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harem!〜カオス煮、いっちょ上がり!〜  作者: nyao
o メイドさん+幼女とご主人様
222/1098

ど-134. こんな日もある


いつもと同じ。




「あー、何かやる気が起きねー」



「それは良い事で御座いますね、旦那様」



「どういう意味だよ?」



「そのままの意味ですが、ご理解いただけませんでしたか?」



「全然」



「そうですか。ならば詳しくご説明いたしましょうか?」



「ああ、勝手にしててくれ」



「何ともつれないご返答。では僭越ながらご説明させていただきますと旦那様がお忙しい時は大概が大事ある時だからで御座います」



「…ふっ、その原因の八割を担ってる奴に直接言われるとは思いもしなかったぜ」



「ここは何の事でしょうか?と本音を語って見るべきでしょうか、それともお褒め頂きありがとう御座いますと照れるべきなのでしょうか?旦那様はどちらがお好みで?」



「何もしなくていい。大体、どっちも対応としては間違ってるからな」



「それで旦那様はどちらがお好みでしょうか?」



「敢えて選ぶとすれば惚けてておいてくれ。その方が後々の対処が楽だから」



「先ほどから何をおっしゃっていられるのですか、旦那様?」



「…、いや、今すぐに惚けろと言ってるわけじゃないから。いきなり、しかもそんな真顔で言われると一瞬でも俺何か変な事話してたっけな?とかと思っちまうじゃねえか」



「何を今さら仰られましょうか。旦那様が間違った事をおっしゃっているなどと、いつもの事ではございませんか」



「……そだね」



「おや旦那様、つれないお返事」



「だからさっきから言ってるだろ、何かやる気が出ないんだってば」



「そう言うときは“アレ”で御座いますか、“アレ”で御座いますね?」



「いや待って下さいよ。つか“アレ”って何?」



「“アレ”とは“アレ”意外には考えられないではありませんか、旦那様。もしやお忘れで?」



「ああそっか、“アレ”ね。……――ってそもそも判らないから聞いてるんだよっ!?」



「そうでございましたね。さすがは旦那様」



「いいから、“アレ”ってのは何の事なんだ?」



「さて?」



「惚けるなって。そもそお前が言い出した事だろ」



「さあて。私も口に出してみただけですので、私自身にも測りかねますが。もっとも、旦那様が“アレ”と言ってご想像なされている事などでは決してございません」



「別に何も考えてないけどな。考えるのも億劫だった」



「旦那様、そう照れずともよろしいのでは?」



「全く照れてませんから」



「そうですか」



「……なあ?」



「はい、何でしょうか、旦那様?」



「平和、だなぁ」



「そうですね。そして平和なのは良い事で御座います、旦那様」



「ま、それもそうか。たまにはこんなぐーたらの日があってもいいよな?」



「はい、旦那様」



「だよなー?…だりー」



「ただ旦那様はいつもの過ごし方とまるでお変わりありませんが」



「――んな事はねぇよ!?」


レムくんはメイドさんから愛されております。まぁどんな表現方法かは置いておくとして。

…別に冷遇とかじゃありませんよ?



旦那様の今日の格言

「時には心の洗濯だって必要だ」


メイドさんの今日の戯言

「心が洗われます」


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