114話 神話の修正か継続か
イーシキハイは
「左様でございますか」
とだけ答え、静かに自分の天幕へと戻っていった。
恩寵の構造?なんのこっちゃ?
そして、
「では、余もトルカブトへと戻るとする」
「リアス様、失礼いたします」
そういってレオグランハーク皇帝も帰っていった
け、結構なお歳なのに爆速で走るのね、、、
さ、流石恩寵士
「んもうっ!なんなのですかイーシキハイ殿は!話は途中でしたのに!」
と、ミリアは不機嫌全開でこちらへやってきた。
「そう思いませんこと?ジロー様?」
お、俺っすか?
「さ、さあ?」
あーでも、ミリアにも聞きたかった事が、、、
いや、でも不味いかな?
んーでもな、、、
やっぱり、、、
「な、なあミリア?」
「なんですの?ジロー様」
とちょっと不機嫌の余韻を残しつつ俺に返事をする。
だが、次の言葉を聞いてその表情は一変したーー
「神話はどうするんだ?」
ミリアは真剣な正に聖女の顔になり
目を閉じて考えだす。
そして、、、
「、、、」
「今は、、、いえ、、、その、、、」
そうしどろもどろになる。
あーやっぱり聞かなかったほうが良かったか、、、
『もう過ぎた事だ。変えなくて良い。そう伝えろたわけが』
とリアスに怒られた。
うん。たわけだわ。
不躾だし。
教会の根幹に関わる話だし。
そして、真実を公開する事が必ずしも正しいとは限らないって事だしな。
「ごめん。ミリア」
「リアスにも怒られたよ」
「変えなくていいってさ。」
そう言うと、ミリアは静かに目を閉じて、俺に、、、
いや、リアスに深々と頭を下げた。
神話か、、、
お前らの先祖は1000年前に神様との約束を破ったんだぞって
今を生きてる人に突きつけてなんになるってんだ
そして、、、
「その、ジロー様、リアス様、私もそろそろキーソへと戻らせていただきますわ!」
「、、、そのリアス様、いつか、、、」
「それでは、失礼いたします!」
「私もいい加減にカゲフミに戻らないとね」
「ジローももう大丈夫そうだし、コトネ嬢、非常に有意義な時間だったよ、、、」
そう言ってあっさりと、ミリアとイーシキハイは自分の領土へと戻っていった
「また、2人になっちゃったね」
「ああ、寂しくなるな」
「まぁ、、、でも、なるようになるさ!たぶん、、、」
この数日は本当に色々あった。
でも、俺は、恩寵士なんだ、、、
少なくとも、イダテンの民達にとっては
「行こう、琴音」
「うん、次郎」
そして、俺たちはイダテンの地へと足を踏み入れたーー




