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第5章:聖也君と

さち:聖也君、今週土曜空いてる?


聖也:朝から夕方は仕事で、夕方から、勉強会あるけど、八時以降ならいけるよ☆


さち:しんどくない?いける?


聖也:大丈夫☆これでも体力には自信あるよ!明日休みだしね〜


さち:じゃあ、さちが駅まで迎えに行くから遊ぼう!

聖也:いいよ☆僕もさちちゃんに会いたいし!僕が迎えに行こうか?


さち:ううん!少しでも早く会いたいから、聖也君が終わる時間に合わせて、さちが迎えに行く☆



他にもたくさん、こんなメールを土曜まで交わし、聖也君との約束の日がきた。


駅のホームを出てすぐの所で待っていると、聖也君から連絡が。


しかしなかなか会えない。


その駅は、すごく大きくて東出口、南出口やらたくさん出口が会ったからだ。



聖也:今、東出口にいるけど、さちちゃんどこ?


さち:えっと…ゲっ!今、南出口!閉まってる薬局の前!


聖也:今から向かうから待ってて!



結局30分ほど、人の多さと、広さでなかなか会えませんでした。


そしてやっと会えました。

そこから道路を挟んで目の前のビルの中の飲食店へ。

色々会話して、すごく楽しい時間。


そして店を出た時


聖也:今から帰る?帰るなら、タクシー呼んでタクシー代渡すけど…



私は、えっ?帰りたくない!と思った。


さち:このまま一緒にいよ!

(とっさに口から出てしまった…)


聖也君はそのまま、どこかで休憩しようか?と言い、タクシーを呼び、ラブホの近くまで行った。



聖也:ここにする?


さち:うん


ラブホへ入りテレビ:恋のかみ騒ぎを見た後、お風呂に入った。


その後、良い雰囲気に。


結局してしまった…


その後、眠れず二人で朝まで話こんで、朝一で喫茶店に。


聖也君のお家に行きたいなっと私は言ったが、聖也君は寮に住んでる為、行けなかった。


さちがいる所から聖也君の実家は電車をたくさん乗り継ぎしないといけないぐらい遠い所。


夕方、聖也君は弟の所へ行かないといけないって言っていたので、ブラブラして食事した後、駅まで手を繋いで聖也君を見送った。



それから毎日、昼と夜メールする日々が続いた。


聖也:好きだよ、さちちゃん


さち:私も聖也君がすき!


そんな会話ばかりが続く。でも、聖也君は付き合おうとは言わなかった。


なんとなく、私も言わなかった。好きでいてくれるだけで十分!欲を言えば付き合いたいが………


私は、聖也君とは毎週会えない。何故かと言うと開業する為、その分野の国家試験があって日々勉強しなければならないからだ。


私はあっさり信用して、我慢した。


そんなある日。


聖也君が日曜日遊ぼうと言ってくれた。私は嬉しくて前日まったく寝れなかった。


そして日曜日。二人でランチして動物園へ。


すごく楽しい時間。こんな気分になれるなんて考えてもみなかった。これが幸せなんだなって……



この先、どん底に突き落とされるとも知らずに…

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