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神の悪戯  作者: 黒頭巾
1/3

プロローグ

今回、初投稿の黒頭巾です。

色々な「なろう作品」を読んでいるうちに自分も書きたくなり、今回書かせていただきます。

読者様方のバッシングやいいね!という意見などお待ちしております。

Mではありません…(多分

神の悪戯

プロローグ


神々の会議、神議は白熱していた。

「このままやったら、この世界やばくね??」

と上座、いわゆる議長の位置に座る老人、いや老神が呟いたのを他の11柱の神は聞き逃さなかった。

「元を正せば、貴方が人間を管理できなかったから悪いのではないですか。主神様。」

と苦笑しつつ言ったのは議長の主神の隣に座っている眩しいくらいの金色の髪をした神だった。

「それはそうやけど、なにも主神さんのせいだけやないやろ?」

と言ったのはこれまた眼を見張るほど綺麗な青色の髪を伸ばしている女神であった。

「じゃあ、誰のせいと言うのですか?海を司る女神、アンピトリーテー」

と聞かれるとアンピトリーテーは人の悪い笑みを浮かべ、

「そもそもの原因は戦争やったよねぇ?なら、誰とは言わんが戦を司る神様がおったはずやんなぁ?」

と言い切った。

(ほぼ言ってんじゃねえか)

と全員の心は言っていたと思う。

そんなことを言われた戦の神はというと、

「某は戦を見守る神であり、戦を無理矢理止めにかかるのは世界に対する干渉のしすぎだと考える。」

とその筋肉量からは想像できない様な若々しい声で冷静に返していた。

「チッ」

「なんですか?言いたいことがあるなら言いなさい、メルトゥス!」

舌打ちをしたのは、この場では恐らく一番若い、恐らく人間でいえば青年にあたるくらいの娯楽を司る神だった。それが心底不機嫌な気持ちを隠そうともせずに、

「何にお前らはビビってんだ?こんな世界なら人間全部殺してやり直せばいいじゃねえか!!」

と叫ぶと、議長である主神が顔を真っ青にし、

「愚か!貴様は新世代だから知らないだろうが、過大な世界への干渉は絶対神様が禁忌と定めておる!それを破れば絶対神様の怒りを買うのは自明の理!口を謹め!」

と神力、神のオーラとも言うべきものを全開にしてメルトゥスを睨んだ。議会の場はその神力により言い表せない重圧感を孕み、また、その発言に含むことがあったらしき神々もメルトゥスを睨んでいた。メルトゥスは脂汗を滲ませながら、

「チッ!わかったよ!」

と恨めしそうに言って黙ってしまった。

「兎に角、絶対神様の覚醒が近い以上、可及的速やかに世界を救済せねばならん。皆、持ち場に戻り準備をするのだ!」

主神の言葉を最後に11柱の神が議会から姿を消した。一人になった主神の

「絶対神様が覚醒したらどうしよう…絶対ヤバいよ。」

という威厳も何もない呟きは誰に聞かれる事もなく消えていった。






プロローグです。


主神様の威厳が…

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