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harem!〜カオス煮、いっちょ上がり!〜  作者: nyao
o メイドさん+幼女とご主人様
203/1098

ど-117. イケないコト(色々な意味で)


悟る。開眼する。覚醒める。

…表現方法は色々と。




「我のターン!」



「…いや、言いたい事は分かるけどな」



「永遠に我のターン!」



「もういいから。あとそれは止めておけ。“母様”からどういう仕打ちを受けるか分かったものじゃないぞ?」



「…今のは我の気の迷いでした」



「うん、それがいい」



「レム、我はどうすればいい?」



「何もしなくていいと思うぞ。むしろ俺の心の平穏のためにはお前たちは何もするなと言いたい」



「レムってばワガママ?」



「それをお前に言われたくはない。唯我独尊慈愛豊穣喧嘩上等なんちゃって♪…の癖に」



「レムの言う事は解らない。けど我はいいの。母様も我にはまっすぐ素直になるようにって言ってた」



「それはある意味で正しいが致命的なまでに受け取り方…むしろこの場合は使い方か?を間違ってるから」



「そう?」



「ああ、そうなんだよ。だからな、もう少し俺の言う事も素直に信じてくれると嬉しいなーって」



「レムが我を怪獣にしようとしている!」



「…なあ、シャトゥ?」



「なに、レム。でも我は屈せぬ!」



「今度言葉遣いの勉強をしような?」



「うむ?」



「多分、お前の言いたかった事って俺がシャトゥの事を懐柔しようとしてるって事なんだろうけど…色々と間違ってるから」



「…むむむ??」



「良いから。取り敢えずは頷いとけって」



「お、大人の勉強?」



「辿り着いた結論がそれかっ!?」



「れ、レムとだったら我は…」



「むしろその方向から離れろ。このままじゃどこぞの痴女に育ちそうで怖い」



「我の魂を愚弄するかっ!」



「どーしてそこだけ過敏に反応するかな、お前は」



「なんとなく?」



「はいはい。魂の叫びってやつね」



「レムにバカにされた。消えてしまう」



「どうしてだよ!?」



「母様がレムにバカにされるようでは存在する意味がないって言ってた。我はどうすればいい?」



「……まぁ、胸張って生きてりゃいいんじゃね?」



「うわああああああああああああああん」



「何故いきなり泣き出す?」



「か、母様がレムに慰められるようじゃヒトとしてお終いだって言ってた!」



「……色々と突っ込みたい部分は満載だが、シャトゥ、お前ヒトじゃないだろ?」



「うむ?そう言えばそうだった」



「そうそう。だからそう悲しむなって」



「うむ。われは今日も一つ大切な事を学んだ気がする」



「お、そりゃよかった。また一つ大人に近づいたって事だな」



「また一つ、レムに大人にされてしまいました母様」



「それはもういいから。…んで、いったいどんな事を学んだんだ?」



「うむ。レムにバカにされるのと慰められるのはこの上ない屈辱」



「…どういう意味だよ、それは」



「母様の言った事は正しかった」



「何だそれはー!!!!」



「母様の気持ちが、少し分かった気がする」





と、言うわけで少しだけ学習して憧れの“母様”に近づいたシャトゥでした。こうやって二代目は着々と育てられていくのでありましたとさ。



旦那様の今日の格言

「このままじゃ色々と拙いよな、絶対」


女神さまの本日のぼやき

「レムで戯れるのは楽しい」


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