第10章:心の変化
さち:直斗君今日ご飯食べに行けへん?
直斗:いいよっ何処行くか決めといてな!
そして待ち合わせをし、ファミレスで楽しく会話しながらご飯を食べて、直斗君に質問した。
さち:直斗君彼氏は?
直斗:爆笑…俺、ゲイちゃうで(笑)
さち:あっ!!ごめん!( ̄□ ̄;)!!彼女の間違い(笑)
直斗:笑…市内でメールしてる子はおるけど、その子なんか変わってて微妙やわ…
さち:じゃあ付き合へんねんなー。
直斗:そやなー前に一回、俺の親友キズつけてるし、気になってた時もあったけど、ただメールする仲ってかんじ。
俺、他に気になる子できたしっ
さち:そうなん?!直斗君大変やなー
気になる子できたんや!
じゃあ次こそは頑張らなあかんな!
そんな会話をして店を出てバイバイした。
直斗君は、いつもオゴッてくれる。私が出すと言っているのに……
次こそは出すぞ!と思い、直斗君に念を押してメールで伝えた。
それからも毎日メールを重ね、私は直斗君にメールで
さち:直斗君、いきなりやけど、彼女ほしい子おらん?さちの友達が彼氏ほしいって言うてるねん。
チエミっていう子なんやけど!
(チエミは以前から彼氏募集中だった)
直斗:おるで〜!その子に紹介しよっか?
さち:本間にー?じゃあどうする?二人で遊ばせる?
直斗:俺らも行こやー!
さち:うんっ!せっかくの夏やし、海で花火せえへん?!
直斗:いいね〜!じゃあ、六時に待ち合わせして、飯食って花火な!
曜日いつにする?
さち:OK!どうやって行く?さちもチエミも車持ってないし…
友達仕事してるん?
土曜日は?さちバイト休みで、チエミも学校休みやし☆
直斗:車はあるから心配せんでいいで☆
友達は大学生やから、全然いけるで☆
もしかしたら夏休み入ってるかもしれんし!
土曜日やな、丁度いいわー俺バイト昼までやし、友達休みやわ!
そんなこんなで話は盛り上がり、土曜日が待ちどおしかった。
そして土曜日。
チエミと一緒に、待ち合わせた場所へ。
と、言ってもチエミの家の横に建っている会社の前で待ち合わせ。
そして初対面の時…
直斗君の友達は、豊君といい、直斗君と同級生。
細身でキリッとした顔だち。レゲエライブもしている。
すごい!
私とチエミはビックリした。
そして四人でファミレスへ。
何となく落ち着きがないが色々話をして、私がオゴリ、店を出て花火を買いに行った。
私と直斗君は、後ろの席。
チエミが助手席で、豊君が運転。
私と直人君は、ある作戦をコソコソ考えた。
それは、二人を車に残し仲を深めてもらおうという作戦。
そして店に着き、買ってくるから待ってて!
と強制で二人を車に残し、直斗君と店内へ。
数分後…
作戦は失敗に終わった(◎-◎;)
チエミの兄と、豊君は友達だった。
後で聞いた話、チエミは、兄の友達はちょっと……
豊君は、タイプじゃないと言っていたらしい…(直斗君情報)
そして30分程、車をとばした所に海がある。
そこへ向かい、四人で電池式コンポの音楽をかけながら花火をした。
もし海にサメでてきたらどうする?っと、
アホな会話をしながら、二時間ぐらい楽しんだ後、最後は線香花火。
ゴミを拾い、帰る事に。
途中ビデオ屋に寄る事になった。
もちろん夏といえば怖い話。
私はホラー系は全てダメ。
しかし、直斗君の家で見る事になった。
ガーンと思いながらコンビニへ行き、お菓子やジュースを買った。
そして直斗君の家に到着!と思いきや、下りてみたら待ち合わせ場所。
直斗:俺の家ここやねん!
サチ&チエミ:えぇ〜〜〜〜!!
直斗君の家は、チエミ家の横に建ってる会社のすぐ横の家だった!
あまりの近さにビックリ!
そして怖いビデオ見た。
本当に怖くてチビリそうになったぐらいだ。
結局、話したりビデオ見たりで朝方になった。
そこから解散。
眠い目をこすりながらお礼を言い、私はチエミの家で爆睡させてもらった。
直斗君の事を考えながら…
私はすでに直斗君を好きになっていた。
次の日。
夕方バイトが終わり、チエミと遊んでいた。
そこへ直斗君からメール。
私とチエミと直斗君で遊ぶ事になった。
コンビニでお菓子やパン、ジュースを買い直斗君家へ。
昼寝したり(夜だけど)話してる間にもう朝方に…
チエミは学校休む予定だったので、このまま帰って寝ると……
そして二人きりになり、なぜか直接話さずに、メールの会話が始まった。