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harem!〜カオス煮、いっちょ上がり!〜  作者: nyao
o メイドさんとご主人様
116/1098

ど-86. 続・夢を語ろう


人類の大いなる夢…



「そう言えばふと思い立ったのだが」



「なんでございましょうか、旦那様?」



「俺の夢はずっと声高らかに宣言しているとおり」



「ハーレムでございますね」



「お前は意地でも俺に夢が何かを言わせない気か?」



「いえ、決してそのような事は御座いませんが?」



「…まぁ、それはそうとして、だ。とにかく俺の夢はソレな訳だが」



「夢はあくまで夢でございますね?」



「ほっとけ。で、だ。お前って何か夢とか将来の展望と勝ってあるのか?」



「私の夢、でございますか?」



「あぁ、そう。そう言えば聞いた事がなかったな、って思ってな」



「私の夢、ですか」



「どうした。何かあるのか、それとも何もないのか?アレだけ俺の夢を貶しておきながらまさか何もないって事は…ないよなぁ?」



「……旦那様、私の夢を語る前に、ひとつだけ申し上げておきたい事があるのですが私に発言をお許し頂けるでしょうか?」



「ああ、良いぞ。しかし改まって何だよ?」



「旦那様はご自分の発言が墓穴であるとのご自覚は御座いますか?」



「――は?」



「やはりあられない、と。まあ旦那様はそうであろうと想定はしておりましたが」



「いや待って。何の事か…」



「では私の夢をお聞きになりたいのでしたね、旦那様?」



「いや、何だかちょぉぉぉっと、聞きたくなくなってきたかも?な感じなのだが」



「旦那様が何をおっしゃろうと私の心は既に決まっておりますので御諦め下さい」



「……、すぅぅぅ、はぁぁぁぁ………い、言っていいよ?」



「では、」



「ごくっ」



「私の夢は『目指せ、旦那様の旦那様による旦那様の為?かどうかは置いておくとしまして、世界統一こっ――」



「待って下さい待ってよ待て待て待ちやがれそれ以上言うんじゃねぇ」



「国づくりは良いですよ?」



「何の事かなぁ?…つか危ない発言は止めろって」



「まあ軽い冗談ですので、それほど深くはお気になさらぬよう」



「ああ、気にしないよ。……気にして堪るか」



「そう言えばもうじき誕生日でございますね?」



「……、誕生日プレゼントにソレはでかすぎると思うのですが?いや、そもそもとして誕生日って柄かよ」



「根本的な問題としてもうじき誕生日なのは私ではなく、被服部のスターカス様ですが?旦那様は何を勘違いなされておられるのです?」



「いや、お前の眼は間違いなくそう言ってた。マジだった」



「旦那様の目の件につきましては今更語る事は御座いませんので、何とも申し上げる事は御座いませんが」



「…で、冗談はもういいとして、本当にお前の夢は?まさか本当にないとか?」



「いえ、御座いますよ?と、言うよりもこれは全女性が生まれながらに持つ最もたる夢ではないでしょうか」



「は?何だよ、それ」



「愛する人と夫婦の誓いを結ぶ事です」



「は?ナニイッテヤガルノ、オマエ?」



「…――」



「冗談はもういいって。けど、じゃあ本気で夢が無かったりするのか、お前?」



「――」



「……ぷっ、俺の事をあれだけ貶しておきながら自分は何も夢がないとは」



「――だんなさま」



「ん、なんだよ?今更やっぱりあ」





ご想像にお任せします。





本日の一口メモ〜


レムくんのその後はご想像にお任せします。

酷い目に合ってないといいですね?


自業自得。主人公が鈍いのはお約束……なのかなぁ?



旦那様の今日の格言

「口が災いの元とはよく言った」


メイドさんの今日の戯言

「旦那様自身が災いの元ですが?」


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