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=世界を知る  作者: 真知コまち


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№_05_曖昧模糊

~登場人物紹介~

 主人公・・園久そのひさ ゆう 

 探偵・・高見たかみ 夏樹なつき

 霊察・・節那ふしな 緋色ひいろ

 緋色の守護霊・・淡代あわしろ ゆき


 _(たかみ)「ああ。()()()君」

_(ふしな)()()()だ!」

_(ゆう)「だれ?」

_(ふしな)「お前こそ、誰だ!」

 _(たかみ)「こちら→警察官」

 _(たかみ)「こちら→民間人」

_(ふしな)「何!民間人を避難させなかったのか、高見!」

 _(たかみ)「知りませんよ。私が着いた時には、警官が避難した後だったので」

_(ふしな)「・・・この件は、上に報告しておく」

 _(たかみ)「評価が下がります、止めて下さい。お願いします」

   土下座した高見。

_(ふしな)「金のために、そこまでするのか…」

_(ふしな)「民間も辛いな。それで、あの霊はなんだ?」

   壁に埋もれた、剛を指差す。

 _(たかみ)「さあ。なんでしょうね~」

_(ふしな)「はぐらかすか…まあ、いい。悪餓は祓ったんだ、好きにしろ」

 _(たかみ)「君の融通が利く所、大好きです。」

_(ふしな)「ちっ。さっさと、消えろ!」

_(ゆう)「じゃあ~」

_(ふしな)「待て…」

  ガチャリ。

_(ふしな)「お前は、逮捕こっちだ」

_(ゆう)「ですよね…」

  

   取調室の椅子に、縛られた悠。

 _(ゆき)「え~と。年齢は、19歳。前科は、9犯!すごいね~君」

_(ゆう)「ありがとうございます」

 _(ゆき)「褒めて無いよ」

 _(ゆき)「窃盗罪、器物損壊罪。不法侵入に、無銭飲食と、繰り返し犯罪を犯している」

 _(ゆき)「しかし裁判では、これまでの被害者に返金、返品をしているため、反省の意思があるとして、減刑を受けている?」

 _(ゆき)「反省ね~」

_(ゆう)「なに、文句あんの?」

   ゴン!

 _(ゆき)「はい。傷害罪ね」

_(ゆう)「はぁーふざけんな!机にぶつかっただけじゃん」

_(ふしな)「雪、もういいぞ」

 _(ゆき)「は~い」

   警官は、壁をすり抜けて、取調室を出て行く。

_(ゆう)「えっ・・・」

_(ふしな)「何をしている。お前も出ろ!」

_(ゆう)「いや、椅子に縛られて」

_(ふしな)「足は、縛っていない。立って、自分で歩け」

_(ゆう)「・・・はい」

   前かがみの姿勢で、椅子の足を地面に擦りながら、必死に歩く。

 _(たかみ)「あ、お疲れ様でした」

_(ゆう)「あんたか。はぁはぁ、何でここに?」

 _(たかみ)「君を、引き取りに」

_(ゆう)「?」

_(ふしな)「審査は、合格だ。園久悠、今日からお前は、高見の事務所で働いてもらう」

_(ゆう)「は⁇」

 _(たかみ)「よろしくね、悠くん」

_(ゆう)「働く?逮捕は?」

_(ふしな)「高見は、霊関係の探偵事務所を経営している。犯罪に関しては、保護観察処分とする」

_(ゆう)「やったー!でも、なんで?」

 _(たかみ)「この業界は、人手不足なんですよ」

_(ゆう)「業界?」

_(ふしな)「霊に関係する仕事は、色々と数がある」

_(ゆう)「儲かる?」

 _(たかみ)「民間の組織は、稼げますよ。主な収入は、税金だけどね」

_(ふしな)「ちっ。政府は、秘密裏に民間の祓い屋と契約して、悪餓の被害を隠蔽してきた。それでも、悪餓の事件は、年々増加している」

 _(たかみ)「霊が見える人間は少ない。だから警察は、犯罪者の手も借りたいそうです」

_(ふしな)「ちっ。勘違いするなよ。また、犯罪に手を染めることがあれば、容赦なく逮捕する」

_(ゆう)「はーい」

_(ふしな)「こいつ!」

 _(ゆき)「まあまあ、落ち着いて。取り敢えず、おめでとう。悠くん」

_(ゆう)「あんたは…さっきの幽霊!」

 _(ゆき)「あはは。怖がらせて、ごめんね。審査だったから」

_(ゆう)「はあ…」

 _(ゆき)「あ、私は、淡代 雪。あれの」

_(ふしな)「雪!犯罪者に余計なことを喋るな」

 _(たかみ)「こちらは、節那 緋色くん。28歳」

_(ふしな)「おい!高見」

 _(たかみ)「私は、高見 夏樹。年齢不詳です」

_(ふしな)「まだ、年齢を隠しているのか…」

 _(たかみ)「モテたいからね」

_(ふしな)「その年齢で…逆に、モテないだろ」

 _(たかみ)「・・・帰ろうかな」

_(ふしな)「待て。始末書と業務報告書を提出して…」

_(ゆう)「もう、帰りましたよ」

 _(たかみ)「さようなら~」

   いつの間にか、階段まで移動していた、高見。

_(ふしな)「あいつ…」

  そろ~

_(ふしな)「待て」

   後ろから、首根っこを掴まれた、悠。

_(ふしな)「新人探偵。お前が、始末書を書け」

_(ゆう)「書いたこと無いので

_(ふしな)「書け!」

_(ゆう)「・・・はい」

_(ふしな)「融通が利いて、助かるよ」 

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