これが量産型の日常です。
____2022年10月2日0時00分
私は16回目の誕生日を迎えた。
インスタやLINEには友達からのお祝いのメッセージが来ていた。多すぎず、少なすぎない程よい量の通知が溜まっていた。
今年の誕生日は新しい友達からのお祝いもあり、実は少し前からワクワクしていた。だがその反面、「誰も祝ってくれなかったらどうしよう」と言う考えも頭の中に潜んでいた。
「良かった。みんなお祝いしてくれた」
少しの安心感で幸福を得た0時28分
明日の学校に向けて今日もまた静かに目を閉じる。