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第1話 ~電波少女?行き倒れ?よくわからん~

どーも、虹兎です。

一日1~2話程度の更新になると思います。


…頑張ります。

どーも、いきなりですいませんが、俺は夢でも見てるんだろうか?


だってそうだろ?目の前に人が落ちてきたんだから――――










遡ること15分前。ある少年は走っている途中だった。


彼の名前は斎藤(さいとう) (れん)。15歳。黒のショートヘアーで、他人の目を全く気にしてない髪型。身長は175近くで、普通にカッコいい。ただ、本人は無自覚。


そんな普通の高校生はスーパーの特売を逃すまいと全力で走っていた。


「今日は4月10日だろ?始業式だろ?なのになんで初めから個人面談なんだよ!恨むぞチクショォォォォオオオオ!」


そんな感じで走り続けていたら、人が降ってきて冒頭の場面に戻る。









何だろうこの状況は。つーかこの人絶対に死んでるだろ…

と思っていたら、何やら言葉を発している。耳をすまして聞くと、


「ご飯食べさせて…」


「…いや無理です」


俺はそう返してこの場を立ち去ろうとした 。だってそうだろ?特売に間に合わなかったら洒落にならん。


「ご飯食べさせて…」


「いやだからむr「ご飯食べさせて」人の話を聞けェェェェエエエエエエ!!!」


俺はこのまま話してもしょうがないと判断したため、全速力でその場を去った。






数十分後。


「間に合わなかった…」


結局蓮は特売に間に合わず、来た道をトボトボ歩いていた。


「それもこれも全部あの行き倒れのせいじゃねーかァア!」


「うるせーよ!今何時だと思ってやがる!!」


「…すいません」


知らないおじさんに怒られた。



そしてあの行き倒れと会った道にさしかかった。どーせもういないだろ…と俺が思っていたら、端っこで何かがうごめいていた。


…うん?心なしか、行き倒れが二人になってる気がする…


「「ご飯食べさせて」」


「やっぱりそれかよ!テメーらはもっと違う言葉は喋れねーのかよ!」


「嗚呼、神よ。こんなにも可愛い少女にこの少年は食べ物のひとつもくれないらしいのです。一体こいつはどんな神経をしてるのでしょうか」


「めんどくせえェエエ!そしてムカつくなコイツ!」



もうめんどくさくなった俺は、行き倒れ二人を持って帰ることにした。






場所は変わって俺の家。俺は独り暮らしだから、必然的に家事をしなければならない。


仕方ないから俺はいつもより大分多く夕食を作って、行き倒れに食わせた。なんか涙ながらに食ってた。


その後俺は事情を聞くため俺の部屋に連れていった。


行き倒れ達の名前は、茶髪でポニーテール、眼の色も茶色の少女がアリス・キャロル、金髪のストレートで金眼の少女がローラ・ディアスと言うらしい。二人とも可愛い部類に入るだろう。


「で、アリスとローラはなんで落ちてきたんだ?」


「ちょっと魔術に失敗しちゃって」


「………はい?」


落ち着け。あれだ。こいつらは電波少女だ。きっとそうだ。


「ねえ、聞いてるの?」


「ああ、すまん。続けて」


「私たちは元々違う世界に住んでたんだけど、魔術のテストでミスって、先生に怒られて、反省しなさいって飛ばされたんだよ」


真面目な顔で話すアリス。


「そうか。お前らの言い分は良くわかった。だがもう俺の手には追えないようだ。警察に行きなさい」


「ちょっと!信じてないでしょ!」


ローラが怒る。いや普通信じられないだろ。


「じゃあその魔術をやってみてくれ」


俺はこの時、大きな間違いをしてしまったことに気付かなかった。


「わかったわ。じゃあ部屋の外に出て」


俺達は部屋の外に出た。すると、ローラが何やらブツブツと言い始めた。


「我、サラマンダーと契約し、炎を操る。前方に展開、部屋を爆破!」


ん?なんかおかしい言葉が聞こえたような…と考えた次の瞬間。


ドオオォォォォォォォン!



爆音と爆風が鳴り響いた。


そして目の前にあったはずの俺の部屋が消し飛んだ。


俺とアリスが唖然としてる中で、

「どう?これで信じた?」


とローラが何故かドヤ顔で言っていた。


「……テンメェェェェエエエエエエ!!!」


俺はローラに渾身の拳骨をくらわせて気絶させた。


どーも、作者です。え?短いって?ごめんなさい。これからは長くなってくると思うんで、どうか見捨てないで下さいね。

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