第九章:恋の終止符。発展。
その晩、私はバイト前に聖也君に電話をした。
さち:もしもし?今いける?話があるんやけど。
聖也:うん、いけるよ☆
さちちゃん昨日はごめんね、ビックリしたと思うけど…
さち:ううん。こっちこそ迷惑かけてごめん。
もう会うのやめよう。
聖也:えっ?さちちゃんはそれでいいの?僕は、好きだしたまに会いたい。
さち:さちはそれでいい。いくら聖也君がさちの事好きって言っても、彼女と別れない限り、本当にさちの事スキって確信はない。
付き合ってないのにHした私も私だけど、このまま先がないのにズルズルいっても仕方ないと思う。
彼女に悪いなっていう気持ちばかり膨らんでいく…
聖也君は黙っていた。
聖也:さちちゃんがそう言うなら…
でもサヨナラじゃなくて、友達ならいいよね?
何でも話せて相談しあえる友達…
さち:じゃあ友達ねっ
そして少し話した後、電話を切った。
私は、少しひきづっていたけど、なんだか気持ちがスッキリしていた。
聖也君との短い恋が終わった。
5ヵ月の間に色んなことがあった。
そして年が明けた。
六月は私の誕生日。友人と誕生日パーティー。
そこへチェーンメールがきた。
いつも無視しているのに、なぜかその時は、色んな子にチェーンメールを転送。
そこへ一通のメール。
直斗君だ。
直斗:よっ元気?
さち:元気だよ☆去年の恋愛相談ありがとね、
改めてお礼を言い、その日は夜中過ぎまでメールが続いた。
気付けば、毎日メールしてる仲になっていた。
私は、すでに飲食店を辞めてカラオケ店一本で頑張っていた。
そして二ヵ月が過ぎ八月。