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=世界を知る  作者: 真知コまち


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23/48

№_23_安居楽業

~登場人物紹介~

 主人公・・園久そのひさ ゆう

 悠の守護霊・・勘凪かんなぎ つよし 

 探偵・・天張あまばり 緒乃葉おのは 

 警察・・節那ふしな 緋色ひいろ

 緋色の守護霊・・淡代あわしろ ゆき

 謎・・羽賀魔はがま てん

 天の守護霊・・朽木くちき 縷射るい

 謎・・未吉みよし りゅう

 龍の守護霊・・紘街ひろまち りん


街の裏通りに戻り~


_(〘てん〙)「ふふ。この状況なら、っていいよね?」


_(〘りゅう〙)「…止むを得んな。だが、お前の相手は、こっちだ」

   緒乃葉に敵意を向ける天を、持ち上げ、緋色に向けさせる、龍。


_(〘ひいろ〙)雑魚ちびの方が、俺の相手だと?舐められたものだな!」

   取り出した手袋を着け、手を握り込む、緋色。


_(〘てん〙)雑魚ちびね~本当に、そう見える?」

   薄ら笑いの天が、体の形状を、うねうねと変化させる。


_(〘ひいろ〙)「いつ見ても、悪餓状態の人間は、気持ち悪いな!」


   表情を無に変えた天が、緋色に向かい走り出す。


_(〘ひいろ〙)「…雪」

   落ち着いた声色で、背後の雪を呼び出す。


_(〘ゆき〙)「は~い」

  バリバリバリ!


   雪が、吹き出した氷塵が、辺り一面を氷原に変えた。


_(〘てん〙)「あれれれ?」

   氷塵を浴び、全身を、氷で固められる。

_(〘てん〙)「凄~い。”よる”の、情報通りだ!」


_(〘りゅう〙)「いや、これは、情報以上の威力だぞ、天。あまり、気を抜くな…」

   氷で覆われた自分の下半身を、強引に弾き飛ばす。

 

_(〘おのは〙)「ちょっと。私まで、凍らせるつもり?」

   浮遊させた刀の柄に、片足を乗せ、氷を回避した緒乃葉が、緋色を強かに睨む。


_(〘ひいろ〙)「…人間なまみのお前には、効かないだろ?」

_(〘ひいろ〙)おれは、そいつの脚を、うばう目的だったんだが…後は、自力でれ」


_(〘おのは〙)「それにしては、随分と、貧弱なこうそくですこと…」


_(〘ひいろ〙)「今出せる、全力を出したんだがな⁉」

   久々に破壊された強者こおりに、思わず笑顔いかりが零れる、緋色。

_(〘ひいろ〙)「まぁ、こちらは、早々と終わってしまった様だが…」


_(〘てん〙)「はぁ~龍の方が、相性よかったんじゃない?」

   全身を覆う氷が、二つに割れ、体から離れて行く。

_(〘てん〙)「ありがとう、縷射」

 

_(〘ひいろ〙)「やはり、名持ちの悪餓か…雪、本気を出す」

_(〘ひいろ〙)見張あたりの捜査員に、退避の指示を送れ」

 

_(〘ゆき〙)「…うん、分かった」

   緊張した面持ちで、氷の花火を打ち上げる。


_(〘てん〙)「良かった~あれが、全力じゃなくて…少しは、楽しめそうだね」


_(〘ひいろ〙)「雪!」


   雪は、無数の氷槍つららを、空中に作りだし、天に放つ。

   しかし、直進した氷槍つららは、天に当たる目前で、進路を壁に替えてしまった。

 

_(〘ひいろ〙)「遠距離は、駄目だな…次だ」

   冷静に見定める緋色は、雪に氷剣を作らせる。


_(〘ゆき〙)「出来たよ、緋色」

   氷剣を緋色に手渡し、雪煙と成り、姿を消す。


_(〘てん〙)「消えちゃった!まぁ、無駄だと思うけどな~」


距離を詰め、天に斬りかかる、緋色。

緋色の氷剣に合わせ、上半身を左右に動かし、斬撃を避け続ける、天。

死角すきを衝いた雪が、氷槍つららを放つが、天に近づいた途端、進路が反転してしまう。

始めから、跳ね返されると予測していた雪は、体を透過させ、氷槍つらら交わす。

しかし、通過した氷槍つららは、再び進路を変え、緋色めがけて進み出した。 


_(〘ゆき〙)「緋色!」


_(〘ひいろ〙)「ああ、問題無い。予定通りだ…」

   氷槍つららが氷霧に変わり、緋色と天の視界を奪う。


_(〘てん〙)「はあ~そんなの、ずるいよ!」


   緋色の氷剣が、天の右腕を、切り飛ばす。


_(〘てん〙)「痛~い…なんてね!」

  

_(〘ひいろ〙)「⁉」


   切り飛ばした右腕は、宙に浮き、血の一滴も垂れていない。


_(〘てん〙)「ふふふ、びっくりした?」


_(〘ひいろ〙)「・・・これは、時間が掛かりそうだな」

   氷剣から振り払われた血が、氷の地面に、三日月を描く。



  建物の上を移動し、天と緋色たちから離れた、龍と緒乃葉。


_(〘りゅう〙)「そろそろ、始めるか…」


_(〘おのは〙)「私は、何時どこでも、構いませんけど…」


_(〘りゅう〙)「燐!」


  守護霊を呼んだ龍は、鎧の様な黒闇を、全身に纏った。

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