145話 リアスの目的
同時刻ーー
俺は気分転換に街の外をパトロールもとい散歩していた
そしてーー
『奴だ』
は?リアス?
『距離はあるが間違いない』
『この不快な感触』
『間違えるはずがない、やはり生きていたのだ』
ちょ、ちょっと、、、何?
『かなり近い、、、人類領域の、、、中だと?』
えーと、、、謎の独り言は、心の中でさ、、、
『ジロー、、、』
え?ジローって、貴様じゃないの?
『聞いてくれ、ジロー頼む』
お、おい、リアスどうしちゃったんだよ?
『我の目的を話したい、そしてその上で協力してもらいたいのだ』
『頼む』
おいおい、それって、、、恩寵を全て集めた後のやつか?
『そうだ』
『もう、、、もう、、、』
『我は奴を、、、』
『シルオールを殺す』
なあ、リアス落ち着けって
最初から話してくれよ頼むから
『、、、すまん、そうだな、話す』
おいおい素直すぎて怖えわ
それから俺は、リアスから3000年前に1人の人間を愛した魔物の話を聞いた
そして、その仇であるシルオールが突如として現れ、更には50もの恩寵士が死んだ事も
そこまで詳細に感じられたんだな
俺には戦争してる事すら教えてくれなかったのに
『興味があるとは思わなかった』
うっ、、、まぁ、なんなら毛嫌いしてたしな
それで?
恩寵は失われたのか?
『いや、恩寵士が死んだだけだな』
『じきに保管場所へ戻るだろう』
その、エレグランとか、初代聖女って
この話は?
『言っていない』
な、なんでそんな話を俺に?
『我もまたイダテン、ユイ、そして、カンツーの記憶を見ていた』
『騙したつもりは無かった、1000年貸す約束だったのだから』
あーそれはまあそうだな。
人類が返さなかっただけで
『だが、それでもその間に生きた人間達の記憶が我に』
『自分に正直に生きる事を教えてくれた』
『だから、我はジローお前に我の正直な気持ちを話したのだ』
『我は、、、我は、、、恩寵を集め、、、その力で』
『シルオールを殺す』
『もう、ミリアはいない』
『だが、』
『だが、、、』
『シルオールだけは、、、!』
えーとその、シルオールってこっちに来た頃リアスが昔ボコボコにされたっていう?
『そうだ。』
あーやっぱりそうか。
つまり、1人じゃどうしても届かないから恩寵を育てて回収してその力を合わせてリベンジって事か
『そうだ。』
うん。わかった
『本当か?』
ああ。わかった
リアスにはその、、、
こっちに来てからずっと助けて貰ったしな
それに、この前なんか殺人の手伝いまで、、、
俺だけなにもないなんてのはフェアじゃない
今それを、返さないのはなんていうか、、、
ダメだと思うから
でも、琴音とも相談するし、ミリアとか、、、恩寵士とも相談する
それに、恩寵が、無くなった後の事も目処ぐらいはつけておきたい。
人類から恩寵だけを奪うわけにはいかない
でも、リアスが恩寵を回収する事を邪魔する気もない
だから、相談させてくれ
頼む
『ああ』




