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harem!〜カオス煮、いっちょ上がり!〜  作者: nyao
【いんたーるーど編】
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IR-女神と下僕's2

・・・これもひとつの、神殺し?

赤い幼女、正座。


赤の少女、正座。


メイド服着た世界末の天災料理人、仁王立ち。




涙目で、シャトゥが限界を訴えた。




「わっ、私をここまで追い詰めるとは下僕一号様、おそるべしっ」


「……恐ろしい子」


「え、そんなことはないよ。 ……――まだ足りてないのかな?」


「もうおなかいっぱいですっ!」


「……足が痺れました」


「うん、シャトゥちゃん、分かってくれたみたいで嬉しいよ」


「うむ、うむっ、うむ!」


「……(こくこく)」


「あの、所で一つ聞きたいんだけど」


「アイ、マム! 何でありましょうか、下僕一号様!」


「アイ、マム!」


「? アイ、マムって何?」


「良く分かりませんがきっと私が下僕一号様に全面降伏するという服従の合言葉です。絶対服従とかそんなことないのっ!」


「シャトゥルヌーメ様、お労しや」


「あの、シャトゥちゃん? そもそも何でシャトゥちゃんはさっきから私のことを怖がってるのかな? アルちゃんがまねしてるから止めてくれる?」


「誰が誰を怖がるというのですっ、私が下僕一号様のことを怖いだなんてそんなこと、怖いです!」


「シャトゥルヌーメ様、頑張って!」


「……あの、アルちゃん? 頑張っても何も、そもそも私なんかが怖がられる意味が分からない。だよね、シャトゥちゃん?」


「下僕一号様、最後に見たときよりも乳が育ってる、――怖い子っ!」


「……!(こくこくこく)」


「ちょ、シャトゥちゃん!? 急に何言っちゃってるの!?」


「さてはレムに揉まれたからですかっ、レムに揉まれて乳がでかくなったのですねっ」


「……(じー)」


「ちちち、違いますっ。第一レム様にそんな度胸はありません!」


「だが下僕一号様が脅せばそれも可能と見た!」


「……(こくん)」


「そんなアルちゃんまで……というより私、どんな風に見られてるの!?」


「下僕一号様はきっとレムとか母様とは違う意味で世界を狙える器だと思うのです」


「……世界を狙う?」


「狙わない、狙わないよっ! というよりシャトゥちゃんもっ、私が世界を狙うとかそんなの無理だからっ!」


「何を仰る下僕様。世界の正義であり世界のアイドルである私を従わせることの出来る下僕一号様はもはや世界を取ったも同然なのです。気づいてないとは言わせません!」


「言わせません!」


「いや、気づいてないから。そんなこと全然気づいてないよ、私?」


「うむ、下僕一号様。そうやって母様のごとく影から私を操っちゃうのですね、分かります。さすがは私の下僕一号様なの」


「……シャトゥルヌーメ様」


「な、何でこんなへんなことになっちゃって……あ、そうだ」


「――逃げます」


「……?」


「シャトゥちゃん、どこ行くの?」


「ちょっと用事を……」


「……シャトゥルヌーメ、様?」


「あ、そうなんだ。でもちょうど良いや。ね、シャトゥちゃん、私、今ちょうど良いもの持ってるんだけど、」


「――遠慮します」


「……?」


「今回はきっと会心の出来だと思うんだ、ほら、態々シャルマーサ部長から工程が簡単な料理の作り方を教えてもらったんだから……とはいっても飴なんて溶かして固めるだけなんだけど、」


「――私はまだ死にたくないのッッ!? 下僕二号ちゃん、私を助けて!」


「シャトゥルヌーメ様! ……ごめんなさい、無理です」


「あの、二人とも? ただの飴一つでひどい言い草じゃないのかな? ほら、色だって虹色で綺麗だよ? はい、上げるから食べてみて?」


「――!!」


「――!!」


「はい、シャトゥちゃん。アルちゃんも――」


「下僕一号様、そもそも飴玉は虹色をしてないと思うの、そしてその紫色の煙はないですかっ!?」


「……!(ダッ)」


「あ、アルちゃん……?」


「下僕二号ちゃんが私を置いて逃げだ、だとぉぉ!!??」


「何だろ? おトイレでもしたかったのかな?」


「とりあえず下僕一号様、私も逃げていい?」


「逃げる? 何から?」


「……がくがく、ぶるぶる。あれ、おかしいの。足が震えて動かない?」


「やだなぁ、シャトゥちゃん、大げさすぎるよ。大丈夫、さっき通りすがりのスィーカットさんと、何か半透明なお姉さまっぽいヒト二人に試食してもらったから」


「――既に犠牲者がいました!」


「犠牲って、そんな。二人ともおいしくて声も出ないみたいだったから大丈夫だよ」


「――動くの我の細足! 今動かないでいつ動くっ!」


「はい、シャトゥちゃん、あーん」




「…………アーッ!」






◇◆◇






「……、……、リ、リヒシュちゃんどこぉぉぉ!!?? シャトゥちゃんがっ、シャトゥルヌーメ様が何か大変なことにっ!!」




ファイのレベルが上がった!

料理の危険度が上がった!

料理の危険度が上がった!

料理の危険度が上がった!

料理の危険度が上がった!

料理の危険度が上がった!

料理の危険度が限界を突破した!

料理の危険度が上がった!

料理の危険度が上がった!

料理の危険度が上がった!

料理の危険度が限界を突破した!

料理の危険度が上がった!

料理の腕前がほんのちょっとだけ上がった。

魔力の上限が上がった!



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