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harem!〜カオス煮、いっちょ上がり!〜  作者: nyao
o メイドさん+幼女とご主人様
250/1098

ど-159. ちょっとヤる気?


いつでもる気満々♪

……ではないと思いたい。


「少なくとも三つは必要」



「…何が?そしてどうして三つなんだ?」



「保存用・鑑賞用・実用のみっつ」



「……どこかで聞いた事のある返事だな。んで、一体何が少なくとも三つ必要なんだ?それによっては意味が大きく違ってくるぞ?」



「レム」



「……」



「レムです」



「……」



「レム…です?」



「――」



「わあああんっ!!わっ、我はレムなんて欲しくないのです!」



「――シャトゥ」



「な、何?」



「俺はたった今確信した事がある。いや、以前からそうじゃないかなーとは思ってたけど、今を以て確実に現実を受け止める事にした。そして今ならまだ間に合うはずだ」



「レム、お顔が怖いのです」



「気の所為だ」



「レム、口元が引き攣ってます」



「気の所為だ。もしくは単に笑いを堪えてるだけとかかもしれないぞ?」



「レム、何か全身からオーラ出てる?」



「気の所為だ、もしくは目の錯覚。はっはっ、そんなものがヒトの身体から出るはずないだろ、シャトゥ?」



「レム、何故だか我は今までにないほどの身の危険を感じます」



「気の所為だ。大体何度も口を酸っぱくして言ってるだろ、俺にその気はないって」



「…ですがレム、目が笑ってない?」



「…――あぁ、シャトゥ、ちゃんと見る目だけは確かになってるみたいなだぁ?」



「――緊急脱兎!」



「…ふっ、今の俺を今までの俺と思うなよ?」



「…うな!?」



「捕まえた、と。まあ俺が本気になればこのくらいは楽勝だな、うん」



「かっ、母さ――」



「っと、そう簡単にあいつを呼ばれてたまるか。どれ、少しの間黙っててもらおうか」



「――!!…!?」



「と、言うわけでシャトゥ、覚悟はいいな?」



「……(ぷるぷる、ぷるぷる)」



「あいつに全面的に教育を任せたのがそもそもの間違いだったわけだ。なに、安心しろ。今からでも十分に矯正できるって俺は信じてるから。だから、な?まずは意識の是非から再認識してみようか?」



「――!!」



「ふっ、どれだけあがいたって無駄だぞ?今回の俺はちょっぴり本気モードだから、な…!?」



「我を嘗めるなっ!」



「って、流石はあいつに育てられて、しかもあの“なんちゃって♪存在”の魂を持ってるだけの事はあるな。あの束縛を解けるとは思わなかったぞ」



「我はっ、レムに言いたい事が…あるの」



「とは言っても既に息切れか。で、何だ?一応聞いてやろう」



「我は…」



「我は?」



「我は縛るのも縛られるのも好きじゃない!」



「――」



「うむ!」



「――、…はい?」



「と、言うわけで我は観念します。でも出来るだけ優しくして下さい。…わくわく」



「…………」



「…レム、どうした?…どきどき」



「…はぁぁぁぁ。なんつーか、やる気が一気に失せた。そもそも勘違いしてた気もするし。シャトゥのそれはあいつの教育の賜物じゃなくって、魂の慟哭とかなんとか、その辺りかと思ったらなんてか、もー、諦めもつく?みたいな」



「うむ?レムが来ないなら我から行くの??」



「ゃ、シャトゥからも来なくていいから。何かちょっと疲れたから、しばらく一人にさせてくれるか?」



「レムお疲れ?」



「あぁ」



「なら仕方ない」



「ああ、頼む」



「と言う事は今がレムを倒すチャンス。レム、確保です!」



「…覚悟、の間違いじゃないか?て、今は相手にする気力も何もないんだよ」



「とうっ、今こそ必堕の――」



「だぁぁぁぁぁぁぁ、いいから出てけー!!!!」





「……追い出されてしまいました。しょんぼり」




レム君は失敗した!……色々な事に。

相手が悪かっただけとあきらめましょう。……最も悪くない相手がいないような気も若干しますけど(汗)


旦那様の今日の戯言

「本当にいつまで付き纏うつもりだ、あの“なんちゃって♪”?」


女神さまの本日のぼやき

「いつまでも♪………、うむ?」


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