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神会議

作者: Irene

どさんこさんの『火の海ニッポン』から発生


...パクリとかではありませんよ!

此処はギリシャのオリンポス山の頂上

普通の人間が立ち入ることが許されぬ場所

神々の住まう神聖な場所_


...等と下界では言われてますが実際は...


~神殿内会議室~


「アレス!あなた何勝手に戦争の芽を蒔いているの!

只でさえ財政難なのにこれ以上ややこしくしないでくれる?!」

「良いじゃねーかよアテナ!人間たまには刺激も必要なんだぜ?」

「違う刺激にして頂戴、後此処は私の担当!あなたの担当じゃないの!

もう!お父様に報告するからね!」

「ゲ!止めてくれ、俺が悪かった!

今度ゼウスに怒られるような事をしたら人間界に神力封じた状態で落すって言われてるんだ!!」

「自業自得でしょ!」

「アテナ~」


...これ、下界にいる人間達には絶対見せたくありません...

ああ、申し送れました(わたくし)の名前はイリーニ

平和を司る女神をしております

...仕事あるようでないですが...

そして今兄弟喧嘩をしているのがアテナ姉様とアレス兄様です

アテナ姉様は知恵や芸術、工芸そして戦略を司る方です

とても凛々しくて賢くて自慢の姉です!

アレス兄様は...その,軍神です.

戦争の災厄を司る方です.

お恥ずかしながら『城壁の破壊者』などと言うイタ..恥ずかしい

イエイエタイヘン素晴らしい二つ名を持っております

因みに随分前にやった私とアレス様の兄弟喧嘩はとても有名で...

ああ!恥ずかしい!!


...コホン、失礼しました

え~と何処まで話しましたっけ?


『主様、主様』

「あら?如何しました?」

『日ノ本の神々がご到着いたしました』

「ああ、有難うございます、持ち場に戻っていいですよ」

『御前失礼いたします』


今の方はニンフ、精霊です

今回の会議の伝令役として招き入れました

今回の会議では遥か向こうにある国

ギアポニーアこと日本の神々と共に行います

何故かと言いますと..その..

この間アポロン兄様が暇つぶしで地球を使っての大文字焼きを行いまして...

その時日本に多大なる被害があった事もですが

何より担当されていない地区に干渉したことにより

その土地の神々から抗議のメールが届き

それで今回代理の神々にお兄様が公式に謝罪することになりました

その最初の国が日本なのです


アポロン兄様は音楽と拳闘の神です

予言が得意なモテ男です

下界の女性達曰く理想の青年らしいです

...それにしては意中の方に振られまくってますが...

因みに前好きな方が結婚するって聞いたときにその情報持ってきたカラスの色を白から黒へと変えたそうです

その前はある女性にしつこく言い寄って、耐え切れなくなったその人は月桂樹になったとか...

その前は...


『アポロン様のおなーりー』


ハッ!

いけません!今回の私のお仕事に集中しなければ!!

そう、何故今回アテナ姉様達と共に私がいるのかと言えば

簡単に言うと書記のお仕事をするためです

今回の事柄を総て正式な書類に収めるべく

感情に簡単に左右されない人材が必要で、それに私が選ばれました

面度ks..大変名誉なことで私に勤まるか分からなかったのですが

ゼウスお父様がめいれ..おどs..お願いしてきたので

貞操を守るたm..偉大なる父上のご期待に添えるべく引き受けたのです


「よ~イリーニ~相変わらず可愛いな!

今度おにいちゃんとデートしようか~」

「反省しない方とのお付き合いは断らせていただきます」

「え~そんなバッサリ~」

「アポロン様のお席は此方でございます」

「イリーニいつもみたいにおにいちゃまって呼んでくれないの~?」

「あらこんな所に妖刀村正が...」

「何でそんなものが此処に?!」

「先ほど天宇受売命(あめのうずめのみこと)様から対貴方用にと送られてきました」

「遠回しに俺への死刑宣告?!何で?!」

「貴女の暇つぶしで彼女の社も破壊されたそうです」

「ゲ?!」


アア、そういえば彼女を口説いてましたっけ...

自業自得ですザマアミロです(黒)


『イザナギ様、そしてスサノオ様のおな~り~』


あらいやだ、クズ(と書いてアポロンと読む)に構っていたら今回の主役達が来てしまいました

お出迎えをしなければ


『あ、あのイリーニ様...』

「如何しました?まあ!顔が真っ青!!具合でも悪いんですか?」

『イ、イエ...その...アポロン様をあのままにしてはいけないかと...』

「あらそう?嗚呼、失礼に当たるかもしれないものね

アレス兄様~この物体(アポロンさま)の修復をお願いしますね~」

「おーって修復?!あいつに何があった?!ってギャーアポローン!!」

「五月蝿いわねそれくらいすぐに直るわよ!

ほらイリーニ貴女は彼の神々を迎えに言ってちょうだい此処は私がやるから」

「有難うございますアテナ姉様!」


嗚呼、やっぱりお姉さまは頼りになります!私も何時か彼女のようになりたいです!!


「お待たせしてしまい申し訳ありません」

「いやいや、そんなに待ってはいないよ」

「それでは此方へどうぞ」


って言ってもすぐ隣の部屋ですからあまり歩きませんが

ん?あれ?


「失礼ですが...今回はイザナミ様もいらっしゃると聞いていたのですが...」

「あ.嗚呼、その..この地におりたった後大きな牡牛が現れて彼女を連れて行ったんだ

一緒にいた精霊が慌てないのでヘラ様の使いかと...」

「そ、そうですか...」

「何か問題でも?」

「イ、イエ、ナンデモアリマセン(たぶん)」


何してくれやがってるんですかあのエロ親父(ゼウス)-!!

息子が息子なら父親もそうなんですか?!

一体何度ヘラ様にお仕置きされたら気が済むんですか!

しかも謝罪相手の妻に何手を出してるんですかー!

ニンフ達に彼女を助けるように指示しましょう...

嗚呼、胃がシクシクします...


「此方が会議室で_

ビュン!

...え?」


今...何か飛んできました?


「久しぶりじゃね~かスサノオさんよぉ?」

「...いきなり何をする」

「ハッ!腕が鈍ってねーか試してやったんだよ!感謝しろよ?」

「貴様のような問題児に試されるいわれは無い」

「言うじゃねーかこのマザコンが!!」

「貴様こそシスコンではないか」

「ダダダダダ誰がシスコンかー!!」

「貴様以外誰がいる.妹が洞窟に引きこもったとき...」

「ワーワーワー!!」

「フン」

「テメー何時か泣かす!!」

「やれるものならやってみろ」

「ウガアー!!」


「相変わらず仲が良いな~」ニコニコ

「そう..ですか?」

「うん、会う度にああして生き生きとお喋りするんだよ

年が近いから話しやすいんだろうね~」

「...」

「イリーニ気にしたら駄目よ」

「そうします...」


男神って解りません...


バアン!!


「ちょっと!!此処に馬鹿(ゼウス)はいない?!イザナミちゃんは無事?!」

「あらヘラ様如何したの?」

「如何したもこうしたもアイツの獣化した姿を見たって今ニンフに聞いたのよ!」

「は?また?こりないわねあのエロ親父」

「しかも連れて行ったのが東洋人って言うじゃない!まさかイザナミちゃんが連れて行かれたんじゃないかと...」

「ぉ、お母様...」

「あら、なあに?イリーニ」

「そ、その...イザナミ様が連れて行かれています...」

「え?」

「因みにいまニンフ達に救出させに行かせています...」

「...」

「あ、ヤバッ

イリーニこっちおいで危ないから」

「は、はい~」

「ふ、ふふふふあのエロヤロウ私の友達まで手篭めにしようなんざあ100億年はええーんだよ!!

女神のソコジカラナメンナヨ!」


...なんか月が物凄いスピードでこっちに近づいているんですが...

え?あれ?これって地球滅亡って感じになります?

だ、誰かヘラ様を止めてー!!

其処の男神たち!呆けてないで止めてください!!

此処で地球がなくなったら...書類が...書類がー!!

始末書書くの誰だと思ってるんですかー!!


「やめてください~~!!」


ガバッ!


「ゆ...夢?」


コンコン


『イリーニ様如何なさいました?』

「い、いいえなんでもありません、少し夢見が悪かっただけです」

『そうですか。そろそろお支度の準備を午後に日ノ本から神々が参ります』

「え、ええわかったわ.最終確認をお願い」

『畏まりました。それでは失礼いたします』



...正夢とか...ナイデスヨネ?

モルペウス様の警告ではありませんよね?

説明しそこねたのでここに書いておきます


天宇受売命( あめのうずめのみこと)

芸能の女神であり、日本最古の踊り子と言える


モルペウス

夢を司る神


...各神様の性格は私のイメージです

皆様のイメージと違ったらすみません

でもゼウスはエロ親父です(キリッ!)

そして「会議して無いじゃん!」という突っ込みは正解です

むしろギリシャの神々に会議という概念は無いと思います←偏見


感想お待ちしております(ペコリ)

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― 新着の感想 ―
[一言] あぁ、面白かった!神話もこんな感じに噛み砕いたらおもしろいでしょうね!
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