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(5) 情報システムの基礎の基礎

 情報社会は情報システム社会であることは、ほとんどの人にとって自明のことでしょう。

 しかし、情報システムが何かについては、スマホとパソコンのイメージの延長でしかないのではないでしょうか。

 もちろん、ここでの説明が古いことは認めます。

 しかし、情報システムについての基礎の基礎にはなることを目標になるべく分かりやすく説明します。


 まず、情報システムに似ている機能は、あなたも持っていると言うとビックリするでしょうか?

 実は人は情報を五感(眼、耳、鼻、・・)から入力して、脳で過去の記憶から判断している。

 つまり、人は情報システムと言える能力を持っています。

 言葉を変えれば、人のそのような能力が進化したものが情報システムだと考えられます。

 そしてこの情報システムが急速に進化しています。


 形容詞で表現しても分かりにくいと思うので、かなり古いのですが、Googleのシステム(2008年時点)の話をしましょう。

 アメリカのオレゴン州に建設されたデータセンターの話です。

 このデータセンターには、最大64万台にも及ぶマシンが想定されています。そしてデータセンターは、ここだけではなく、他にも40万台程度を予定しているセンターが世界中に複数あります。


 分かりやすくたとえれば、日本の個別のCPUが一番か二番かの議論自体がいわば戦鑑巨砲主義です。

 つまり、世界で一番のCPUが戦艦大和だとして、如何に世界最大の巨砲を持つとしても、64万機に及ぶ戦闘機と爆撃機に勝てるはずがありません。

 

 ここで、パラダイムシフトが起きたのです。

 Googleは、安値のCPUとメモリで、処理を超並列化してこなすための情報システムを構築したのです。


 このようなことが起きたし、起きているのが情報システムの世界です。


そして、情報社会における中核技術(コア)が情報システム技術です。

 この情報システム技術こそ、それぞれの社会が生き残る為のカギです。



 参考 『Googleを支える技術』 西田圭介 著


 これらの基礎情報で基礎の基礎だと考えますが、未だに日本において一般の人々が理解しているのか不安になります。

 あくまで一般的な感想ですが、今の義務教育は、情報システムについて必要最低限の基礎知識を与えているのでしょうか?

 今の義務教育は産業社会についての知識教育であり、情報社会についての知識教育は不十分だと考えます。

 また、義務教育の機会が若者だけに集中しているシステムでは、中年層以後にもオンライン教育などで機会を持たなければ、その社会では若者と中年層以後が分断されてしまいます。

 情報社会での義務教育については、内容と教育システムの変革が必須だと考えます。



 



 

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