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harem!〜カオス煮、いっちょ上がり!〜  作者: nyao
o メイドさんとご主人様
12/1098

 ど-8. 徹夜

一日一回、ラヴ・ピース




「ああ…太陽が、黄色いぜ」



「旦那様、旦那様の頭が全く狂っていらっしゃるのは存じ上げておりますが敢えて申し上げたいと思います。日の色は白、にございます。後、日を直接眺めるのは身体によろしくないのでご遠慮なさいますよう、ご自愛の配慮をお願いいたします」



「や、俺が言いたいのはそう言う事じゃないんだけどね」



「なら旦那様は何をとち狂って日が黄色いなどとまさに徹夜明けの方々が常套句とされております言をお吐きになられたのでしょうか?」



「…お前、分かって言ってるだろ、絶対」



「はて、私には何の事か全く以って想像がつきませんが、一言言わせていただくのならば旦那様、昨晩は如何なされたのですか?一晩中灯がついたままでしたので、そのまま眠ってしまったのでしょうか。旦那様はうっかりさんですね」



「お前の日頃の言動に俺は常々悪意を感じるのだが…てか一晩中俺の部屋の明りが消えなかったのを知ってるって事は何か、お前も徹夜してたのか?」



「はい、旦那様の仰られるとおりでございます」



「俺はちと昔よしみの奴らに手紙書こうと思い立って何を書こうか文章を考えている内にふと気がつくと既に日が昇ってたって理由なんだが、お前は何で徹夜なんてしたんだよ?」



「旦那様、間抜けですね」



「放っとけ。じゃなくてだな、お前の理由は?」



「…昨晩から未明に掛けまして“隷属の刻印”の刻まれた方々全てのお部屋を各々見て周っておりましたら旦那様のお姿を中庭に発見致しましたので、参上しました次第です」



「は?何でそんな事してたんだ?」



「夜間時、珍しくも旦那様の部屋の明りがついたからでございます」



「だから、そこからどうして皆を一々見て周る事に繋がるんだ?」



「管理と責任は私にございます」



「…どういう意味だ?」



「言葉の通りの意味です。旦那様の存在よりは上ですが、それ以上でもそれ以下でもありません」



「俺の存在云々はいつもの事で気にしないとして…益々分からんぞ」



「では旦那様、旦那様は徹夜でお手紙を書かれていただけと言う事ですので、情報部の方々に手紙を出す準備をしてもらうようお願いして参りましょう。その後で私は休息を取りたいと思いますので、どうかご容赦を」



「ああ、いや、休むのは構わねえぞ。ただ結局お前の徹夜の理由が…」



「では失礼致します、旦那様」



「あ、ああ…」



「……………“隷属の刻印”を刻まれた方々の何方かが旦那様のお部屋においでになられているのかと胸騒ぎがして確認しただけの事ですよ、とは流石に旦那様の前では申し上げられませんか」




本日の一口メモ〜


『館の部』紹介

処理部、料理部、被服部、護衛部、清掃部、魔道部、情報部、医療部、主計部

何をしているかなどは主に名前の通りの事をしているのですよ。ちなみに処理部、何の『処理』かはご想像にお任せします。



こうしてじわりじわりと設定を読者にしみこませていくのさ、ふふふっ。


…やばい、そろそろここに書く事がなくなってきた。趣旨替えでもするか…?

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