表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
harem!〜カオス煮、いっちょ上がり!〜  作者: nyao
o メイドさん+幼女とご主人様
280/1098

ど-186. 耳より情報


耳から入ってくる情報、ではない。


『本日はレムに耳寄りな情報を伝えたいと思い、お手紙を差し上げました。


私は今、レムールと言う北国にいます。周りは雪ばかりで何もないところですが、ただ寒くて今も凄く眠いのです。


ね、ねむ






危なかったです。下僕一号様に起こされなかったら眠っていたところでした。でも眠ることがどうしていけないのでしょうか?


レムには理由が分かりますか? 私にはちょっと難しそうなのです。


ルルはルルでずっと眠り続けていてずるいと思うのです。下僕一号様が仰られるには島民、


冬眠と言うらしいですがどういう意味ですか?


あと、上の言葉は間違いました。済みません。手紙は一度書いた文字が消せないので大変です。




話を戻しますが、レムへの耳より情報です。


先日、『ハーレム(世界統一支配者)への一歩』という本を見つけたので送りたいと思います。その著者がこのレムールにいると言う事でちょっと尋ねてみる事にしたのが今私たちがここにいる理由です。


きっとレムに良い話だと思うので心待ちにしていてください。


でもこんな真っ白な所に住んでいるなんてすごいヒトだと私は心から感心したいと思います。






「あ、レムが見える」


「シャトゥちゃん、それ幻! それ幻だからっ! ちゃんと気をしっかり持って!!」


「あ、下僕一号様? 私、今何かした気がするの」


「そう言えば…って、あれ、シャトゥちゃん、その手紙、何か光ってない?」


「…うむ? あ、録画の魔法が掛かってます」


「え、って事はこれレム様に見られてるの?」


「うむ。……ねえ下僕一号様、私眠いのです」


「シャトゥちゃん!? 寝ちゃダメ! 今眠っちゃったら駄目だからっ!!」


「…あ、ヒトが見えます。もしかしてあのヒトがプリムってヒトなの?」


「あのヒトって誰ですかシャトゥちゃん!? 誰もいませんよ!!」


「でもあの銀色の髪の綺麗なヒト――」


「シャトゥちゃん!! シャトゥちゃんしっかりっ、ちゃんと意識を持って下さいよっ〜!!」


「…うむ? “るー”って名前? …どこかで聞いた事がある気がします。ずっと昔、うん、十万年ほど前な気がする」


「それ勘違いです! 絶対勘違いですからっ!! 十万年前って言ったら……か、神代の時代?」


「それにさっきから誰かが私に囁きます。……うむ? 私がシャトゥルヌーメです。貴女じゃないですよ?」


「シャトゥちゃ……あれ? 私にも見える、ような。……銀髪の、ヒト?」


「うふふっ、面白い事を言う私ですね? だから私がシャトゥなのです。レムは渡しません!」


「ふぇ? どこかで見たことある様な…」


『きゅる〜〜!!!(うるさいの!!!)』











「そう言えば、むか〜し、プリムとか言うペンネームでモノ書いてたような気がするぞ。ついでにレムールって言えば確か竹龍の地が元々あった、原初の白龍ルーロンの遺跡もあるところじゃなかったか?」


「…旦那様、シャトゥから送られてきたこちらの本は私の方で処分しておきましょう」


「って、それまだ見てない――」


「……過去の恥文ですね、これは。もう、まさかまだ存在していたとは思いませんでした。しかも原本とは。さすがシャトゥ、と言うべきですかこれは」


ちなみにシャトゥは作者には会えませんでしたとさ。だって、レムール(氷河地帯)には誰も住んでなかったので(笑)



とあるお方のコメント×2


「私がシャトゥルヌーメです!」


「…さっきから何やってるんですか、女神様?」


「いえ、少し私と話ができそうでしたので…でも私も頑固ですね。私がシャトゥルヌーメだと言うのに!」


「私に言わせればどっちもどっちだけどね」


「何か言いました!?」


「五十歩百歩」


「…うぐっ」



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ