オワインの獅子
時は12世紀半ば、現代の英国がまだ統一される前、戦乱と騎士物語の時代。
その英国の国土の主要な部分を占める大ブリテン島の西部、ウェールズ。
この地は古代から大ブリテン島に住むケルト系の民、カムル人が住むことから、カンブリアと呼ばれていた。
カンブリアの民は小さな王国に分かれ、その王国を上位の王国が統治していた。
北部の上位王国は、グウィネド。古のローマの血を引く王が統べる。
中部にはポウィス。南部にはデハイバース。
この王国の東部にそびえる山を越えたところには、後世アングロ・サクソンと呼ばれるゲルマン人の国家、後のイングランドがあったが、11世紀の後半、フランスの北部に定住した戦闘民族の末裔、ノルマンディー公国が攻め込み、支配者となった。
ノルマンディーの貴族たちはその食指を未征服のカンブリアへと伸ばした。
彼らは私腹を肥やすために領土拡張を狙い、カンブリアの王たちは生存と統一を目指して戦いを始めた。
裏切りと血塗られた戦の中で、カンブリアの歴史は、やがて一つの転換点を1136年に迎える。
これは、まだ日本にはあまり知られていない、この時代のグウィネド王オワインの為したその偉業を、少しだけ物語るお話。
その英国の国土の主要な部分を占める大ブリテン島の西部、ウェールズ。
この地は古代から大ブリテン島に住むケルト系の民、カムル人が住むことから、カンブリアと呼ばれていた。
カンブリアの民は小さな王国に分かれ、その王国を上位の王国が統治していた。
北部の上位王国は、グウィネド。古のローマの血を引く王が統べる。
中部にはポウィス。南部にはデハイバース。
この王国の東部にそびえる山を越えたところには、後世アングロ・サクソンと呼ばれるゲルマン人の国家、後のイングランドがあったが、11世紀の後半、フランスの北部に定住した戦闘民族の末裔、ノルマンディー公国が攻め込み、支配者となった。
ノルマンディーの貴族たちはその食指を未征服のカンブリアへと伸ばした。
彼らは私腹を肥やすために領土拡張を狙い、カンブリアの王たちは生存と統一を目指して戦いを始めた。
裏切りと血塗られた戦の中で、カンブリアの歴史は、やがて一つの転換点を1136年に迎える。
これは、まだ日本にはあまり知られていない、この時代のグウィネド王オワインの為したその偉業を、少しだけ物語るお話。
第一話 狼煙
2020/06/14 14:41
第二話 カンブリア秘史 前編
2020/06/26 20:26
第三話 カンブリア秘史 後編
2020/06/26 20:36
第四話 アベルフラウの親子 前編
2020/06/26 21:15
(改)
第五話 アベルフラウの親子 後編
2020/06/26 21:16
第六話 獅子隊
2020/06/26 21:27
第七話 クレアの一族 前編
2020/06/26 21:31
(改)
第八話 クレアの一族 後編
2020/06/26 22:04
(改)
第九話 伏流、勢い増して
2020/06/30 19:46
第十話 伏流、勢い増して 中編
2020/06/30 19:50
(改)
第十一話 伏流、勢い増して 後編
2020/06/30 19:53
第十二話 キドウェリー哀歌 前編
2020/06/30 20:01
第十三話 キドウェリー哀歌 中編
2020/06/30 20:03
第十四話 キドウェリー哀歌 後編
2020/06/30 20:06
第十五話 復活祭 前編
2020/06/30 20:08
第十六話 復活祭 中編
2020/06/30 20:10
(改)