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harem!〜カオス煮、いっちょ上がり!〜  作者: nyao
o メイドさん+幼女とご主人様
194/1098

ど-109. 演技じゃないよ?演技じゃないよ??


レムくんよりも一枚上手。


「さて、それでは勉強を始めようか」



「勉強?」



「そう、勉強だ。主に社会性と協調性と感受性と、そのあたりの教育を」



「む?我は母様に教わっている事だけで十分。レムはいらない」



「いや、あいつだけに任せてたら圧倒的に偏りが出るからな。てか事実出てきてるからなっ、そこで俺がバランスよく教育してやろうって言うんだ」



「レムはきっと心の中でこう思ってる。教育と言う名の調教、ふふふっ、若いツボミは俺のモノだ、って。うわあぁぁぁぁん」



「なに理由も根拠もない妄言をっ!?つか、自分で言って置いて泣くって、ソレはないんじゃないか?」



「レムが、レムが遂に本性を…!」



「本性って何だ、本性って!!日頃からお前は俺の事をいったいどんな目で見てるんだよ!?」



「……お、お願い。せめて優しく、して?」



「……」



「どきどき、ドキドキ」



「…はぁぁぁぁぁ。なーんで、こう言う変なところばっかりあのなんちゃって存在の性格を受け継いでるかね。せめてもう少しまともなところは受け継がなかったのか?」



「レ、レム、どうした?お、襲わないの?……わくわく」



「誰が襲うか。それと最後の期待に満ちた表情は一体何だ?」



「母様がこうするとレムは喜ぶって言ってた」



「だーかーらー、こう言った偏った所が出るから、あいつ一人じゃなくて俺が勉強を教えてやろうって言ってるんだよっ?」



「我は、偏っているのか?」



「ああ、すっごくな」



「そんな…。母様に言われていっぱい頑張ってきたけど、まだ足りないの?」



「お前の今後の為にここは率直に言って置いてやろう。方向性が悪い」



「がーん」



「…いや、そう言う気持ちを言葉に出したり落ち込んだりする素直さは良いんだけどな。けど無暗にヒトを信じすぎるのは止めような?」



「大丈夫だ!我はレムの事は信じていない!!」



「よしっ、まずはその認識から改めるとするか」



「や、止め…レ、レムにせんのーされるっ!?」



「ある意味間違っちゃいない。あいつの洗脳を上書きするくらいにみっちりと教育してやるから、覚悟しろよ?」



「ひ、ひぅ!?」



「ふふふっ、お前に逃げ場などない」



「ゃ、ゃだぁ〜。か、母様助けてぇ…」



「……何かこう、むくむくと悪戯心が…いやいや、俺がやるのはあくまで教育!そう、教育だからなっ!!」



「レムの目が怖い」



「何を言っているのかな、シャトゥ?」



「やだやだやだやだぁ…」






「――以上が旦那様の本性となります。皆様、ご理解いただけたでしょうか?」



『――』



「私はこれより凶行を働こうとしている旦那様を止めに行ってまいります。有志の方はどうぞ私に続いてきてくださいまし」



『――』



「……旦那様。まだ甘い、ですよ?」









「って、俺は別にそんな酷い事をする気はないんだけどな。何故そこまで怯える?」



「…んっ。母様がこうしろって言ってた。もういい頃合い」



「は?何が――」



バンッ!!





その後はご想像に……やっぱりご愁傷さまって事で。


こうしてレムくんの人気はうなぎのぼりに上がっていくのです、間違った方向へのみ。


『ワールドランキング上位十名ランダム発表会』(不定期掲載)

燎原の賢者ステイルサイト

賢者、とつくだけあって知識の深い賢人で人々からは敬われ崇められている。いくつもの国や組織を救った事もあり、庶政には救世の徒などと言うたいそうな呼び方をされている。

ただ、アルカッタやスフィアなどの国の一部の民からは何故か酷く忌み嫌われているらしいぞ?

浄火を身に纏う。

本人については秘密が多い。

……ふんっ、所詮男なんてレムくんにとっちゃハーレム実現の為の邪魔もので敵だぜぃ、と息巻いてみる。



旦那様の今日の格言

「神様神様、メガミサマ、俺何か悪い事しましたか?」


女神さまの本日のぼやき

「これも天命?」


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