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harem!〜カオス煮、いっちょ上がり!〜  作者: nyao
o メイドさん+幼女とご主人様
288/1098

ど-192. 朽ち果てた☆


通常、☆マークがつきます?




『朽ち果てた☆』





「この文章、どういう意味で受け取ればいいと思う?」



「シャトゥの一大事です、馳せ参じねば!!」



「待て待て待て。つか最後に“☆”マークなんて書いてるくらいだから余裕だって。ついでに言うとこんな手紙を出すくらいだから心配する事はないと思うぞ?」



「そうで御座いますね。大変遺憾ながら私もそう思います」



「そう思ってるんならパニくるなよ」



「いえ、旦那様の態度が余りにも冷淡でしたので、少々演技をしてみたくなりました」



「演技かぁ。お前の芝居を見破れないなんて、俺もまだまだだな」



「女の仕草は全て男を騙すための演技、ともいいますし。旦那様に私の演技を見破る事はそう易々とはさせませんよ?」



「…ま、良いか。こういう事は気にするだけ無駄だよな」



「はい、そうで御座いますね、旦那様」



「それはそうとして、本当にどういうつもりでコレ出してきたんだろうな。いつもみたいに魔法が仕掛けられてるってわけでもないし」



「もしやシャトゥの何らかの暗号では?」



「暗号って言われてもな。例えばこれだけの文章でどんな意味があると思う?」



「そうで御座いますね。……旦那様が一刻も早く朽ち果てるように呪いを施している、などは如何でしょうか?」



「如何も何も、んな訳あるか。だから魔法的なモノは一切かかってないんだぞ」



「では旦那様は如何様に考えておられますか?」



「そうだな、例えば俺に向けての愛のメッセージとかはどうだ」



「素敵で御座いますね、旦那様」



「……お願いだから突っ込んでくれよ。そう素直にとられると俺としては言葉の返しようがないじゃないか」



「素直に喜んでは如何で?」



「いや、どう見ても愛の告白なんかじゃないから。仮に愛の告白だったとして…余り素直に喜べないなぁ」



「では旦那様、この手紙はどのように処理しておきましょうか?」



「そうだな、迷うところだよなぁ。……う〜む?」



「…おや? またシャトゥから手紙が届いた様子ですね。二通続けてなど珍しい事もあるものです」



「そうだな。いつもなら最低でも三日くらいは開けてるのに……で、なんて書いてあったんだ?」



「少々お待ち下さいませ、旦那様」



「あぁ」





『御免なさい。下僕一号様を驚かせる手紙と間違えました』





「さて、じゃあ仕事でも始めるか」



「そうで御座いますね、旦那様?」




ほんのちょっとの勘違い。

『朽ち果てた☆』文、本来の用途が何だったのかは察してください(いや、無理でしょう)ではご想像下さい。

ちなみに愛の告白文ならシャトゥは一言『哀』とでかでかと書いた紙を送りつけます。漢字は“哀”で違いないです。



とあるお方のコメント×2


「そそっかしいわね、この女神様」


「私じゃないです。私じゃありませんから」


「都合のいい時ばかり他人のふりって、貴女どこかの政治家?」


「政治家? それは何ですか? 私は女神ですよ?」


「…えぇ、今の言葉が一番説得力がなかったわ。こうして信用って失われていくのよね、きっと」


「??? 何か、出来損ないに喧嘩を売られている気がします」


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