キャラ紹介 3章開始時点 ネタバレあり
多少ネタバレを含んでおります。
イラスト追加しました!
神代 結 17歳 160㎝
オレンジの髪が特徴の少女。
明るく前向きで、常に周りを気に掛ける優しい性格。自分より他人を優先することが多く、これは過去に行ってきた行動が関係している。
…なのだが、他人を無条件で助けようとしていた過去の自分には懐疑的で、本当に同一人物なのかと疑っていた。
打たれ弱い面があり、自身や周りの変化に落ち込むことが多々あった。
それでも、仲間のためあきらめずに抗い続けて…いた。
幼少の頃、父に言われた神代家の家訓に従い、人を結びつける事を課される。
そのことに対して彼女の考えたやり方は、全ての人の味方をし仲を取り持つというやり方だった。
しかし、そのやり方の欠点である、誰も彼も味方する=敵対している相手の味方にもなる、その都度味方する側を変えるため信用できない事を指摘され孤立。
それでも、他にやり方が分からず、頼れる人もいない彼女はその方法を取り続けるしかなかった。
結果、都合のいい存在として周りから認識され、厄介ごとの度に呼び出され、処理させる役割に。
そのことを認識しながらも、親に課されて使命を投げ出すことができないため受け入れるしかなかった。
転機が訪れたのは、他校の生徒(雨宮雫)を助けた事と転校生(*****)の存在である。
彼らが神代結のやり方を肯定し支えた為、彼女は前を向くことができた。
…しかし、*****がALSを発症した事で彼女の人生は大きく変化する。
*****を治療するため奔走するが、見つからず絶望する。
雨宮雫に諭され、諦めかけた時だった。彼女は方法を見つけてしまった。
姉である、神代栄華が開発していた記憶に関わる装置を無断で使用し、医術、生物学、薬学、生体工学など、人体に使用できるであろうありとあらゆる知識を脳にインストールする。そうやって得た知識で、自分で治療薬を作る。それが彼女の見つけた答えだった。
インストールは上手く行った。だが副作用として感情が消失してしまい、治療薬を作るだけの機械のような存在へとなり果てる。雨宮雫が四六時中彼女の面倒を見たかいもあり、徐々に感情を取り戻すことができ最終的に治療薬も完成させることができた。
しかし、作成過程の記憶が抜け落ちている。その為、どうやって作ったのかが分からず、作成中に自分が何をしたのか…させたのか、一切覚えていなかった。
…そのことを彼女は深く後悔することになるとも知らずに。
これは【神代結】の記憶であり、
神代結と名乗っていた人物、【雨宮雫】の記憶ではない。
神代 結 17歳 159㎝
雨宮雫と名乗っていた少女。
銀髪で白衣を着ていおり、普段はフードで顔を隠している。
(彼女の行いを知っている人物から、疑いの目を向けられかねない為)
常に冷淡で、他人を寄せ付けようとしない。けれど、周りで困っている人間を見捨てるわけでもない。
性格が変わったのは感情が欠落したのが原因であり、元々は明るい性格で誰にでも優しく接していた。
目的のためなら平気で人を犠牲にする冷酷さを持っているが、犠牲にしているのは悪人だけであり、それも何かしら害があった場合のみである。
戦闘面では高い身体能力生かし、自己防衛のため知らない間にインストールしていた近接格闘で戦う。
雨宮雫の戦い方は彼女の物と酷似しており、それは雨宮雫が彼女の記憶を持っていたからである。
姉を人質に取られており、運営から行動を制限されていたため自由に動けずにいた。
しかし雨宮雫と雪原舞が現れ、罪の意識から脱出へと舵を切る。
姉を殺されかねないため過度な協力はできずにいたが、最終的には雪原舞に武器を渡したり、溢れる怪物の大半を始末。
さらに、変異してしまった親友を助けるため、無謀だと分かっていても彼女に挑んだ。
しかし、圧倒的な身体能力の差に敗北し、首の骨を折られる結果に。(常人なら確実に死んでいる)
はたして親友を救うことができるのだろうか…
なお、真壁龍之介を心底毛嫌いしており、彼に対しては態度が悪い。(原因は真壁龍之介にある)
雪原 舞 16歳 151㎝
長い黒髪の美少女。
1章の途中からずっと、神代結(雨宮雫)と行動を共にしていた。
初期の頃は記憶がなく、元来彼女が持っている気弱な部分が表に出ていた。が、記憶を取り戻し、妹という生きる目的を思い出したことで改善し、自分を助けてくれた神代結(雨宮雫)を助けられる存在になろうと努力する。
しかし、根の優しさが影響して他人を気遣うあまり、行動が遅れたり、銃弾を無意識に外すなどの弱点があり、あまり結果は芳しくない。
それでも、ひとりで蔓木を倒すなど、ここ一番での意外性を秘めている。
1章開始時、気弱で周りからは完全に足手まといの扱い。一緒にいた麻倉には邪魔者扱いを受けていた。
さらには、助けてくれた神代結(雨宮雫)に襲われると疑心暗鬼になってしまい、彼女に薬を投与して昏倒させるなどの問題行為も。
しかし、失意の中で妹の存在を思い出し、生き残るために行動を改める。
結果、神代結(雨宮雫)と和解し、以後彼女に同行することになった。
けれど、この時点ではまともに戦闘を行う事が出来ず、足手まといなのは変わらなかった。
さらに1章の最後で、変異した光明寺に腹を貫かれ致命傷を負ってしまう。
しかし、神代結(雨宮雫)の血液とそれに含まれるもの。そして、神代結(雨宮雫)が身に着けていた髪飾りに隠されていた薬剤によって生存することができた。
その影響で体が変異しており、自分の周囲の感情を読み取る能力を得る。
その能力により、目では見えない相手の位置を感じ取ったり、自分に向けられる悪意を読み取り、近づかないようにするなど機器察知の能力に長けている。(能力を自覚したのは2章後半からであり、得た当初は無意識に感じ取っていた。)
2章の開始時では、助けてくれた彼女に恩返しをしようと考えるが、戻った記憶に困惑。
自分の記憶の中にある神代結と目の前の彼女が一致せず、疑いの目を向けてしまう。
しばらくの間、そのことで悩んでしまうが、神代結(雨宮雫)が死にかけたことで考えを改め、再び彼女を助けようと奔走する。
しかし、初めて人を殺めたことでふさぎ込んでしまい、様子を見に来た神代結(雨宮雫)を誤って絞め殺そうとしてしまい、彼女から距離を置かれてしまう。
それ以降、仲直りする機会がなく。次に会った時、力になりたいと思っていた人は人間の姿をした怪物へと変わっていた。
その後、彼女に生えた尻尾で腹を貫かれ殺されかけるが、ある理由により生存。
今まで助けてもらった彼女を正気に戻し、助けるため上階へと向かう事を決意する。
施設に連れてこられる前はアイドルをしており、知名度はかなりある。そのため、記憶が戻った人間なら彼女の事を知っている人が多い。
さらに、レッスンを欠かさなかったため、身体能力は悪くない。が、前述した性格が災いして相対的に低くなってしまうことがしばしば。
アイドルは妹の治療費を稼ぐために始めたが、妹に続ける意思を確認された際、自分の行いで様々な人に勇気を与えられていると知って以降、そのためにも活動し始めた。しかし、中学3年の時に妹の心臓が止まってしまう。
そのことを問い詰めようと開発者に会おうとしたが、捕まってしまいその記憶を消され別の記憶を植え付けられてしまった。(記憶が戻った現在はそのことを思い出している。)
そのため、妹は治療のため海外にいると思い込んでおり、いつか会えると夢見てアイドルの活動を続けている。
戦い方は拳銃と様々な投擲物を使用する。
これは2章の途中で、戦い方について神代栄華に教えてもらったもので、本人は役に立てるならと言われた通りこの戦い方にした。
煙幕や、閃光手りゅう弾などで相手の視界をつぶし、気配で相手の位置を探り攻撃する。相手からは見えないのに、自分は一方的に攻撃できるため、はまればかなりの戦力になる。
…のだが、上述のとおり拳銃の腕がへっぽこで、至近距離でも外すことがある。
近接武器を使わないのも、相手に使う際ためらってしまうからで、結果、戦闘に置いてはかなり弱い。
元々黒髪のロングヘアーだったが、蔓木との戦いで切り落としたため、ミディアムヘアぐらいの長さになっている。
真壁 龍之介 19歳 182㎝
ロングコートを着た青年。
1章の途中から、現在に至るまで神代結(雨宮雫)と行動を共にしていた。
1章の初めから、誰かと行動を共にしようと考えていたが、出会った人間のほとんどが逃げ腰や敵対的な人物ばかり。最終的に一人で行動しようと考えていた。
しかし、異常な状況でも他者を助けようと行動する神代結(雨宮雫)を見て、彼女なら信用できると考え会う機会を伺っていた。
けれど機会が巡ってこず、初めて会話した時は神代結が(雨宮雫)別件で焦っていたため協力を申し出ることができなかった。その為、単身で外出禁止時間中の施設を探索しようと行動することに。
結果的にそれが功をなし、神代結(雨宮雫)と協力関係を結ぶことに成功し、以降彼女と行動を共にすることになる。
普段から頼りがいのある雰囲気を出そうとしているが、あまり頼りにならないことが多い。
けれど、仲間を見捨てるような行動取ったことはなく、信頼はできる人物なのは間違いない…はずだった。
1章の最後で、早々に戦線から退場させられたことを気にしており、神代結(雨宮雫)を助けられる力が欲しいと望み始める。
さらに2章の初めで記憶が戻り、その思いを強くする。
けれど、移動先のフロアにいた蔓木真白の能力の影響を受けてしまい離脱。
(この時彼は、2人から離れて別の環境に身を置けば成長出来るかもしれないと考えていた。しかしそれは蔓木の能力と、神代結(雨宮雫)が過去の記憶と違う名前を名乗っていたことに対する不信感が影響しており、本来の彼なら2人から離れるなんて選択をしない)
結果、守ると決めたはずの神代結(雨宮雫)を罠にはめる結果になってしまう。
その事を後悔し、蔓木の能力を痛みによって搔い潜り、神代結(雨宮雫)を助けようとした。
だが、彼女の拘束具を外すことができず、その場を見つかってしまい仕方なく筒浦真那を助けて逃げる結果になった。
その後、別れていた雪原舞と合流するが、自分の軽はずみな行動のせいで神代結(雨宮雫)を救うことが難しくなったと責め立てられ、さらには力不足を指摘された結果ひどく落ち込んでしまう。
そのままあきらめかけた時、雪原舞に激怒され何とか立ち直ることができた。
その後、未道鈴蘭と雨宮雫(神代結)と共に、神代結(雨宮雫)の救出に向かい怪物の群れと戦闘に。
戦闘後、彼女を探すがそこに彼女はおらず、あるのは猟奇的な現場と血まみれの空間だけだった。
仕方なく雨宮雫(神代結)の後を追うが、その時にはすべてが終わっていた。
施設に来る前の彼は、大学生で教師になるべく勉強していた。
しかし、自分の将来を軽視している為成績はあまり良くなく、とりあえず卒業できればいい程度に毎日を過ごしていた。
変わるきっかけになったのが、教育実習先の高校での雨宮雫との出会い。
感情がない神代結の世話を献身的にしている彼女を見て一目惚れ。
彼女にいいところを見せようと、勉学に意欲的に取り組むようになり、結果的に成績も周りの評価も上がった。
そして、実習期間が終わりに近づいたある日。意を決して雨宮雫に告白するが、普段とは違う彼女を見て恐怖を抱いてしまい、その後は関わらないようにし実習先から逃げるように去った。
彼が神代結(雨宮雫)を信頼するのは、好意の感情が根底に残っているのが大きい。(性格もそうだが、顔も好み)
…が、そのことを知った神代結はブチ切れているため、彼に対して態度がものすごく悪い。
未道 鈴蘭 14歳 154㎝
青髪の落ち着いた雰囲気のある少年。
常に冷静で、状況判断にも優れている。…が、筒浦真那が絡むと慌ててしまう場面も。
2章中盤。蔓木のところから逃げだした神代結(雨宮雫)と、雪原舞を匿ってくれた人物。
けれどそれは、蔓木を倒し、この先も戦力になるという打算的なものであり、内心では神代結(雨宮雫)の事を信用していなかった。
これに関しては、彼が記憶を取り戻していることが関係している。
姉の仕事の資料で彼女の事を知っており、ただでさえ危険人物だと知っていたのに、他人の名前まで名乗っている彼女を警戒するのは当然だった。
それでも、戦力としては優秀だと判断し、蔓木を殺すために神代結(雨宮雫)と協力関係を結んだ。
けれど、最初から捨て駒だと思っていたこともあり、詳しい作戦などを彼女に伝えるようなことはしなかった。(捕まって情報が漏れることを危惧していた)
その後、蔓木に筒浦真那と共に捕まったと知り困惑。
2人を助けようと方法を考えるが、戦力が足りず諦めかけていた。
しかし、真壁龍之介が筒浦真那を助け出したことで状況が変わり、神代結(雨宮雫)を助けるため行動することになる。
(目が覚めない筒浦真那の治療を条件に出されたのも大きい。蔓木のシェルターに治療薬がある可能性も考慮し、協力関係を継続)
だが、助けに向かった先に神代結(雨宮雫)はおらず、治療薬も見つけることができなかった。
その後運営からの取引で、仲間を裏切る演出することで4人を救う役を引き受け離脱する。
それを引き受けたのも、雨宮雫(神代結)に筒浦真那を治療することを持ち掛けられた事が主な理由である。
分かれる際には、一番まともで信頼できる雪原舞に筒浦真那の事を託した。
協力関係を結んだ人間が脱出の条件を満たす用に、脱出を諦めて引きこもっている人間の世話をするなど、若干サイコパスな気質がある。
彼も変異しており、思考を加速させる能力を得ている。
これは体感時間を伸ばすもので、時間が遅くなったような状態になる。(体感時間が延びるだけで、速く動けるわけではない)
今のところ目立った活躍はないが、彼の過去などは3章で明らかに。
筒浦 真那 13歳 149㎝
ピンク髪で活発な少女。
自由奔放な性格で、常に好き勝手行動することが多く、その度未道鈴蘭に怒られている。
知り合った相手にあだ名をつける癖があり馴れ馴れしい。
人の話を聞かずに突っ走った行動を起こすなど、問題行動が多いが、周りからの信頼は厚い。
その理由として、ムードメーカーの役割を担っていることが大きい。
危機的状況にもかかわらず、普段と変わらず明るく接し安心させてくれる彼女に惹かれる人間は多く、未道鈴蘭の基地にいた人間が変異しなかったのは、彼女の存在があったからである。
仲間思いで、雪原舞のGフォンを一人で取りに行こうとしていた神代結(雨宮雫)を心配してついて来てくれたりしてくれた。
しかし、その行動が原因で蔓木に捕まり、薬を打たれたことで意識を残したまま動けなくされている。
薬の効果自体は消えているが、目の前で行われた凄惨な光景を見て精神喪失状態になっている。
その為、2章ラストでも意識が戻っておらず、真壁龍之介に背負われ上階へと移動することになった。
戦闘面では、短刀を二本使った接近戦を主にする。
一応拳銃も所持しているが、狙ったところに当たらないのを毛嫌いし使わない。
変異の影響で、敏捷性の身体能力が大きく向上しており、速さだけなら登場人物内でも最速である。
ただし、敏捷性に極振りしているせいか、筋力などはあまり向上しておらず、かなり非力。(それでも、同年代よりは力がある)
彼女の過去や、活躍は3章で。
神代 栄華 23歳 167㎝
銀髪で、眼鏡をかけた女性。
度々、神代結(雨宮雫)や雪原舞の前に現れる謎の人物で、彼女たちに助言をしては去っていく。
その正体は神代結の姉で、現在は運営に捕らわれの身になっている。
しかし、神出鬼没に現れては煙のように消える。その為、雪原舞は幽霊ではないかと思っている。
彼女も神代結と同じく、家訓に従い行動。結果、科学の分野においては右に出るものがいないほどの技術力を持つことになった。
記憶を操作する機械や、人の治癒力を高めるナノマシンなど様々な物を開発している。
彼女に関しては、3章で明らかになる。
雨宮 雫 17歳 160㎝
オレンジの髪が特徴の少女。
明るく前向きで、常に周りを気に掛ける優しい性格。自分より他人を優先することが多く、これは過去に行ってきた行動が関係している。
…なのだが、他人を無条件で助けようとしていた過去の自分には懐疑的で、本当に同一人物なのかと疑っていた。
打たれ弱い面があり、自身や周りの変化に落ち込むことが多々あった。
それでも、仲間のためあきらめずに抗い続けていた。
しかし、その性格はすべて、神代結の記憶を植え付けられたことでできた人格であり、本来の彼女の物ではない。
本来の彼女は、物静かで他人と関わろうとしない内向的な性格。
誰かから話しかけられれば、その場は明るく振舞うが、内心は憎しみで溢れている。
他人の事は害をもたらす存在としか思っておらず、相手の事を全く信用していないし、しようともしない。
こうなった原因は、幼少から続くいじめが原因。クラスメイトだけでなく教師からも嫌がらせを受けそれが常態化していた。
そしてその状況を好転できるような出来事も起きず、助けてくれる人もおらず、心が擦り切れ性格がねじ曲がった。
神代結など頼れる人はいたが、学校が違ったためいじめから救ってくれることもなく、本質的な解決には至らなかった。(学校外でのいじめはなくなったが、その分学校でのいじめが加速した)
中学卒業間近まで、いじめられる生活を当たり前だと受け入れてしまっていた。
しかしある時、いじめの主犯である生徒が楽しそうにしている姿を見て、自分の現状に疑問を抱き、今までされたことに対しての憎しみが沸き起こった結果、卒業式後に主犯と担任の教師を橋から突き落とし殺害した。
そのことに対して、罪悪感などは一切感じておらず。せいぜい、足元にあった石を蹴った程度にしか思っていない。
高校へ進学することで、ようやく普通の生活を送れると期待していたが、神代結の感情が消失してしまったためそれも叶わなかった。
結果、彼女の精神状態は非常に劣悪で、不安定である。
普段はそれを悟られないように、明るい性格を演じている。
しかしそれは、昔の神代結を真似ているだけであり、それすらも彼女の精神を蝕む一端になってしまい、いつ精神が崩壊してもおかしくない。
長い間、悪意に苛まれ続けていたため、他人の悪意に非常に敏感で、自分や神代結を害するであろう存在には一切容赦せず排除しようとする。
そのことに対して、一切の感情を持っておらず、悪いことをしたとも思っていない。
…しかし、あることがきっかけで、彼女の精神は限界を迎え悲劇を生むことになる。
現在の彼女は、変異が進んだ影響で人ならざる身体能力を得ており、正面から戦って彼女に勝てる存在はいない。
さらに変異によって能力を得ており、身体能力向上と、致命傷を負っても即時回復するほどの再生能力を持っている。
通常、変異によって得る能力は一人一つなのだが、彼女はなぜか二つ持っている。
変異を繰り返した結果、人の形を保ってはいるが不安定であり、何か手を打たなければ異形の怪物へとなり果てることになる。(2章の最後では尻尾が生えるなど、進行し続けている)
1章では様々な困難に立ち向かい、人を助けたいと強く思いながらも殺すしかない状況に追い込まれ少しずつ精神が疲弊。
さらには変異を起こした影響で、自身に潜む凶暴性が増しており、助けたい思いとの相反する感情に苦難することになる。
最後には、変異してしまった友人、光明寺 静華と戦うことになってしまい、負の感情に飲まれかけるも雪原舞の言葉で正気に戻り、辛くも勝利する。
しかし、そのせいで致命傷を負ってしまった雪原舞を助けるため、神代栄華の指示に従って自身の血と髪飾りに偽装された注射器を使用。
命を救うことはできたが、それは彼女を怪物に変える行為であり、その事が彼女を追い詰める要因になってしまった。
2章では、度重なる変異の影響により幻覚が見え、さらには仲間であるはずの2人の会話から自分への不信感を持っていると誤解してしまう。
しかし、雪原舞を怪物に変えた罪悪感。そして、神代結として今までやってきた人助けから、彼らを切り捨てることができず、その状態で行動を共にすることになる。
この時点で、本来の性格が顔を出し始めており、内心では彼らの事を邪魔だと思い始めていた。
それだけでなく、自分とは違い周りの人から好かれる雪原舞に嫉妬して、彼女に不満まで持つなど、本来の自分と神代結の考えが入り混じり始めていた。
その後蔓木に対して、真壁龍之介と喧嘩になり、彼と仲たがいをしてしまう。
仲間との軋轢、自身に語り掛けてくる幻覚、未だ分からない自分の過去など、様々な出来事によって、精神が摩耗。その状態で怪物との戦闘を行い勝利するが、最後に油断した結果半身が無くなるほどの傷を負ってしまう。
その傷を治すため、無意識に怪物を喰らっているところを見られ、蔓木の仲間から罵声を浴びせられる結果に。
雪原舞によってその場を離れることに成功したが、未だ精神面の問題が解決していなかった。
だがその時、深夜に出る怪物を排除していた雨宮雫(神代結)と偶然会い、彼女からもらった薬によって幻覚の症状が一時的に治った。
その日の朝、運ばれてきた物資を取り合って筒浦 真那と戦闘になるが、介入してきた蔓木の部下から彼女を守ったことで、彼らの基地へと招かれる。
そして、基地にいた未道鈴蘭と協力関係を結び、蔓木を打倒するため行動することになる。
だが、人殺しのショックで倒れた雪原舞に、妹を殺したと言われ殺されけてしまう。
その出来事によって、自分自身に対しての不信感が確固たるものとなってしまい、さらには雪原舞への負い目によって彼女を拒絶。
彼女のGフォンを蔓木が持っていると知ると、罠だと分かっていても取り戻しに行った。
その結果蔓木に捕らわれてしまい、今の状況を維持したい蔓木によって、食料確保のため何度も体を削り取られる。
度重なる拷問。さらには、自身が神代結ではなく、別人だと蔓木に告げられたことで彼女の精神は崩壊。
その後、助けにきた真壁龍之介によって正気を取り戻しかけるが、彼が自分を置いて行ったことで裏切られたと確信。
深い絶望の中、本来の記憶を断片的に思い出してしまい、蔓木のシェルターにいた人間を殺し、面白半分で自分の血を与え怪物化させるなど残虐な行為に走る。
その後、助けに来た真壁龍之介達の戦闘に紛れシェルターを脱出。
蔓木を殺そうと彼女の後を追った先で、雪原舞と神代結を見つけ彼らに致命傷を負わせ上階へと去っていった。
二重人格のように性格が変わることがあったが、これは彼女が神代結の記憶を持ってたことが起因している。
…彼女がどういう結末を辿るのかは、3章で描かれる。
3章新主要登場人物
枯葉 明人 (かれは あきと)
春野 桃花 (はるの ももか)
九丈 斗真 (くじょう とうま)
海原 渚 (うみはら なぎさ)
炎浄 剛馬 (えんじょう ごうま)
的場 武人 (まとば たけと)
有栖 アイラ(ありす アイラ)
光明寺 照明 (こうみょうじ てるあき)
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