ど-177. とあるお方の手記?1
シャトゥの発明
『全略
面白い魔法を創造しました。
「レム、病気?」
「シャトゥちゃん、そこは『元気?』って聞くところ…」
「うむ?でも母様はこう聞くのが普通って言ってましたよ?」
「え?そ、そうなのかな?私の方が間違ってる?」
「はい。下僕一号様の勘違いです、きっと」
「うーん…?……それとね、シャトゥちゃん、いい加減に私の事は名前で呼んでほしいかなー?」
「下僕一号様は下僕一号様です。それと下僕一号様?実はもう録画を始めてます」
「えぇ!?って事はもうレム様にこの映像が…そう言う事はもっと早く言ってっ!!」
「うむ。そしてレム、下僕一号様の艶姿はいかがですか?…出る処も出てて下着姿は意外とセクシー」
「シャトゥちゃん!!…あわわ、レレレム様、ちょっと失礼します!!」
「ぴー、放送事故です。しばらくお待ちください?」
「シャトゥちゃん、お待たせ」
「うむ?問題ないです。我…もとい、私のフォローは完璧でした」
「そうなの?…レム様、先ほどは御見苦しいところをお見せして申し訳ありませんでした」
「うむ、謝るとよい」
「シャトゥちゃんの所為です!!」
「…御免なさい」
「気をつけて下さいねっ。そもそもですよ、女性と言うものは慎みと恥じらいが大切で――」
「レム、最近は下僕一号様が小煩くて大変です。でも私は負けません!」
「シャトゥちゃ……す、済みませんレム様、またお見苦しいところを…」
「そう言うわけでレム、ちゃんとこの映像は贈れてますか?下僕一号様の艶姿は何度でも再生可能なので、くれぐれも母様には見つからない様にした方がレムの為かと思います」
「シャトゥちゃん!……こ、これって消去とかできないの?」
「私にその意思がないので無理です?」
「……シャトゥちゃん、お願いだから――」
「む!?…世界のどこかで私を呼ぶ声が聞こえます!と、言う事で詳しい事はまた今度伝えます。さらば!」
「シャトゥちゃ
かしこ
』
「画像と音声を紙媒体に封印して送る、か。うん、面白い魔法だな。でもな、シャトゥ………既に遅いです」
「――旦那様?それをこちらに」
そして後ろを振り返ったレム君は――
でした。
とあるお方のコメント×2
「…あのヒトの子も中々やりますね」
「貴女の体格に比べたら誰だってナイスバディーですよ、女神様?」