表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
harem!〜カオス煮、いっちょ上がり!〜  作者: nyao
o メイドさん+幼女とご主人様
214/1098

ど-127. 出来心だから許してね♪


許しません?





「我の出気心でした!」



「部屋に来たと思ったらいきなり意味分からない事を言うな、シャトゥ」



「うむ!」



「いや、うむ、じゃなくてだな。何が出来心だったのかを言わなきゃ分からないって」



「我の存在自体?」



「…随分と重い言葉だったな、それ」



「間違えた。母様の秘蔵のお宝映像を勝手に持ち出した事です」



「あぁ、あの件か。何か今まで以上にこってり叱られてたみたいだな。奴隷たちの間でも語り草になってるぞ」



「うむ。我はあの時、笑う修羅を見た。がくがくぶるぶる」



「口調でふざけた事言ってる割には余裕なさそうだな。本当に全身が震えてるぞ?」



「思い出したくありません」



「まあ、無理に思い出す必要はないんじゃないか?」



「うむ、そうする。それでレムにも一応謝りにきた」



「謝り?」



「うむ、ルルとの戯れでレムの花壇を目茶目茶にした事」



「あぁ、あれかぁ〜」



「れ、レム、怒ってる…?」



「怒ってるかだって?そんな事決まり切ってるじゃないか、そりゃ当然怒ってるにきまってるよ、なぁ!おい!!えぇ!!!」



「う、うむ。母様にもレムが怒ってるだろうから謝りなさいと言われて来ました」



「それは殊勝な事だ。…まあ、シャトゥ達にも悪気があったわけじゃんないんだし、次がなければ今回だけは、だけはっ、許してやらない事もない。……で、当然悪気はなかったんだよな?」



「うむ、悪気というものは我にはない!」



「だよな。てか悪気の意味も理解してなさそうだしな」



「ちなみに母様からは褒められました。レムの花壇を殺ったのはお手柄です、と」



「あ、あんにゃろめ…」



「大丈夫。ちゃんとあれが悪い事だって分かってる。母様に褒められたからと言って同じ事をしたりは、したり………、しない?」



「いや!頼むから本当に、絶対するなよ!?」



「ご免なさい。ほんの少しだけ同じ事して母様に褒められたいと思いました」



「どこぞの誰かと違って、素直でよろしい。…いいな、絶対にするなよ?」



「うむ、十分に心得ておる」



「なら、よし。今回の事は許してやる」



「よかった!」



「まあ、こうして知らない事を一つ一つ教えていくしかないんだしなぁ」



「我はまた一つレムの手で大人の階段を昇りました」



「…頼むからその言い回しはいい加減止めてくれ。代わりに成長したとか、禁則事項が増えたとか…せめて俺の手で〜というくだりは抜かして言ってくれ」



「レムに許してもらえたところでプレゼントがあります」



「ん、なんだ?」



「花」



「花?……どこかで見た事があるような花なのですが?あの、シャトゥ、念のために聞いておくけど、これどこからとってきた花だ?」



「レムの花壇!」



「――」



「レム?」



「全然っ、分かってないじゃねぇかー!!!!」



「ひぅ!?」




シャトゥは日々学んで成長しております。レムくんはその尊い犠牲。



旦那様の今日の格言

「くそっ、誰も彼もが俺の大切な花壇を……」


女神さまの本日のぼやき

「大丈夫、大丈夫」


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ