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トランシルヴァニアの迷信。 TRANSYLVANIAN SUPERSTITIONS.  作者: エミリー・ジェラルド Emily Gerard/萩原 學(訳)
14/14

14. 結

この国にはびこるさまざまな迷信をすべて列挙しようとすれば、きりがない。ここに挙げた3つの主要な定義のほかに、このテーマは無数の枝分かれした側面から構成されており、さらに羊飼い、農民、狩猟者、鉱夫、漁師などの民間伝承に分けられるかもしれない。

It would be endless were I to attempt to enumerate all the different sorts of superstition afloat in this country; for besides the three principal definitions here given, the subject comprises innumerable other side branches, and might further be divided into the folk-lore of shepherds, farmers, hunters, miners, fishermen, &c., each of these separate callings having its own peculiar set of signs, customs, charms, and traditions to go by.

迷信は、心のバランスのとれた人なら誰もが絶やしたいと願う弊害だが、こうした空想の中には優美で示唆に富むものがあることは否定できない。イラクサや荊は、いたずらな植物とはいえ、風景の中に絵のように登場することがある。厳格な農学者は根こそぎ刈り取られることを喜ぶに違いないが、心優しい芸術家なら、後悔のため息をつくのも自由だろう。

Superstition is an evil which every person with a well-balanced mind should wish to die out, yet it cannot be denied that some of these fancies are graceful and suggestive. Nettles and briars, albeit mischievous plants, may yet come in picturesquely in a landscape; and although the stern agriculturist is bound to rejoice at their uprooting, the softer-hearted artist is surely free to give them a passing sigh of regret.


E. Gerard.

以上。

エミリー・ジェラルド女史には The Land beyond The Forest (森の彼方の国)という本もあり、これも未訳である。誰か訳してくれないかな…|д゜)チラッ

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― 新着の感想 ―
[一言] 自分もすでに資料としてDeeplと辞書突き合わせて翻訳してあるのですが、内容を比較出来てありがたいです(なお『森の彼方の国』は分量見てくじけました)。
[一言] 貴重な稀覯本翻訳ありがとうございます。 東方教会やオリエントの価値観やなぜかサクソン人 であるのにドルイドの慣習や迷信が見受けられるのが 興味深いです。プラハやブダなどの東欧がロシアやカソリ…
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