(4.0) 情報社会について
主人公の転生した世界で、今まで情報社会について一般的な言葉として利用してきたが、ここで改めて定義します。
ただその前に前提を説明する必要があります。
その前提とは社会科学と自称している学問は、科学というより本質的に仮説であるという事です。
自然科学にも仮説のレベルがありますが、特に社会科学の内、イデオロギーに関しては仮説です。
つまり、これから定義する情報社会の説明も仮説です。
その前提で、情報社会とは、情報が電子化され、物質的な基盤の制限を超えた情報が物質情報より現実社会に影響が大きくなった社会であるとします。
ここで一つ例をあげるなら、風評被害があります。
風評被害が人の生命、財産を簡単に奪うことはKさんをはじめあまりにも多い。
もちろん法人としての企業も同様である。何時、風評被害で倒産してもおかしくない社会に既に変貌しています。
ここに関して法律衡平社会とは、まったく異質です。
やっと事実によって法律による衡平な社会が実現したかに思えたら、風評被害に振り回される社会に変貌している。
これは、人が情報について真偽を確めるべきだと言うなら、情報社会の本質が理解されていなません。
情報社会とは、物質情報(現実)より情報が大きな影響をもっている。
例えば為替取引である。電子決済は紙幣の総額より遥かに多い。
もちろん、一部の分野だと言うなら、あなたに聞きたい。
今度の休みに彼女と、どの店で食事をするかについてネットで検索するのは当然の行為のはずです。
情報について検索して判断することは当然なのです。
これが社会の隅々まで浸透している。
これが情報社会であす。情報社会以前のように自分の目で物質情報(実際の店)を確めてから判断するのではありません。
まずネット上の電子情報を確める。これが判断の基準に変貌しています。
つまり、人々の意識が物質情報より電子情報に移行しており、実際の経済活動も電子情報に移行している社会、これが情報社会です。
ここで情報社会の最低限の前提が必要になります。
情報に嘘を混ぜる行為がその得た利益に対して処罰される必要性です。
サギ師の嘘の被害が情報社会では、法律衡平社会に比べ激増しているのです。
これが情報社会における最低限の対応である。
まだ、情報衡平社会における最低限の前提には、不充分ですが少なくとも、サギ師の嘘には対応する必要がある。
(詳細は別記『衡平な社会の税制について』参照。)
なお主人公の転生した世界における最大の大嘘、均一主義については、詳細は以下に説明しています。
・『均一主義(共産主義)について』
・『「人新世」の資本論について』
なお、社会科学に関しての説明には、こちらの世界の文献、
『日本人が教えたい新しい世界史』 宮脇淳子 著
からインスピレーションを得ています。
また、為替取引については、
『現代経済学の直観適方法』 長沼伸一郎 著
からインスピレーションを得ています。