最終章:解決と愛の結晶
直斗君は仕事を早めに切り上げ、少し離れた車の中で待機。
駅に行くと、すでにたかよし君が居た。
目があった瞬間涙目になり、
たかよし:お前は俺を裏切らんって思ってたのに…
私は、誰かと間違えてるん違うか?と、思わず声がでた。
そして意味不明な妄想話をされ、時間はどんどん過ぎていく。
さち:話はそれだけ?
帰るわ。もう連絡一切してくるな。
さよなら。
すると、たかよし君はいきなり立ち上がり私の顔を思いっきりビンタ。
むなぐらを捕まれそうになった。
丁度その時
私が遅い事に心配した直斗君が私の元へ。
危機一発。
直斗君は、一瞬ビックリした顔をしていたが、顔が変わり、たかよし君めがけて殴りかかった。
近くに居た駅員さんが、なんとか止めに入り落ち着いた。
そして、私達は駅員さんに謝り足早に帰ろうとした。
振り替えると、冷たい視線でこっちを見ているたかよし君。
私はもうあなたを恐れる事はない。
そう言い残し、直斗君とその場を去った。
それ以来、たかよし君から連絡くる事はなくなった。
私にはみんながついている。
男一人に振り回される、弱い人間は卒業する。
そう心に誓った。
それからは幸せな日々をおくった。
直斗君は私の過去をすべて受け入れてくれる。
私も直斗君と居れば前向きに生きれるし、プラスになる。
直斗君と出会って本当に良かった。
12月…
パーンパカパーン…
パンパカパーン…
キャーおめでとー
お幸せに!
おめでとう!
そんな声があちこちから飛びかう
そう、私達はめでたくスピードゴールインした。
たくさんの仲間に囲まれて。
一年後……
オギャーオギャー
おめでとうございます!元気なオンナの子ですよ!
私と直斗君の愛の結晶が誕生した。
私達は、星空
と名をつけた。
大きな空のように広い心をもち、無数の星のように輝きながら生きてほしい。
そんな意味を込めて。
今では家族三人+動物達と仲良く幸せに暮らしています。
辛い事もありました。
でもそんな事があったからこそ、今の旦那と恋愛ができ、子供も授かりました。
旦那いわく、私が聖夜君の事を相談してから、良い子だなって思ってくれたみたいです。
控え室でたまたま二人、相談。
これがなかったら、私の人生はまた変わっていたでしょう。
本当に人生は、いつ何があるかわからない…改めて思った。
ありきたりな人生かもしれない。
でも人間は日々、運命の人と出会う為に恋愛し、経験し何かを得る。
運命の人は遠くにいるようで、すごく近くにいるもの。
私は思う
皆さんはどんな恋愛してますか?
笑ってますか?
泣いていますか?
悩んでますか?
人生一度きり。
笑って泣いて
空を見上げ
今日も一日頑張ろう!
END