ど-131. エムとエム
えむえむ
「我はエムでレムもエム。二人でえむえむ、もしくはエムツー」
「いきなり何を言ってる、シャトゥ?」
「我がむちむちのもうれつー、でレムがマゾである!!」
「おい待て貴様現れて草々なに暴言かましてやがる」
「ひぅ!?…れ、レム怖い」
「シャトゥが怒らせるような事を言うからだ」
「我は何かいけない事を言ったのか?」
「言った。つーか自覚はないのね」
「うむ!我に男気と言うものはない」
「いきなり偉そうに言うな。それとおまえは一応女だから、男気はなくて当然な?」
「母様は男気いっぱいってみんな言ってる」
「…それ、本人にだけは聞かれないようにしような?」
「うむ、皆も同じ事を言ってた」
「だろうなぁ」
「何でだろう、レム?」
「なんでってそりゃ、命の危険があるから、だろ?」
「命?母様の男気は危険なの?」
「いや、どうだろうなぁ?…つかこの話題止めようぜ?日常会話で命の危険を晒したくない」
「??それはレムにとって普通の事ではない?」
「何故そこまで不思議がる?」
「だって、」
「いや待てそれ以上言うな。その先を聞くと俺が立ち直れなくなりそうだった」
「うむ、分かった」
「ああ、助かる」
「二人はエムツー!」
「待て。まだそれを引っ張るのか?」
「渾然たる事実だから仕方ない」
「シャトゥ、お前事実って意味知ってるか?」
「我を馬鹿にするな。当然知っている、よ?」
「何故疑問形?…まあそれはいいとして、なら試しに言ってみろ」
「うむ。事実と言うのはレムにはないものだ。母様もよくそう教えてくれる」
「間違いイチ、な。それで他に何か言う事は?」
「うむ?我が定めたモノそのもの?」
「それはどれだけ独善的なんだよ?……いや、ある意味じゃ間違ってないかもしれないけどな」
「うむ?」
「…つまり事実ってのは、だ」
「吃驚」
「まだ何も言ってねぇよ」
「二重のびっくり?」
「だから、なぜ驚く」
「レムは我を驚かせて楽しんでいるエムだ!」
「こら訳分からん事いきなり叫ぶなっ」
「うむ?二人はえむつー?」
「だから、いい加減それは止めい。そもそもなシャトゥ、重要な事を一つ見落としてるぞ」
「重要な事?」
「ああ。シャトゥ、もう一度自分の体型を見直してみような?」
「…我、何かおかしい?」
「いや、泣きそうな顔するな。おかしくはないから、おかしくは。ただな、お前、『むちむちのもうれつー』ではないだろ?」
「……」
「シャトゥ?ちゃんと聞いてるか?」
「吃驚!!」
誤字が多いのは悲しい事でう。気を付けてるのに、おかしいなぁ。
と、言う事でシャトゥ、ショックを受けました。
ぐれます。
旦那様の今日の格言
「俺は断じてMではない」
女神さまの本日のぼやき
「ぽかーん」