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45話 夢とは何ぞや
夢とは、いったい何なんだろうか。
ＡＩは、睡眠中に見る夢は、脳が活動しているときに出現するイメージや想像のことで、経験に基づいた一種の幻想的な経験なのだという。
人間は一日に三～五つの夢を見るけど、見ている時は、起きている時と比べて、記憶を固定する神経伝達物質があまり出ないらしく、夢を記憶として残しておくのは難しいなのだと。
ほんとにそんなちんぷな創造でいいのか？
そんなことをいわれると、過去のトラウマなんて幻想にすら思えてくる。
まあ……テストの答えとしては、いいのだろうけれども。
十月に入り巨大隕石は少なくとも三回は落ちてきた。
最初は、即死亡——。
二回目、逃げ遅れて死亡——。
そして三回目は、皆に会いに行くも死亡——。
三度目は、黒猫がくすりと笑ってからだった。
何なんだ？
最近、ちょいちょい出てくる黒猫。
