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ギルティレポート   作者: 闇影
第一章
7/9

秘めたるもの

「…………………………………」

「聞こえないのか?てめぇらを殺すっつてんだよ」

あいつの名前をルガという。

手に大剣、黒髪、大きめのレザーコート。

真っ黒な服装に白い顔の右目は青、左目は赤。

相当な憎しみが見える。

「…………………………………ショウ、ルイス下がれ。

村長を説得してろ」


下がったか…。

淡々と話す。

「殺す…か…………………………………」

沈黙。

間が空いてルガが喋る。

「怖じ気ついてんのか」

「…………………………………。」

多分、全ては無慈悲で残酷な過去が始まりなのだろう。

冷たいけど生ぬるいような風が当たる。

白い息が空気中に消える。

『ポタッ』

霜が地面に落ちた!

『キーンッ!』

刃と刃が同時にぶつかる。

間合いはない。

「ジェノサイド!」

「ダークメフィスト」

闇属性の魔法が同時に零距離で放たれ、消える。

ルガが後ろに下がる。

間合いが出来る。

距離は7m位。

「メタルチェイン」

鋼の鎖が地面スレスレで伸びる。

札を取りだし、使う。

「はぁあ………!」

飛ぶ。時の流れが遅く感じる。

行けるか?

少し迷ったがやるしかなかった。

「不知火」

爆破移動で姿を消し、接近。

そこから零距離で突き、横薙ぎで低弾道で浮かせて

空中でシャトルループして叩きつけるのが本来の

効果。

だが、一瞬の迷いは命取りとなる。

消えた後、横に移動されてた。無論、当たらない。

「カオスドライブ!」

全属性の最上位魔法。

これを…

「結っ」

結界を張る!

弾く。しかし、詰め寄られている。

「覇斬撃!」

三連物理攻撃。

『ドンッ』

「この程度か。…フハハハハッ」

「…………………………………」

………攻撃なら防いだけどな………。

「フハハハハッ…?………チッ、喰らってなかったか」

喰らう瞬間に小さい結界を張ったことに助けられた。

逆に詰め寄る。

「覇斬撃」

やり返す。が、物事はそううまくいかない。

見事に避けられる。

「ジェノサイド!」

二度目。

紙一重で…回避。

『ザッ』

間ができた。

吹いている風が妙に涼しい。

ダークメフィスト、覇斬撃、不知火…。

まだ一つも当たってない。

ここまで来ると……………。

「もっと楽に終わらせたかった」

不知火も数年ぶりだったが、あれをやるしかない。

また、風が強くなる。


「なぁ、お前…」

息を吸う。

これだけは確認しておきたかった。

「なんで、こうなった?」

「もっと明確に言え」

「何故、そんなに頑張ろうとする」

「…………………………………」

何だろうか。

ルガの胸中にドロッとしたものが渦巻いている気がする。

「今から死ぬ奴が何を…」

やっぱり、そうなのか?

勘でしかない考えが頭に出てくる。

「俺は………ずっとなぁ!」

何かが喉に引っ掛かり、行き場を失っている。

これは…………………………………。

「普通に…」

「お前、ナギが羨ましかったろ」

制止する。

こちらを凝視する眼。

ビンゴだった。そして、続ける。

「人種差別の被害を受け、奴隷狩りにも遭ってる

時に悩みでも聞いてもらったんだろ」

「なっ…!?」

これはナギが向こうに着いて最初で最後の文通に書いてあった。

このときにルガのことを俺は知った。

「その時に彼奴の事だから一緒に悩んでくれた。

そこでお前の精神的な柱ができた。

けど、状況は変えられず、憎しみと怒りそして…」

一間置く。

「ナギに対する憧れ。彼奴のように

バカみたいに他人のことを考えて、笑いたくて

そうやってた。違うか?」

「………黙れ。…貴様に何が分かる」

図星…か。ちょうどいい。

「彼奴、今囚われていてお前も来るか?」

「ぬかせ!」

近づいてくる。

が、この勝負貰った。

「不知火」

零距離での不知火の威力は絶大なものと化す。

そして当たれば…………………………………あれが出せる。

突きを当て、横薙ぎを…決める。

ループを繋げて吹っ飛ばす。

そして、ここしかない。

「アレイアード」

ギリシャ語で翼を折る。

対空中でなら一級品。

それを喰らえば、確実に落ちる。

砂ぼこりが舞う中で、

一筋の蒼い閃光が空を突き抜け、消えた。

執筆終了。


もっと強烈に書きたかった。

最終的な構成は神懸かりなものを用意してます。

まぁ、当分後ですが。


次回以降もよろしくお願いいたします。

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