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55話 安全地帯

最近主人公のセリフもほとんどなく影が薄い気がしたのでセリフ増やしてみました



5月25日

内容を少し変更しました。

55話 安全地帯


闇魔の森と天輪山の境目にある安全地帯には、過去にここにやってきた冒険者たちの残したアイテムや調理器具、建物までもがあった。

流石に食べ物はなかったが、途中で倒した魔物の肉やそこらに生えている香草や木のみをあつめて昼食をとった。


「天輪山に向かうのは明日にするぞ。今日はしっかり休もう」

「今日は強い魔物を相手することが多かったからな!特に最後の魔物は厄介だったぜ」


あの黒いサイクロプスは魔力だけならSSランクに相当するほどだった。

まだ変異したてなのか力をうまく使えていなかったので倒すことができたが、かなり頑丈だったために倒し切るのにかなりの力を使わされた。


「闇魔の森の固有の変異種がいるなんて聞いたことないけど、そもそも闇魔の森と天輪山の情報自体が少ないから知られてないだけなのかもしれないな」

「もしかしたら天輪山にも似たようなのがいるかもしれないわね」


マリベルの予想は最悪のケースだが、決してあり得ない話ではない。


「もし、変異種とドラゴンを同時に相手にすることになったら対処できないかもしれないな。その時は天輪花だけ摘んで逃げるぞ」

「その時は殿は俺に任せな」


Sランクの危険地帯は、Sランク冒険者なら比較的安全に探索できる地帯とされている。

なので、山頂のドラゴンを除けば俺たち1人でもなんとかなる相手のはずなのだ。


だが、あのサイクロプスのような魔物はSランクを超えていた。

万全を期するならここは一度戻るべきかもしれない。

それでもこのまま進むと決めたのは、俺がマーガレットの病気を気にしているからだろう。


「‥‥分かった。ありがとう」


ここまで協力してくれる仲間が見つかったのは幸運だった。

俺1人ではあの魔物を倒せるかも分からなかったし、山頂まで行くことは断念するしかなかっただろう。




昼からは武器や防具などの手入れなどをし、夜はグレンとエイルさんが作った料理を食べてゆっくり休んで、翌日、天輪山に足を踏み入れた。


ナリタタイシン可愛い

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