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25話 模擬戦の反省

昨日、やっとテストが全て終わりました。これから春休みです!

先週も投稿できていないので、明日か明後日には次話を投稿したいと思います。

次回は別視点の話で、新キャラも出てくる予定です。




それから約10分後、訓練場の隣にある休憩室でグレンと模擬戦の反省をしていた。

まだ頭は痛いものの、訓練場の魔術保護のおかげで体の痛みはほとんどない。


「お疲れ様」

「あぁ、お疲れ様。やっぱグレンは強かったよ。武器も使ってないのに圧倒された」

「そりゃステータスも経験も差があるからそう簡単に負けてられないさ。でも、フリージアも予想以上に強くて驚いたよ」

「それならよかった」


グレンの主なバトルスタイルは、フォースで強化した力で大剣を振り回すというものだ。

それを使わずにあの実力なのだから、SSランクに近いと言われるのも納得だ。



「最後に使った複合魔法と身代わりの組み合わせはよかったな。まんまと嵌められたぜ」

「避けられるとは思わなかった」

「お前もそのうちわかると思うが、長いこと戦いに身を置いてると殺気とかに反応できるようになるんだ。お前は気配を消すのが完全にできていないから、練習した方がいい」


動物相手に気配を消すのはできていたが、グレンのような相手には通用しなかったらしい。


「それから、フリージアの戦い方なんだが、ソロならあのスタイルで問題はないだろう。だが、パーティーを組むなら変えたほうがいいと思う。俺が守ってやるからお前は攻撃に専念しろ」

「確かにそれがいいだろうな」


 確かに、グレンの言うことは俺も考えていたことだ。

 俺はグレンのような強い相手と近距離で戦えないから、近距離に強いグレンが前衛で俺が後衛としっかり役割分担したほうがいいだろう。


「俺は近接戦が弱いからな。駆け引きもなくステータス任せでぶつかるしかできない」

「だよな。動きが直線的すぎて対応しやすかったからな。ステータスに差のある相手ならともかく、俺みたいにあまり差がなくて近接戦が得意な相手なら対処されるだろう」


 いつかは直したいとは思っている。グレンに教えてもらいながら少しずつでも覚えていきたいところだ。


「一応、近距離戦闘も鍛えるぞ。俺が怪我した時とか、敵が多い時とか、お前が1人で対処しなきゃならない時もあるだろうからな」

「分かった」



 そのあともお互いに反省点などを挙げて話し合いは終わった。

グレンのアドバイスは、俺が自分では気づけないこともたくさんあり、これだけでもグレンとパーティーを組んで良かったと思えるくらいだ。


「じゃあ、これからしばらくは連携の練習でもするか。明日からはBランクの討伐依頼を受けるぞ」

「そうだな。これからもよろしく頼むよ」



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