126話 大将軍ドンガッチン
イーシキハイが魔玉槍を投げるーー
ドンッ!
だが、ドンガッチンがせり上がらせた岩によって阻まれる
「効果範囲は狭いようじゃの」
そう言いつつ、その岩ごとドンガッチンは左腕で殴りつける!
ボガァン!
爆発音と粉塵が舞うーー
だが、そこには既にイーシキハイの姿は無く
ドンッ!と
ドンガッチンの泥鎧の右脚付近から音がする
「ぬぅ、、、!」
チラッと目をやるとフウマが魔玉槍を投擲したままの姿が写る
そして、左脇腹に衝撃を感じる
ドンガッチンが横目で見ると、イーシキハイが体当たりをしていた
ドンガッチンは突き出した左腕をそのまま肘から落とし
イーシキハイを地面に叩きつける!
「がはぁっ!」
イーシキハイは吐血ーー
ドンガッチンは、ほんの一瞬逡巡する
殺しはせぬ、、、話は聞かせてもらうがの!
そして、、、
ズドンッ!という音がドンガッチンの背後から聞こえ
自身の視界が空へと吸い込まれるーー
ドンガッチンの胴体は腰辺りが、消失し
上半身は仰向けに舞っていたーー
「ガボォッ!」
ドンガッチンは大量に吐血しながら、地面へと堕ちる
ドシャッ、、、
戦場の時がゆっくりと流れる
ドンガッチンは冷静に
何が起きた?
そう考えるが、、、
「ハァッ!ぺッ!」
イーシキハイが血を吐き出しながら起き上がり叫ぶ!
「まだだ!魔玉槍を!」
「左腕と首も千切れ!」
ドンガッチンには、そんな声が遠くに聞こえる
そしてーー
ドンッ!ドンッ!
そこでドンガッチンの意識は途絶えた




