第三章:達也くん続き
その日は水曜日、夕方会う約束をした。達也君はフリーターだから、平日でも会えるのだ。
平日に男性と会うのは久しぶりで、達也君家で遊ぼうと話が決まった。
もちろんたかよし君には、飲食店の方のバイトだと嘘をつき、今から行ってくる!と事前にメール。
達也君は一人暮らしで、彼女と別れてからは、コンビニ弁当ばかりと聞いていたので、近くのスーパーで材料を買って行く事にした。
達也君は、途中まで迎えに来てくた。
向かう途中、元カノの話や友人の話など色々してくれた。
達也君家に到着。
達也君家は、ハイツで、やはり一人暮らしのせいか、部屋は散らかっていた。
部屋をかたずけ、料理開始。今日の夕食は、冷やし中華と豚キムチ。
達也君はマジで美味しい!っと言ってくれ、ペロリと完食。すごく嬉しかった。
こんな気持ちは久しぶりだった。
食器をかたずけた後、テレビを見ながら私の学生時代の恋愛話になった。
中2の時の彼は私より一つ上の翔太郎君と言う。
告白され付き合い、初体験、お互いヤンキーの道へ。夜中遊びまくりで、最終的に浮気&振り回され中2の冬フラれた。
中3の夏に付き合った彼は翔太郎君の同級生で、さとる君と言う。
彼は真面目で、ピアス開けるたびに怒るような人だった。
その彼とは初ラブホ、初めて男性に手を上げられた。最終的に中3の冬フラれた。
そして高校一年の時に寄りを戻したいと言われた。
私にはすでに整備関係の仕事をしている、たかよし君(この小説に初め登場する人物)と付き合ってると言い、さとる君を振った。
そこで初めて彼氏がいると達也君に話した。
何とか高校へ入れたが、私はレディースに入り荒れて中退。
プー太郎の日々が続き、そして今、カラオケ店&飲食店で働いていると。
達也君は、ツッコミながらも話を聞いてくれ、私に
達也:俺、さちが好きや!付き合おう!
さち:ごめん。
達也:何で?!
さち:たかよし君とすぐに別れられへんかもしれん…
達也:それでも良い!
私は答えることができなかった。まだ達也君の事好きになってなかったし、この状態が良かったからだ。
私は欲張りで、最低なオンナと分かっていたが、決断ができなかった。
結局そこから気を取り直し、会話する内に良い雰囲気へ。
私はまた達也君としてしまった。
帰りのホームで、考え直したら連絡ほしいと達也君に言われた。
私の中ではもう決まっていた。
自宅に着き、たかよし君に帰ってきたと報告。
そして私は、メルアドを変えた。
それから達也君から連絡は来なかった。




