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harem!〜カオス煮、いっちょ上がり!〜  作者: nyao
o メイドさん+幼女とご主人様
275/1098

ど-181. とある下僕様の報告1


何となくしたためてみたくなった。


『レム様、人生とは一体何なのでしょうか?


私は最近になって常々この事を考えるようになりました。でもまだよく分かりません。


シャトゥちゃんは相変わらず元気なので心配なさらないで下さい。でも元気すぎるのがちょっと玉に瑕です。せめてルルが便乗して騒ぎ出すのは被害が大きくなるので何とかしたいのですがレム様、何か良い方法をご存知ならお教え下さい。


て、事を書いても返事なんて来るはずがないですよね、そうですよね。


それで最近の事ですが――




「うむ? 下僕一号様何をしているのです? と、言いつつ例の魔法を使ってみたり」


「シャトゥちゃん? ううん、ちょっと……て、例の魔法?」


「録画の最中です。でも下僕一号様が今背中に隠したのが手紙じゃないなら意味はない。そして私の行動に深い意味はありません?」


「そ、そうなんだ」


「それで下僕一号様? 後ろに隠したモノは何ですか、と聞いてみます。…私に内緒でレムに手紙を書こうとしてるとかは無いですよね?」


「は、はははっ、……ないですよ?」


「何かおかしいのですか?」


「いえ何も。何もおかしくないです。だから気にしないで、ね?」


「…うむ。――この裏切り者!」


「ひっ!?」


「と、何となく叫んでみました。…下僕一号様はどうしてそんなに怯えてるの?」


「…何でもない、です。うぅ、身体に悪いです」


「うむ?」


「それでシャトゥちゃん、どうかしたの?」


「うむ、そうでした。下僕一号様、あっちの方から私の助けを求めていないような、善良な市民の叫びが聞こえる気がするので出発するのです」


「…またですか」


「うむ。きっと困っているヒトがいる事請け合いです。私の勘はよく当たるので」


「そうですね。そう言ったシャトゥちゃんに引っ張られて、盗賊遭遇18回、物盗り遭遇32回、戦争開戦に鉢合わせ6回、迷子の子猫発見が256回、他にも色々と……凄く当たってますよね」


「うむ! なので出発です、下僕一号様」


「て、え? え!? 今すぐ? 今すぐですか、って手を引っ張らないで下さいちゃんと自分で歩くからっ、って、ぁ、…ちょっと待ってシャトゥちゃん。今ちょっと落としちゃったモノが――」


「ごーごー」


『きゅう〜♪』





この手紙が部屋に落ちていたので送っておきます。


宿屋の女将より






「…珍しいな、ファイからの手紙だなんて」


「そうですか?」


「……つまり、俺宛てが珍しいと、単にそう言う訳なのね」



シャトゥの勘ってのは全知全能? の女神様の御力みたいなものですから(汗)

ほぼ外れる事のない予知だったりもする。



とあるお方のコメント×2


「女神さまって、実は事件を自分の力で起こしてたりしません?」


「私が事件を呼んでいるのではないのですよ。事件が私を呼ぶんです」


「あら、そう。でも結局あの子との素敵な出会いは引き起こせなかったのよね?」


「…オノレ、できそこないメ」


「ほほ。会うなり痴女認定された女神様に何言われても痛くもないわね。そう言う教育をした甲斐もあったし?」


「うぅ、せっかく、せっかく事前に色々と考えておりましたのに…」


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