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=世界を知る  作者: 真知コまち


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19/48

№_19_阿鼻叫喚

~登場人物紹介~

 主人公・・園久そのひさ ゆう

 悠の守護霊・・勘凪かんなぎ つよし 

 探偵・・天張あまばり 緒乃葉おのは

 新人探偵[巫女]・・矢真白やましろ もも

 百の父・・矢真白やましろ 鉄男てつお

 謎・・羽賀魔はがま てん

 謎・・未吉みよし りゅう


_(〘ゆう〙)「剛⁈」


 _(〘てん〙)「ダメだよ、龍。大事になったら、厄介なんだから」


 _(〘りゅう〙)「目的は達した。てきが来ても、逃げるだけだ」

    剛が衝き破った壁の奥から、血を付けた大男が出て来る。


_(〘ゆう〙)「誰だよ。あんた達?」

   ゆっくりと近づく龍を、冷静な表情で睨む、悠。


_(〘つよし〙)「あほ。逃げろ…」

   ダメージを負った剛が、起き上がる。


   その様子を見た龍が、起き上がろうとする剛へと、進路を替えた。


 _(〘てん〙)()()()、ダメだって!それ、”特異種とくいてん”だから」


 _(〘りゅう〙)「こいつが、例の奴か…全く、楽しめそうに無いが?」


 _(〘てん〙)「そう?あいつよりは、楽しめると思うけどな~」


_(〘ゆう〙)「楽しめそう?」

   笑いを堪える天に、不機嫌な顔で、問い掛ける、悠。


 _(〘てん〙)「ふふ、そう!見てよ、あれ」

    くすくすと笑う天が、社務所奥を指差す。


   覗き込んだ悠の目には、血溜まりの床と、壁に貼り付けられた鉄男の姿があった。


_(〘ゆう〙)「はあ~れたわ…」

   横で腹を抱えて笑う天に、殴り掛かる、悠。


    顔面に迫る拳を、余裕で受け止める、天。

 _(〘てん〙)「いきなりは、止めてようよ。悠くんと戦うつもりは、無いんだからさ!」


   掴まれた腕を払い飛ばされた悠は、横腹を天に蹴られ、激しく吹き飛んだ。


_(〘つよし〙)「悠!」


   血を吐き、上半身を起こそうとする、悠。

_(〘ゆう〙)「ぐはっ。この馬鹿力、人間じゃねぇだろ…」


 _(〘てん〙)「ひどい!人間だよ、一応?」

    天は、腕を組みながら怒り、地団駄を踏む。


 _(〘りゅう〙)「おい。あれも、壊してはいけない者だぞ」


 _(〘てん〙)「分かってるよ…少しあばれりないけど、帰ろうか?」


   剛と悠を、ぼろぼろにした二人は、その場を去ろうとする。


_(〘ゆう〙)「待て…」


 _(〘てん〙)「待てと言われて、待つ奴なんて居ないよ~」


_(〘おのは〙)「待ても出来ないなんて、貴方は、犬以下なんですね…」


 _(〘てん〙)「は⁉」


  シュッ。

   飛んで来た来た緒乃葉の刀が、振り返った天の顔を掠める。


_(〘ゆう〙)「緒乃葉…先輩!」


_(〘おのは〙)「緒乃葉”様”でしょ!」

   倒れた剛と悠を、天と龍の視線から消す様に、緒乃葉が現れた。


 _(〘てん〙) 「いいの?大事な武器を、投げ捨てちゃって?」


_(〘おのは〙)「さぁ、どうですかね?」

   遥か彼方に飛んで行った刀が、反転し、天の背後に迫る。


    迫り来る刀を、平然と素手で振り払う、龍。

 _(〘りゅう〙)「天…気をつけろ」

   

 _(〘てん〙)「大丈夫だよ。あれは、自由に操れるだけの、のうりょくなんだから」


_(〘おのは〙)「まるで、私ののうりょくを、知っているかのような口振…気持ち悪いですね」

   振り払われた刀を、自分の手元に戻し、二人を睨む、緒乃葉。


 _(〘てん〙)「あはは、挑発された~!でも、早く帰らないと、怒られるからさ~」

    首を横に振る龍を見て、困った顔で悩む、天。


 _(〘てん〙)「ばいばい」

    緒乃葉の挑発に、万遍の笑顔を返し、天たちは、神社を去った。


_(〘おのは〙)「…百さん、出て来ても良いですよ」


     物陰に隠れていた百が、顔を出す。

  _(〘もも〙)「怖かった…何あれ?」


_(〘ゆう〙)「追って・・・」

   口の血で、会話が儘ならない悠が、声を絞り出す。 


_(〘おのは〙)「無理ですね。流石の私でも、あれに二対一では、勝てそうにありません」

   立ち上がろとする悠に、手を差し伸べる。

_(〘おのは〙)「まずは、傷の手当が先です…」


   緒乃葉の肩を借り、起き上がった悠は、社務所奥を指差す。

_(〘ゆう〙)「・・・あっち」


  _(〘もも〙)「きゃああああ」

     突然、百の叫び声が、神社に響く。


   肩に置かれた悠の腕を、振り払い、崩れ落ちた百に、駆けよる。

_(〘おのは〙)「はぁー最悪です・・・」

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