜しんで放出しているのですよ』


『…ちょっと待って、シャトゥちゃん?』


『何ですか、下僕一号様? ちなみにこの映像の後には皆が心待ちにしているお宝映像がザクザクです?』


『その、シャトゥちゃんの言ってるお宝映像って言うのはどんなものなのかなぁ?』


『うむ? それは下僕一号様は怒りそうなので言えません! 秘蔵に秘蔵を重ねた下僕一号様の『艶姿、どっきりわくわく集・総集編』だなんて絶対に言いません!』


『ふーん、そうなんだ』


『うむ? 下僕一号様が怒っています。私の勘が逃げろと囁く』


『ルル〜、ちょっとシャトゥちゃんを捕まえててねー?』


『きゅ〜?』


『る、ルル! 離して下さい、私は逃げなきゃいけないんです。何となくその場の雰囲気がそうしろと言っているのです!』


『きゅー!!』


『…うむ? そうですね。私が逃げるのならルルは捕まえておくのがその場の雰囲気というものです?』


『ねぇ、シャトゥちゃん、お願いだから私のお願い、聞いてくれるかな? 聞いてくれたらご褒美にやっと上手にできた飴を上げるから。…ちょっと色は変だけど』


『脅しには屈しない! …でも本当は屈したいです』


『ならお願いだから、その『艶――…なんとかの総集編を素直に渡してくれないかな?』


『でももう遅いのです。この映像が終わり次第、映し出されます。私にはもうどうしようもないの?』


『そんな――っ!?』


『ちなみに私は下僕一号様の創った飴は断じていりませんから。そういう意味ではご褒美なんていらないので自分の意地を通す事にします。と、言う訳でレム、お楽しみください』


『しゃ、シャトゥちゃ…』




『ぴー、上演は席に座り、静かに見て下さい。そしてお触りは厳禁じゃないですので存分に堪能下さ――






「ぁ」



「申し訳ございません、旦那様。手が滑りました」



「――ちっ、もう一度組み立てるぞ!!」



「ご健闘下さいますよう、私は此方より見守っておりましょう」



「くそっ、自分は関わりありません、みたいな顔しやがって!!」



「…さて?」







『ぴー、私の秘蔵映像を二度見ようなんて甘いのです。レム、世の中の厳しさを思い知るとよい』


と、言う訳で永遠にお蔵入りしたシャトゥの映像。シャトゥがファイにどんなことぉおさせていたのか……てか、シャトゥに邪念の類は一切ないのですけど(汗)



とあるお方のコメント×2


「…残念です」


「そうね。せっかくあの子の成長を見る事が出来るチャンスだったのに」


「違います、出来損ない。あのヒトの子の映像の事です。何故ここで異界の堕とし子の成長の話が出るのですか?」


「あ、そっちの事ね。…んー、私は別に、あの子が立派に育っててくれるのが見れるのなら…と、言うよりもファイって子の事、私知らないし」


「嘆かわしい。自らの知らぬところは関せず、ですか」


「それがヒトってものでしょ? まあ、女神様には分からないか」


「ええ、解りません。だから貴女たちはできそこないだと言うのです」


「……あの子も、それは変わらないと思うんだけどね。愛した故の盲目ってやつなのかしらね?」


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